「来たぞLA! 待たせたな!」
着陸直前、UA890便の窓に映るLos Angelesの街はまるでシムシティーのように見えた。
定刻通り、午前10時30分、到着。
まずは入国審査だ。
「What’s the purpose of your staying in the United States ?」
「To study at the college」
お決まりの問答があった後、太った入国審査官が僕のI-20とI-94(出入国カード)に「D/S」と記入して渡してくれた。
「Duration of Status」
つまり、僕が学生のステイタスを維持している間はアメリカに合法的に滞在することができるというわけだ。
スーツケースを2つピックアップしたら、とりあえず空港建物の外へ。
喫煙に厳しいカリフォルニア州では公共の建物はもちろん、飲食店やバーでさえ屋内でタバコを吸うことはできない。
およそ9時間ぶりにショートホープに火をつける。
う~ん、うまい!
L.A.の乾いた空気がフィルターを通じて僕の身体に入ってくる。
ついにL.A.にやって来たんだ。
抜けるように青い空が僕を歓迎してくれているように思えた。
と、ここへ恵さんが登場。
彼女は去年の夏に僕が大学の下見に来たときもお世話になった留学の先輩で、大学選びからいろいろと助けてもらっている。
日本から予約してあったハーツのレンタカーを借りて、当面の滞在場所となるJolly Roger Hotelへ。
アメリカ映画によく登場する、いわゆる“街道沿いのモーテル”で、かなりいい雰囲気。
何よりも安い(1週間で$255)のがいい。
近くのショッピングセンターでサンドイッチをつまんだ後、早速、アパート探しへ。
こちらでは、不動産屋に頼むより「For Rent」の看板を見つけて直接飛び込むのが一般的だという。
9月にはCalifornia State University, Los Angelesに転校することを考えて、とりあえずは家具付きのアパートをサンタモニカ周辺で探す。
僕が日本からインターネットで検索したマンスリーアパート、そして恵さんが目を付けてくれていたアパートを回ったところで、そこの管理人さんが「Santa Monica Collegeに行くんだったら、ウチが管理してる別の物件が大学のすぐ近くにあるよ」とのこと。
さっそく行ってみると、こんな感じ。
ワンベッドルーム(日本で言う1LDK)で家賃は$715/月。
テレビと電子レンジは自分で買わなければならないが、基本的な家具は備え付けてあり、小さなプールも付いている。
目の前に「Rite Aid」というドラッグストアもあって、大学までは歩いても行ける。
“夢のL.A.生活(笑)”にはちょっとショボいかな、とも思ったけれど、何よりも大学に近いのが気に入った。
それに、後で他のところをおぼつかない英語で契約交渉するのには不安があった。
「ここに決めます!」
近くの酒屋でマネーオーダーを作ってきて$125の手付金を払い、契約書にサイン。
15日からの入居で、それまでに今月の家賃と保証金など$1390を用意すること。
そして電話会社とケーブルテレビ会社には自分で電話するようにと言われた。
L.A.初日にしてアパートが決まってしまっていいんだろうか。
ちょっと出来過ぎだなぁ、と思いながらモーテルに帰って日本の友人たちにメールで報告。
インターネットへはNiftyのアクセスポイントからアクセスする。
ヘロヘロに疲れていたので、すぐに就寝。