問題!
[SE]ズッチャッ!
「ニューヨークの自由の女神の王冠内部にある展望台に入るためには、朝一番のフェリーに乗らなければならない。**○か×**か!?」
午前7時半起床。
「観光シーズンには4時間待ちを覚悟すること」とガイドブックに書かれている自由の女神に登るべく、早起きしてアパートを出る。
表通りでは早くも渋滞の車がクラクションを鳴らしまくり、歩道にはビジネスマンの朝食を用意した屋台が並んでいる。
さすが、New Yorkの朝は早い。
マンハッタン南端にあるフェリー乗り場までは地下鉄で移動。
駅から降りて船着き場に向かうと、早くも行列ができていた。
満員のフェリーは少しずつLiberty Islandに近づいていく。
女神越しの摩天楼。
おおっ、これぞNew Yorkだ(笑)。
島に到着し、のんびり歩いていくと、またもや行列。
しかも「CROWN CLOSED」の貼り紙がしてあるではないか。
実は、観光シーズンに限って王冠展望台は入場制限があり、朝一番のフェリーに乗った乗客しか最上部までは登れないようになっているのだ。
従って、答えは「○」!
全然知らなかったが、僕らが乗ったフェリーはその朝一便だったらしく、乗車時に整理券をもらっていた。
ということでラッキーにも行列の最後尾に加わることができたのだった。
遅々として進まない階段に並ぶこと約2時間。
ついに台座の部分を登り切り、女神像内部の螺旋階段に到着。
狭い通路で頭を何度もぶつけながら、ようやく王冠展望台にたどりついた。
そもそも展望スペースとして使われることを想定していない王冠内部は大人が7~8人もいれば身動きができないほど狭い。
後ろに並んでいる人たちのことを考えれば外をゆっくり見ている余裕があるはずもなく、小さな窓からカメラを突き出して、ようやくこんな写真が撮れただけ。
う~む、これのため22時間以上費やす価値はあったのだろうか(笑)。
しかも、無理な体勢で螺旋階段を上り下りしたため、膝がガクガク笑っている。
展望台から降りてきて、改めて女神像を下から眺める。
この角度で見ると均整のとれたプロポーションだが、真下から見ると意外に下半身デブだということが分かる(笑)。
僕のお気に入りは、この角度。
後ろに残した右足の曲線がセクシーでいい(笑)。
なんてバカなことをいいながら、疲れた身体にむち打って、同じフェリーでエリス島移民博物館へ。
ここはかつてアメリカ移民の入国審査が行われた場所で、いわば“移民の国アメリカ”の原点でもある。
1880年頃、ヨーロッパからアメリカに渡ってきた人たちの貧しさや、新天地にかけた希望。
リアルな資料はとても説得力がある。
彼らのバイタリティーがその後アメリカを成長させていく原動力になったのは間違いない。
がしかし、そんなアメリカも現在、新移民を制限する方向に動かざるを得ないのは、様々な矛盾を抱えつつも、この国がそれだけ豊かになったということなのだろう。
いかにも金持ちそうな初老のアメリカ人男性が白黒写真を食い入るように見つめているのを見ながら、そんなことを考えた。
三度フェリーに乗ってマンハッタンに再上陸。
食事をした後、トライベッカにあるJFK Jr.のアパートへ。
つい先日まで追悼の花束が山のように置かれていたこの場所は、現在、パトカーが停まっていることと、時折記念撮影をしていく観光客がいることを除けば、特別な場所だとは分からない。
写真を撮っている僕が逆に通行人から「ここ、何の場所なの?」と尋ねられてしまうほど静かで落ち着いている。
JFK Jr.ともなれば超高級住宅街に住んでいても不思議じゃないのに、ごく普通の町にさりげなく住んでいたというのが意外だった。
さらに、お金とGPAとテストスコアがあればぜひ通いたい(笑)New York Universityを見物。
丸太ん棒のようになった足を休めるべく、スターバックスのソファーに腰を深々と落ち着けて、長かった今日一日の探索を終了したのだった。
《今日の出費》
フェリー代 $7.00
ガイドテープ $4.00
昼食兼夕食(コリアン・バーベキュー) $20.00
アイスコーヒー $1.50