2005年09月04日

●社会的信用

「それではさっそく打ち合わせをしましょう。御社にうかがいますよ」
そう言われるたびに慌てて理由をでっち上げ、打ち合わせ場所を相手のオフィスに変更してもらう。
なにしろ我が社はオフィスとは名ばかりの1DK。
住居を兼ねている部屋の半分をベッドが占めていて、生活感がいっぱい。
とても打ち合わせができる環境ではないなのだ。

SOHOだとか職住接近だとか言えば聞こえはいいが、仕事に支障が出てくるのはさすがにヤバイ。
せめて簡単な打ち合わせや仕事専用に使えるスペースを確保すべく、物件探し作戦を開始した。

毎回のことだが、部屋探しをするたびに憂鬱になる。
いかに社会的信用がないかを痛感させられるからだ。
フリーランスの放送作家から一応「会社経営」になったからといって、資本金1円の創業1年数ヶ月の超零細企業では家主さんは信用してくれない。
19才で実家を出てから一人暮らし歴20年弱、家賃を滞納したことなど一度もなくても、引っ越そうとするたびに納税証明だの決算書類だのを提出して、ゼロから信用を証明しなければならないのだ。

クレジットカードを作るときに照会されるナンタラ信用協会の個人データって、こういうときに使えないのだろうか?
大手有名企業に勤めていれば話もスムーズに進むらしいが、終身雇用制が崩壊して契約で働く人が多くなった昨今、それだけが安定収入の証明になるとは思えない。
な〜んて考えるのは、大きな会社に勤めたことのない人間のひがみかしらん?

2005年08月09日

●アメックス、えらい!

先日ジャパンネット銀行に口座を開いたとき、会社名義のクレジットカードを申し込んだら、あっさり却下された。
会社経営の先輩に聞くと、設立から2年くらい経たないと無理だと言われたので、そんなもんかなと思っていたのだが、アメリカンエキスプレスのビジネスカードを申し込んだら、あっさり申請が通ってカードをゲット!
おそらく、十数年間滞納なしの個人会員実績が評価されたのだろう。

そういえば、20代で最初にクレジットカードを作ろうと思ったときも、フリーランスに厳しい他社に比べていち早くカードを発行してくれたのがアメックスだった。
ローソンカードには落とされたのに、アメックスのカードが届いたときは、嬉しかったっけなぁ。
ユーザーのプライドをくすぐるブランド戦略にまんまとハマりそうだ。

いずれにせよ、これで経費精算がちょっと楽になる、かな。

2005年04月07日

●ジャパンネット銀行に口座を開いてみた

有限会社ミンナハッピーの創業からまもなく1年。
初めての決算を迎えることになった。
が、僕に複雑な決算書が作れるわけもなく、基本的に税理士さんにお任せだ。
とはいえ、会社を立ち上げてから、前よりお金のことは勉強するようになった。
見積もりだの請求書だの源泉徴収だの、以前は誰かがやっていてくれたことを自分でやらなければならないからだ。

そんな会社としてのお金のやりとりは、これまで東京三菱銀行の法人向けウェブバンキングサービスBizSTATIONを利用していたのだが、このサービスには不満があった。

まず第一に利用時間が8:00〜21:00に限られていること。
毎日終電で帰ってこれるか来れないかという日常を送っている僕にとって、落ち着いてネットに向かえる時間に使えないのは痛い。
せっかくのウェブバンキングなんだから24時間オープンしていて欲しいと思うのだ。

第二にMacに対応していないこと。
ま、ビジネスユーザーはMacなんて使わないんだよ、と言われてしまえばそれまでなのだけれど、日常業務をMac1台でこなしている身としては、これだけのためにWindowsを立ち上げるのは効率が悪すぎる。
せめて残高照会と振込くらいはMacにも対応して欲しい。

そんな不満を解消すべく、ジャパンネット銀行に口座を開いてみた。
ネット専業銀行だけに365日24時間利用可能でMacにも対応している。
おまけに、振込手数料が安いのもありがたい。

ま、いろいろあるんで、東京三菱銀行の口座も残しておくにしても、メインバンクはジャパンネット銀行の方になりそうな予感。

2005年01月06日

●顧問税理士

有限会社ミンナハッピー設立から9ヶ月。
会計のことも初年度くらいは自力でやろうと考えてきたのだが、知人の会社経営者に決算書類を見せてもらって、すっかりメゲてしまった。
ただでさえ金勘定は苦手なのに、こんなに大量の書類を作るなんて僕には無理だ!
ということで、その知人に税理士のKさんを紹介してもらい、お会いする。

まだまだ自分1人食っていくのが精一杯のひよっこ会社。
会計の専門知識なんてほとんどない素人社長に親身のアドバイスをしてくれるKさんは非常に力強い。
「鈴木さんは本業を頑張ることだけを考えて下さい。お金のことは我々が全力でバックアップしますから」という言葉に背中を押されて契約することに。
顧問税理士がいるなんて、なんだかいっぱしの会社みたいじゃないか(笑)。

顧問料くらいはちゃんと払えるように本業をしっかり頑張らなきゃ、と思いを新たにしたのだった。

2004年05月26日

●会社ロゴができた!

有限会社ミンナハッピーの設立から1ヶ月半が経とうとしているのに日常業務にかまけて、やらなきゃいけないことをついつい先送りしてしまっている。
ウェブサイトはもちろん名刺でさえまだ作っていないのだ。
そろそろやんなきゃいかんでしょ。

実は登記と同時にドメインは取得してある。
「ミンナハッピー」のゴロ合わせで「378p.jp」。
「minna-happy」より文字数が少ないし覚えやすくていいでしょ?
付け焼き刃で勉強したFlashでとりあえずトップページだけ作ってみた。
内容はな〜んにもないけど(笑)。

続いては名刺。
名刺といえば会社のロゴだが、残念ながら僕には絵心ってものがない。
そこへ救世主が登場!
友人のケンシンがロゴを作ると名乗り出てくれたのだ。
4種類も用意してくれた候補の中から僕が気に入ったのはこれ!

378p_logo.JPG
題して「ザ・逃げる放送作家」(c)ケンシン
〆切という名の現実から逃避している間にアイデアを思いつくというコンセプト。
いいねぇ、僕にピッタリだ(笑)。
サンキュー、ケンシン!

名刺のデータも作ってもらったので、ケンシンお薦めのBUSINESS名刺印刷所で紙見本を請求する。
よし、これで名刺は時間の問題だ。

あとはウェブサイト。
とりあえずテキストだけでも作ってみようかな(^^)

2004年05月10日

●「ミンナハッピー」という社名

タニー社長のたにーさんが音頭をとって「有限会社ミンナハッピー設立記念パーティー」を開いてくれた。
会社ができてから間もなく1ヶ月。
日常業務はな〜んも変わっていないのだが、なんにせよ仲間が集まる口実ができるのはいいことだ(笑)。

「ミンナハッピー」という社名は一見ふざけているように受け取られるかもしれないが、実は高い志(?)を表明したものだ。

たとえばテレビ番組を作る場合で説明すれば、僕はまず面白い企画で視聴者をハッピーにしたい。
そうすれば視聴率が上がってスポンサーもテレビ局も、番組スタッフもハッピー。
僕が関わることで周りの人たちがハッピーになるのなら、それが僕をハッピーにするのだ。

ちょっとスカして英語で言えば「Making you happy makes me happy」。
順番は「エンドユーザー→関係者→僕」でなければならない。
自虐的なような気がしないでもないが、それが僕の性分なのだ。

19才で放送作家稼業を始めて早18年目(おいおい、人生の半分近くだよ!)。
会社設立を機にハッピーの輪を少しでも大きく広げられればいいなと思う。