「天使と悪魔」

「天使と悪魔」 ダン・ブラウンが「ダ・ヴィンチ・コード」の前に書いた小説。 僕には「ダ・ヴィンチ・コード」よりこちらの方が面白く、あっという間に読破してしまった。 どこが面白かったかというと、まず第一に「宗教と科学の対立」というテーマ設定。 冠婚葬祭くらいでしか宗教と接しない日本人にとってはピンと来にくいかもしれないけれど、キリスト教の影響の大きいアメリカの一部地域では「神の創世記に反する」という理由で教科書で進化論を教えないという話を聞けば、なんとなく両者の対立構造が想像できるかもしれない。 本作ではキリスト教の総本山・バチカンと現代科学の最先端・セルン(欧州原子核研究機構)を対置して、両者の本質をあぶり出している。 ...

2005年3月3日 · 2 分 · Hiroshi Suzuki

「科学する麻雀」

科学する麻雀 最近ほとんどやってないけれど、麻雀はけっこう好きだ。 負けるより勝つ方が楽しいのは言うまでもない。 しかし、自分で常識的だと思っている打ち方が確率論に基づいたベストではないとしたら? ...

2005年2月12日 · 1 分 · Hiroshi Suzuki

「希望格差社会」

「希望格差社会?「負け組」の絶望感が日本を引き裂く」 ベストセラーランキングに入っていて、前からタイトルが気になっていた本。 以前に「パラサイト・シングル」という言葉を作り出した著者と聞いて、なんとなく「どうせキャッチコピーだけ巧くて内容はたいしたことないんだろうな」と勝手に思いこんでいたのだが、予想はいい方に裏切られた。 著者の仮説は「日本社会は将来に希望が持てる人と将来に絶望している人に分裂していくプロセスに入っているのではないか」ということ。 いわゆる「勝ち組」と「負け組」の格差が起こりつつある社会背景とその結果起きる影響を様々なデータを元に提示している。 ...

2005年1月29日 · 2 分 · Hiroshi Suzuki

「たくさんの人にお金を出してもらう仕組みがわかる本」

たくさんの人にお金を出してもらう仕組みがわかる本 といっても、ネズミ講や詐欺の本じゃない。 最近話題のアイドルファンドや映画ファンドなどの資金調達の仕組みを解説した本。 実は最近、エンタテイメントファンドの企画を考えたい、という相談を受けたこともあり、ちょっと勉強しておこうと思ったのだ。 ...

2005年1月26日 · 2 分 · Hiroshi Suzuki

「『Jリーグ』のマネジメント」

J-wave「TOKYO CONCIERGE」でお世話になっているスポーツ総合研究所所長・広瀬一郎さんの著書「『Jリーグ』のマネジメント?『百年構想』の『制度設計』はいかにして創造されたか」を読む。 1993年にスタートしたJリーグを制度設計という経営学的観点から分析した本。 初代チェアマン川淵三郎氏をはじめとする関係者へのインタビューで再現されるJリーグ立ち上げの舞台裏はリアリティ抜群。 さらに、ロサンゼルス以降のオリンピックやワールドカップが商業化に成功していく背景でテレビがはたしてきた役割などスポーツビジネスとメディアの関係の分析も興味深い。 広瀬さんの持論「スポーツビジネスにはマネジメントが必要だ」の真意がこの本を読んで理解できたような気がする。 ...

2005年1月15日 · 1 分 · Hiroshi Suzuki

「30分で5億売った男の買ってもらう技法」

「30分で5億売った男の買ってもらう技法」 著者はシナリオライターでテレビの構成作家。 テレビショッピング番組にある手法を取り入れたところ、30分で5億円の売り上げを上げたという。 その手法とは「物語論法」。 単に商品の情報を伝えるのではなく、そこに起承転結の「物語」を構成することによって商品を買いたくさせるという方法だ。 「人間は根源的に物語を欲している」「人にモノを買わせることは、人を物語で感動させることに似ている」という著者の主張にはエンタテイメント屋として同意できる。 ...

2005年1月1日 · 2 分 · Hiroshi Suzuki

「ダ・ヴィンチ・コード 」

J-wave「TOKYO CONCIERGE」でご一緒させてもらっている望月理恵さんオススメの「ダ・ヴィンチ・コード 」読了。 小説らしい小説を読んだのは久しぶりだったのだが、面白かった。 キリスト教の根幹を揺るがす意外な仮説と謎の秘密結社。 そして、ダ・ヴィンチの作品に隠されたメッセージ。 ヨーロッパで大激論になったという初期キリスト教の聖杯伝説を軸にミステリーが展開する。 芸術作品や秘密組織など、物語の前提となる事柄が事実だというところがミソ。 ネタバレになるので詳しくは書けないが、少なくとも僕はそんなことを想像したことすらなく、びっくりした。 ...

2004年11月6日 · 1 分 · Hiroshi Suzuki

『「人口減少経済」の新しい公式』

「人口減少経済」の新しい公式?「縮む世界」の発想とシステム読了。 かなり面白かった。 高齢化社会で年金制度が破綻するとかなんとかはよく言われているけれど、これまで当たり前と思われていた人口増加が減少に転じると何がどう変わるのか。 ...

2004年10月19日 · 2 分 · Hiroshi Suzuki

「上達の法則」

「上達の法則?効率のよい努力を科学する」読了。 仕事でも趣味でも勉強でもスポーツでも、あらゆる技能の習得には効率のよい上達の法則がある。 単純に練習の量や時間ではない、その法則を、社会心理学者の著者が科学的に分析した本。 読んでいくうちに「そういえばスノボの練習をしてるときにそんな感じがしたことがあったなぁ」とか、「受験勉強のときも同じ感じだった」とか、これまでの経験と照らし合わせながら、「上達するプロセス」とは何なのかが感じ取れていく。 ...

2004年10月4日 · 1 分 · Hiroshi Suzuki

「プラトニックチェーン」

著者の渡辺浩弐さんが送ってくださった「プラトニックチェーン(03)」読了。 何でも検索できる万能サイト「プラトニックチェーン」や女子高生、携帯電話、渋谷、バーチャルネットワークといったキーワードをモチーフに超近未来を描いたSFショートショート集。 現在の技術がちょっと進歩すれば現実になりそうな世界を舞台に、浩弐さん特有のブラックな物語が展開する。 もしかしたら10年後にはSFじゃなくなっているかもしれないというところがリアルだ。 いや、もしかしたら作家の想像力が技術進化の方向を決めるのかもしれない。 ...

2004年9月3日 · 1 分 · Hiroshi Suzuki

「負け犬の遠吠え」

「TOKYO CONCIERGE」27日放送分のゲストに来てくれることになったエッセイスト酒井順子さんの「負け犬の遠吠え」を読む。 「30代以上・独身・子なしの女性は負け犬」と、このところテレビや雑誌でも盛り上がっている“負け犬論争”の火付け役になったベストセラーだということは知っていたが、「女の話だし、男にゃ関係ないだろ」とスルーしていた本。 が、予想に反して面白かった。 特に年齢に関するくだりは性別の枠を越えて共感してしまった。 ...

2004年6月25日 · 1 分 · Hiroshi Suzuki