「天使と悪魔」
「天使と悪魔」 ダン・ブラウンが「ダ・ヴィンチ・コード」の前に書いた小説。 僕には「ダ・ヴィンチ・コード」よりこちらの方が面白く、あっという間に読破してしまった。 どこが面白かったかというと、まず第一に「宗教と科学の対立」というテーマ設定。 冠婚葬祭くらいでしか宗教と接しない日本人にとってはピンと来にくいかもしれないけれど、キリスト教の影響の大きいアメリカの一部地域では「神の創世記に反する」という理由で教科書で進化論を教えないという話を聞けば、なんとなく両者の対立構造が想像できるかもしれない。 本作ではキリスト教の総本山・バチカンと現代科学の最先端・セルン(欧州原子核研究機構)を対置して、両者の本質をあぶり出している。 ...