結局、昨夜は何の事件起こらなかった。
万一に備え、貴重品を2つのバッグに分けてしまっておいたのも今となっては笑い話だ。
というわけで、モーテルを無事チェックアウト。


今日の目的地はNashvilleだが、その前にエルビス・プレスリーの家であるGracelandを訪ねることにした。

エルビスがエンタティナーとして大成功した後も死ぬまで住み続けたという家は、もちろん広大な敷地に建てられた豪邸だが、その場所は幼少期に家族とMemphisにやって来た時から変わっていないという。
家の前を通る道路は現在「エルビス・プレスリー通り」と名付けられ、ステージ衣装から自家用ジェット機まで様々なゆかりの品が世界中の観光客に公開されている。
同じ敷地内にはヒット曲のタイトルにちなんだ「Heartbreak Hotel」というホテルまで建てられているという徹底ぶりだ。

展示物もなかなか楽しめたのだが、僕が一番興味深く感じたのは、この家が建っている場所だった。
モーテルから車で走ってくる間、どちらかといえば貧しい黒人が住むエリアが続いていた。
そのすぐ隣にこのGracelandは位置しているのだ。
これはおそらくプレスリー一家が貧しかったことと関係しているだろう。

エルビスが黒人の集まる教会の前を通ったとき、中から聞こえてくる情熱的なゴスペルに感動した、というエピソードは有名だが、それはきっと僕らが通ってきた黒人の多いエリアのどこかにあったに違いない。
そしてエルビスは、本人が言うように「カントリーなどの白人音楽とゴスペルやブルースなどの黒人音楽をミックスして」ロックンロールという新しい音楽を創り出した。
なぜ彼にそれが可能だったのか、ここに来て初めて分かったような気がする。
彼は2つの異なる文化が接し、混じり合う場所にいたのだ。

ロックンロールの故郷からカントリー発祥の地へ。
僕らは一路Nashvilleを目指してフリーウェイI-40を東に向かった。

渋滞もなく、時速70マイルでクルージングできるフリーウェイのドライブは快適だが、同時に退屈でもある。
一般道なら町を通過するたびに新しい景色に出会えるが、フリーウェイではそうはいかない。
ただひたすら同じ景色の中を一本道が続いていくのだ。

もちろん、こんな景色を見られるのもアメリカならではだと分かっているのだけれど。

途中、テネシー川で休憩。

水は濁っていたが、それなりの風情はある。

午後7時過ぎ、Nashvilleに到着し、モーテルも一発で決定した。

レストランを探して周辺を走っていると、看板に「テネシーポーク」と書いてある店を発見!

テキサスの名産がビーフなのは知っていたが、テネシーの名産はポークなのか!?
よく分からないまま入ってみると、大きなかまどで自家製ローストポークを作っている店のようだ。

よし、ここで食べてみよう!

ローストポークプレートをオーダーすると、ノリのいいお兄さんがかまどから肉のかたまりを取り出してその場でチョップしてくれた。

Mikioさんはさらに$2.00出してポークリブとローストビーフを追加。

これが、実に旨い!
しかも、ドリンク付きでたったの$8.05!
テネシーポークは最高だ!

これで明朝の第2回チャットに万全の体調でのぞめるぞ(笑)。

《今日の出費》
チップ $1.00
モーテル代 $30.42/2=$15.21
昼食(チキンカツ) $6.48
駐車場代 $2.00/3=$0.67
ガソリン代 $7.00/3=$2.33
Graceland入場料(学割) $9.00
アイスモカ $2.71
夕食(ローストポーク&アイスティー) $8.05