秋からニューヨークの語学学校に転校するNobuが日本に一時帰国するので空港へ見送りに行く。
弱冠25才。
口数は少ないのだが、時折ボソッとこぼす一言でみんなの爆笑を誘うNobuはみんなの人気者だった。
年齢も違えば環境も違う。
日本にいたら決して知り合いになれなかったはずの僕とNobuは、ただ「留学生である」という共通点で友人になれた。
「じゃ、また」
NobuはまるでL.A.の乾いた空気のようにあっさりと搭乗口へ向かっていった。
いつかどこかでまた彼と会える日が来るのだろうか。
その時、僕は何をしているのだろうか。