昨夜は日記更新のあとチャットしてしまったが、なんとか宿題もやって語学学校へ。
UCLA Extensionの授業で英語が聞き取れなかったショックをひきずりつつも、「これを乗り越えるためにはとにかく勉強するしかないんだ」と気合いを入れて教室に向かう。
文法、リーディングに続く会話のクラスでKeith先生が言った。
「今日はクイズをやるよ」
テキストに出てきた単語の意味を英語で書くという小テストだ。
授業の前半でクイズは終了。
後半の答え合わせの時に事件は起こった。
「minister」の意味を答えるように指名された僕はこう言った。
「Politician who is a government leader, or leader of church.」
中学生英語だけれど、「大臣」または「牧師」と答えたつもりだった。
すると、先生は意外なことを言った。
「アメリカ人のほとんどは『牧師』という意味でしかこの単語を使わないから、こっちだけ覚えておけば十分じゃないかな」
え~っ、そんなことないんじゃないの?
L.A. Timesを読めば「Prime minister(首相)」という表現はよく見かけるし、アメリカ人に日本の政治を説明するときにだって「大臣」という意味でよく使う。
アメリカ人が使わないとしても、僕らにとっては決して「覚えなくてもいい意味」じゃないはずだ。
僕がそう主張すると、先生は少しムキになってこんなことを言う。
「ESLの学生はほとんどL.A. Timesなんて読まないだろ?」
「『大臣』っていう意味を知ってるのは教養人(educated people)だけだよ」
「第一、多くのアメリカ人は日本の首相が誰だかなんて知らないよ」
カッチ~~~ン!
そりゃ、僕もL.A. Timesなんてめったに読まないさ。
だからといって「どうせ読まないだろ」はないじゃないか。
少なくともこのクラスのほとんどはeducated peopleがいっぱいいる(!?)大学への進学を目指しているんだ。
ESL学生を見くびってもらっちゃ困る。
必死で主張する僕を先生はサラッと流して次の問題へ。
納得いかんぞ!
怒りが収まらない僕は、授業の最後にもうひとつ先生に噛みついてしまった。
「ボキャブラリーが大切なのはよく分かりますが、これは会話のクラスです。もう少しリスニングやスピーキングに重点をおいたテストの方法はないでしょうか?」
そう、単語の意味を紙に書いたところで耳と口の能力向上には直接結びつかない。
担当が変わる前の先生はテープやビデオを使ったクイズをやっていたのだから、できないことはないはずなのだ。
すると、先生は明らかに不愉快な顔になって、「ESL学生がしゃべれない最大の理由はボキャブラリー不足なんだ」という。
それは分かるよ。
分かるけど、そのために文法やリーディングのクラスで読み書きをやっているんじゃないか。
同じボキャブラリーでも、せめて会話のクラスでは耳と口を使った方法をとってほしい。
しつこく食い下がる僕をうるさいと思ったのか、先生は「分かった。Hiroの意見は気にとめておくよ」と言い残して教室を出ていった。
あ~あ、気分は最悪。
ここまで主張することはなかったのかなぁ。