昨夜は疲れていたにもかかわらずなかなか寝付かれず、結局、眠りについたのは朝の6時過ぎ。
しかも、部屋に「Don’t Disturb」の札がなかったため、ルームメイキングの人に2度も起こされてしまうという最悪の状態で昼前にベッドから起きてくる。
これから長距離ドライブというのでは大変だが、幸いにも今日は移動なし。
今日中に体調を整えておけば問題はあるまい。 町を車で走って驚いたのはセミが鳴いていること。
L.A.ではもちろん、ここまでに訪れたどこの町でもセミの鳴き声を聞いたことはなかった。
それだけ気候が違うということなのだろうと解釈していたのだが、そういえばHot Springsで見る樹木は日本と似ている気がしなくもない。
なんだか急に日本の夏が懐かしくなってしまった。

近くのWaffle Houseで昼食。

泥で汚れたジーンズをはき、ピックアップトラックで乗り付けてくるのは農業に携わっている人だろうか。
そんな地元の人たちでにぎわっている店に入るのはなんとなく嬉しいものだ。

食べ終わってレシートをチェックすると7.125%の州税の他に3%のFood Taxという項目を発見。
合計すれば税率10.125%ということになる。
慌てて昨夜のレストランのレシートを見てみると、やはり同じ税率で計算されている。
う~む、これは高い。
アーカンソーじゃ、うかうかメシも食えないぞ(笑)。

腹ごしらえが済んだところでHot Springsのメインイベント、温泉へ。
町の中心を通るCentral Ave.沿いには何軒ものSpaが並んでいるが、僕らは、昨日レストランのウェイトレスが薦めてくれたBuckstaff Bath Houseというところを選んでみた。

玄関を入るとすでに10人以上の行列ができている。
おおっ、そんなに人気のSpaなのか、と思ったらなんのことはない。
単に午後の受付がまだ始まっていないだけのことだった。

パンフレットによると、営業時間は午前7:00~11:45と午後1:30~3:00のみ。
夕食の後、手ぬぐい片手に出かけるというジャパニーズスタイルはここでは通用しないらしい。

受付で温泉とマッサージのセット料金を支払い、更衣室へ。
案内係のおじさんが「初めてかい? じゃ、全部脱いで」と丁寧に説明してくれる。
念のためにと水着も持参したのだが、どうやら必要ないようだ。
浴場には仕切り付きのバスタブとベッドが約30個ずつ並んでいる。

体格のいい陽気な黒人のお兄ちゃんが「ヘイ、フレンド! オレはボビーだ。日本から来たのかい? ま、ゆっくりくつろいでいってくれ」と握手を求めてきた。
どうやら彼が僕の担当らしい。
言われるがままに個室のジェットバスに浸かりながら、「おおっ、これがホントの“個室付き特殊浴場”だ」なんて訳の分からないことを考えていた。

ジェットバスが終わると全身を洗われ、下半身浴、シャワー、スチームサウナ、蒸しタオル。
次から次へとメニューをこなされていく。
これじゃ、くつろぐどころじゃないよなぁ。

最後は別室に移され、スウェーデン風マッサージ。
全身にオイルを塗られて気持ちいいことは気持ちいいのだが、いかんせん20分というのは物足りない。
ああ、日本の指圧が懐かしい。

それでもかなりリラックスしていたのだろう、休憩室で横になっていたらいつの間にか眠ってしまっていた。

歩いてホテルに帰りながらHot Springsの町を散策する。

まず気がつくのはお年寄りが多いということ。
格式ある建物は目につくものの、どこか古くさく、物寂しい。
客のまったく入っていない蝋人形館で老女が1人で店番をしていたりする。
やはり「さびれた温泉街」という印象はぬぐいきれないのだ。
少なくとも流行りのリゾート地という感じからはほど遠い。

それでも、異国からの観光客である僕の目に新鮮であることは間違いなく、立ち寄ってよかったなぁ、とは思うのだけれど。

《今日の出費》
チップ $1.00
昼食(ワッフル&コーヒー) $5.31
Spa $34.30
アイスコーヒー $2.65
夕食(中華バフェ) $8.26
水&チョコレート $2.65