午前9時起床。
30分で荷物をまとめてモーテルをチェックアウトする。

MikioさんがL.A.に戻らなければならないタイムリミット7月30日まであと6日。
残り時間を考えると、今日中になんとかフロリダに入っておきたいところだ。 が、その前に訪れておきたいところがある。
Martin Luther King, Jr. Historic Site。
人種差別撤廃を訴えて闘ったキング牧師の生家はAtlantaにあるのだ。

今回の旅で気がついたのだが、僕らが通ってきた多くの町に「Martin Luther King, Jr通り」があった。
もちろん「ワシントン通り」や「リンカーン通り」もいろいろな町にあるが、個人のフルネームを冠した通りという意味ではキング牧師が最多だろう。

彼については一通りの知識しかなかったのだが、Visitor Centerで上映されていたVTRは彼の偉業について分かりやすくまとめてあった。
ナレーションはもちろん英語だが、キャプションがついているので集中していればほぼ内容は理解できる。
僕の隣で小学生らしい黒人の男の子が画面に食い入るようにしていたのがとても印象的だった。

「黒人のキング牧師」は「白人のケネディー大統領」と並び称されることがあるという。
最初に聞いたときはあまりピンとこなかったのだが、生きていた時代、人気と影響力の大きさ、そして暗殺されたことの共通点を考えれば理解できるような気がする。
そういえばJFK Jr.事件をテーマにした昨夜のCNN「ラリーキングライヴ」にキング牧師の息子が出演していたのは、アメリカ人にとってごく当たり前の感覚なのだろう。
この2人の人生と当時のアメリカについて書かれた本をゆっくり読んでみたいな、と思った。

Visitor Centerから歩いてキング牧師の生家へ。

偉人といえば貧しい家に生まれるもんだ、という僕の思いこみは見事に裏切られた。
周りの家並みと比べても、彼の生家は決して貧しい方ではない。
考えてみれば、まだ黒人と白人で学校が分けられていた時代に子供を大学まで出せる家が貧しいはずないもんな。

それにしても意外だったのはここを訪れている人のほとんどが黒人だということ。
たまに見かける白人はヨーロッパからの観光客だったりする。
本当は白人のアメリカ人にこそ見てもらいたいんじゃないのかなぁ。

というわけで、僕らはAtlantaを後にしてフリーウェイI-75を南へ。
国道U.S.341号線、1号線と乗り継いで、さらに南を目指す。

そして午後6時過ぎ、ついに最後の州であるフロリダに突入!
車の中でこれまで通ってきた州を改めて数えてみた。
カリフォルニア州、ネバダ州、ユタ州、アリゾナ州、コロラド州、ニューメキシコ州、テキサス州、オクラホマ州、ルイジアナ州、ミシシッピー州、アーカンソー州、テネシー州、アラバマ州、ジョージア州、そしてフロリダ州!
なんと15の州を制覇してきたのだ。

キーウェストの夕陽まであとわずか。
僕らの旅もいよいよ最終章へと突入したのだ。

《今日の出費》
チップ $1.00
モーテル代 $52.25/2=$26.13
アイスコーヒー $2.73
昼食(オールドカントリーバフェ) $6.62
水 $1.36
ガソリン代 $16.59/3=$5.53
夕食(ハンバーガー) $7.00