UCLA Extension「Fundamentals of New Media for the Entertainment Professional」4回目の授業へ。 今日のゲストスピーカーはJoey Tamer氏。

IBM、Apple、Blockbuster、 Discovery Channel、Time-Warnerといった有名企業をクライアントにコンサルティングを行う一方、UCLAUSCで講義を受け持っているというバリバリのキャリアウーマンだ。

講師のChaz Austin氏に紹介されるやいなや教壇の上にドカッとあぐらをかいて座る姿はまるで「2人でお酒を」の梓みちよ(古~~っ(笑))。

彼女の英語は聞き取りやすく、90%は理解できる。

おおっ、やっぱりこうでなくっちゃね。

彼女は、現在のニューメディア市場を「コンテンツとサービスの時代」の初期段階ととらえているという。

これまではマルチメディア・コンテンツを作るのにコストがかかり過ぎ、市場も小さかった。

それが1996年以降やっと条件が整い始め、やっとビジネスとして成立する段階にたどりついたというわけだ。

もちろん、アメリカ国内の話だろうけれど。

ところが、相談に来る「.com Business(ドット・コム・ビジネス=インターネット・ビジネス)」のベンチャー起業家に彼女はこう言うのだという。

「遅すぎるわ。もう第1ラウンドは終わっちゃったのよ」「Yahoo!のマネをしようとしても勝てないわ。同じことをやりたいならYahoo!を買収しなさい」と。

厳しいなぁ。

市場が成熟してから参入したんじゃ、もう間に合わないんだ。

まだ商売にならないうちからコツコツ先行投資をしていた企業だけが勝ち残れるということか。

今から始めるのなら、先行企業が手を着けていないニッチ(すき間)を見つけることが成功の条件らしい。

面白かったのは「現在のe-Commerce(電子商取引)のビジネスモデルは出版・広告プロモーションのビジネスモデルの借り物だ」という彼女の意見。

確かに、物販サイトは通販カタログに、ウェブサイトのバナー広告は雑誌広告に似た手法で普及してきた。

大手出版社や広告代理店が集中するニューヨークスタイルだというわけだ。

だが、オンライン・エンタテイメントについてはまだビジネスモデルが確定していない。

ケーブルやDSLなど高速接続のインフラが整ってきたこれからはテレビや映画スタジオが集中するL.A.が新しいビジネスモデルの発信地になり得ると彼女は言う。

テキストや写真だけでなく動画や音声を含めた真のマルチメディア・コンテンツの世界で誰が勝者になるのか、それは今後2~3年が勝負だというのだ。

生徒のほとんどがエンタテイメント業界の人間だからあおり気味に話しているのかと思いきや、それだけでもないらしい。

なんと、来年からUCLA Extensionにもe-Businessやマーケティングの科目がいくつか新設されるという。

それだけニーズがあるということなんだろうな。

ちょっとバブルくさい感じがするのは、僕が不景気の日本を引きずっているからだろうか?