午前10時起床。
インターネットでアパート情報をチェックするも、めぼしい物件なし。
期限が8日後に迫っているのにこのままじゃいかんと出かけることにした。

次のアパートの条件は秋からの通学路となるフリーウェイ405号線(I-405)の入口に近いこと。
フリーウェイ10号線(I-10)との交差地点は渋滞の名所なので、それを避けてさらに北側のエリアを狙っている。
と言っても、この辺りは北へ行けば行くほど家賃が高くなる(つまり治安もいいということなのだけれど…)ので、ほどほどのところで妥協しなければならない。
予算はズバリ$800以下。
できれば大通りではなく交通量の少ない道に面している物件が希望だ。

間取りは広目のStudioか1Bedroom。
Studio又はBachelorというのが日本でいうワンルームのこと。
1Bedroomというのはリビングに寝室がついた1LDKのことだ。

これまでにもインターネットの情報を元に何度か足を運んでいるSawtelleというエリアに狙いを定め、車を降りてテクテク歩き回る。
この辺なら何とか予算内の物件があるはずだ。
アパートの前に「Vacancy」という表示があれば空室あり。
管理人が常駐していればその場で部屋を見せてもらえる。

最初は「英語が通じなかったらどうしよう」とおどおどしていたのだが、何件か見せてもらっているうちに度胸もついてくる。
2時間ほど歩いて見つけたのがこの物件。

外観もこぎれいだし、目の前の通りの交通量も少ない。
うん、なかなかいいぞ。

さっそく管理人を訪ねて行くと呼び鈴を鳴らしてもなかなか出てこない。
おかしいなぁと思っていると、ちょうど他の下見客を案内し終わって帰ってくるところにばったり出会う。
うむ、先客がいたか。

「あなたも部屋を見たいの?」「イエス」
管理人から申込書を受け取っていた先客は何と日本人だった。
「たぶん僕ここに決めますよ」
あちゃ~。やられたか。

それでも、一応部屋を見せてもらう。
ごく普通の1Bedroomでカーペットもクリーニング済み。
角部屋で日当たりも良さそうだ。
何といっても冷蔵庫がついているのがいい。
唯一の難点はコンロがガスではなく電気だということだ。
家賃を尋ねると何と$700ちょうど。
このエリアでこの値段なら全く文句はない。

「申込書、持っていく?」
でも、さっきの先客がここに決めるって言ってたしなぁ…などと躊躇してると、管理人は「一応持って行きなさいよ」と申込書をくれる。

いったん家に帰り申込書に記入して、自称“他人のアパート探し名人”篠原さんを誘ってもう一度物件を見に行く。
「ここで$700なら文句ないでしょう」
名人のお墨付きをいただいたので申込書を提出する。
どうやらさっきの先客はまだ来ていないらしい。
よし、早い者勝ちだ!

ところが、その場で手付金を払って仮押さえができるのかと思いきや、そうではないらしい。
「管理会社から2~3日のうちに電話が行くと思いますから」
何ぃ、書類審査があるのかぁ!?

名人曰く「留学生で家賃を滞納するケースは少ないはずだし、日本人は金払いがいいと思われてますからたぶん大丈夫でしょう」とのこと。
だが、ここにきて新たな不安が首をもたげてきた。
「管理会社からの電話が聞き取れなかったらどうしよう…」
さあ、結果ははたしてどうなるのか!?

テレビはどこもモニカ・ルインスキーの話題で持ちきりだ。