留学の先輩Kaoruちゃんのルームメイト、オホ(フランス人)が帰国するので仲間と空港へ見送りに。
陽気な性格の彼女はみんなの人気者だった。
僕は3回会っただけだが、僕のいたらない英会話能力にも辛抱強くつきあってくれた彼女には感謝している。
彼女の英語は発音がきれいで聞き取りやすく、こんな僕でもなんとか会話ができるのだ。

ルームメイトのKaoruちゃんはもちろん、1年以上何かと一緒にワイワイやっていたみんなには胸に迫るものがあるのだろう。
いつの間にか口数は少なくなり、オホの目には涙が浮かんでいる。

そして、ついに搭乗時刻。
オホは大きく手を振りながら搭乗口に吸い込まれていった。

帰り道で誰かが言った。
「外国人の仲間が帰国する時はいつもすごくつらくなるんです。日本人ならまたどこかで会える可能性が大きいけれど、外国人の場合はもう二度と会えないんじゃないかと思うから…」
アメリカという異国で偶然出会い、カルチャーギャップの中で喜怒哀楽を共にしてきた遠い国の仲間との別れ。
留学の新米である僕もこれからいくつもこうした出会いと別れをくり返していくのだろう。

昼食の後、例によってKojunの家へ。
そこでKojunのルームメイトNobuの重大発表を聞く。
なんと、この秋からニューヨークの語学学校へ転校するというのだ。

去年、観光で行ったニューヨークがいたく気に入ってしまった彼は、どうしてもそこで暮らしてみたくなってしまったという。
倍以上になる家賃や冬の寒さも彼をL.A.に引き留めておくことはできなかった。
来月いったん日本に帰国した後、秋学期からの入学を目指して彼は単身ニューヨークへ向かう。

青い空と海が美しい開放的なLos Angelesの夏は、留学生たちにとって同時に別れの季節でもあるのだ。