睡眠時間もたっぷり。

ばっちり体調を整えてUCLA Extensionへ。

「Fundamentals of New Media for the Entertainment Professional」2回目の授業だ。 今日のゲストスピーカーはEMI Recorded MusicのSenior Vice President、Jay Samit氏。

クリントン大統領をはじめとした有力政治家や有力企業トップにニューメディア関連の助言をする一方、今までに300タイトル以上のCD-ROMをプロデュースしてきたという業界の大物らしい。

そんな彼が現在、音楽業界に身を置いているのは「回線速度の関係で映像ビジネスより音声ビジネスの方が先に革命に見舞われるから」だとか。

そういえば先日、一時帰国したときにラジオと音楽関係の人の方が緊張感があったような気がしたのはそのせいか。

授業はまず彼がレクチャーをし、生徒が自由に質問するという形式で行われた。

ところが、である。

彼の英語が聞き取れないのだ。

いや、聞き取れないというのは正確じゃない。

彼は声も大きいし、滑舌だって悪くない。

彼の口から発せられる音声が耳に入っては来るのだが、それが脳みその中で意味のある文章として実を結ばないのだ。

なぜだ!?

どうしてなんだ!?

講師のAustin氏の英語は分かるのに、Samit氏の英語だけが理解できない。

まるで渡米直後の英語力に逆戻りしたような気がする。

悔しい。

こんな屈辱感は久しぶりだ。

かろうじて聞き取れた部分だけ、必死でノートをとる。

携帯端末の将来性は大きい。 クリエイターと消費者が直結するビジネスモデル。仲介業者の役割が変わる。 SDMT — MP3の著作権対策。 ニッチ市場でもビジネスが成立する。 ビットの形になるものは世界中どこからでも買える → 一物一価に収束していく(統合EUのように) ビートルズの著作権はまもなくパブリックドメインになる。 小売店はメーカーにとらわれず、誰のコンテンツでも売れるのが強み。 電話、保険、テレビ、自動車販売 あらゆるサービス業が「デジタル化」する。 1 to 1マーケティング — 個人の嗜好性がつかめる。 ターゲット分析→顧客を選別した広告→ユーザーにとっても有意義な情報になる。 インテルチップの中に個人識別番号(Big Brotherか?) — プライバシーを守るには? GAPの世界最大売上店は「gap.com」。 音楽データの中に電子透かし テレビを見ながらチャット — 誰がその場所を押さえるか? 2時間半のレクチャーと質疑応答で理解できたのはたったこれだけ。

本当に悔しい。

生徒の質問から推測するに、もっともっと僕が興味を持っているトピックを話しているはずなのに。

へこむなぁ。

いつか英語がばっちりになったらもう一度しっかり聞いてみたい授業だ。

その前に、そんな日が本当に来るのだろうか?