朝8時起床。
朝食の後、車で空港へ向かう。
「Inside Edition」でお世話になっている笹生さんの妹夫婦がL.A.郊外Victorvillの叔母さん宅まで遊びに来るというのでドライバー役を買って出たのだ。
このホームページを読んで僕の窮乏生活を知った笹生さんが救援物資を託してくれたのも楽しみだ。
直接の面識がないので「岩竹様」と書いた紙を持ち、本物のツアーコンダクターの横で待つ。

カートを押しながら出てきた2人を見てびっくり!
2人なのに荷物がゆうに3人分はある。
「コレ、全部鈴木さんの分ですから」と指さしたのは大きなバッグ。
一体、何がそんなに入っているんだ!?

それはさておき、Victorvillへ。
VictorvillはL.A.ダウンタウンの東に位置する小さな町。
Noriko叔母さんはそこで小さな日本食のグロッサリーをやっているという。
笹生さんの妹Chihokoさんがかつて留学していたというこの町へはフリーウェイを2時間ほどの道のりだ。

ロングドライブに備えてオイル交換とタイヤの空気圧チェックはしてきたのだが、さすがは砂漠エリア、予想以上に暑い。
エアコンをつけていたら水温系がジリジリと上がってレッドゾーンに突入。
オーバーヒート寸前で坂道にさしかかるとスピードがグングン落ちてくる。
しかたなくクーラーをあきらめて熱風の中をひた走る。

予定通り2時間で到着したのは「SAKURA-YA」という小さなグロッサリー。
食料品はもちろん、テレビ番組のビデオ、雑貨にいたるまで日本のものなら何でも置いてあるという店だ。
逆に言うと、この町で日本のものを手に入れようと思ったらこの店に来るしかない。

かつて米軍基地があったというこの町にはアメリカ人と結婚して永住している日本人がかなりいて、「SAKURA-YA」はそういう人たちにとって唯一の日本コミュニティーになっている。
数年前、Norikoさんが店をたたもうとしたら、反対の請願運動が起きたというほどだ。
「この町にいる日本人が日本語をしゃべれるのってこの店だけなのよ。だから1回買い物に来ると何十分も座り込んで話していく人もいるの」とNorikoさんは笑う。
道理でChihokoさんの英語がきれいなわけだ。

毎週金曜日にL.A.のダウンタウンまで仕入れに出かけるというNorikoさんに今度仕入れに同行させて欲しいとお願いしたところ、快諾してくれた。
小売りじゃないのである程度まとめて買わなければならないが、卸値で買えるのはありがたい。
仲間何人かに声をかけてラーメンとかレトルトものをまとめ買いさせてもらおう。

「一緒に夕食でも」というありがたい申し出を後ろ髪引かれる思いで辞退して帰途につく。
昨日壊してしまった壁の修理材料を買いに行く約束を篠原さんとしていたからだ。
篠原さんが案内してくれたのはThe Home Depotというホームセンター。

ホームセンターと言っても日本のDIYショップとはスケールが違う。
とにかく広い店内にはありとあらゆるモノ(としかいいようがない)が整然と並べられている。
「家一軒建てる材料が全てこの店で手に入る」というのは誇張でも何でもない。
さっそく壁の穴埋め用パテと白のスプレーを買う。

長距離ドライブでヘロヘロになっていたので今日の修理はあきらめて救援物資を開く。

うわぁっ、すごい! すご過ぎるっ!
リクエストしたショートホープ、シャンプー、リンス、最新雑誌に加えて大量の食料…。
レトルトものやインスタントラーメン、缶詰、さらに感動したのは保冷容器に入った明太子!
この写真からははみ出してしまったのだが、カップ焼きそばにいたっては1ダースの段ボール箱そのまま!
まさに難民キャンプに届いた救援物資だ。

笹生さん、そして「運び屋」を引き受けて下さった岩竹さんご夫妻、どうもありがとうございました。
この幸せを1人占めするのはもったいなさすぎるので、仲間にお裾分けしてありがたくいただきます。
本当に本当にどうもありがとうございました。