午後1時起床。
届いたばかりの「日経Mac」「日経エンタテイメント」を読みながらのんびり過ごす。
「山川の世界史」はちょっとだけ後回しだ。

部屋でボ~ッとしていると階下に停まった車のカーステレオから聞き覚えのある曲が流れてきた。
おっ、安室奈美恵の「Can you celebrate?」じゃないか。
窓を開けると車の主は隣の部屋に住むSpencerじゃないか。
「ヘイ、これ、日本の曲だろ? ナミエ・アムロを知ってるのかい?」と聞くと
「名前は知らないけど髪の長い女性シンガーだろ? お気に入りさ」と彼は答える。
L.A.では日本のCDを手に入れるのは簡単だから彼が安室奈美恵を聞いていても不思議じゃない。
何だかちょっと嬉しいような気もする。

夕方、Language Exchange Programに参加すべくリトルトーキョーのJACCC(日米文化会館)へ。
今日は月に一度のパーティー形式ということで人数も火曜日よりずっと多い。
40人近くはいただろうか。

最初に話したのは日系2世だという87才のおばあちゃん。
もちろん日本語も話すのだけれど英語の方がずっと楽だという。
一度話したことをすぐ忘れて同じ質問をくり返されるのにはちょっと閉口してしまったけれど(笑)、リピート学習だと思っておこう。

次に、火曜日にも話した日本語学習歴8年のコンピュータプログラマーを発見。
名前はケントだという。
火曜日に答えられなかった「ほど」の意味について辞書を片手に説明すると何とか理解してくれたようだ。

日本語もかなり上手な彼にこんな質問をしてみた。
「日本人にとっては英語の『L』と『R』の違いや『th』の発音が難しいけれど、アメリカ人にとっては日本語のどんな発音が難しいの?」
彼の答えは『長音』と『短音』。
例えば「兄弟(きょうだい)」と「巨大(きょだい)」の使い分けが難しいのだという。
そう言われてみれば「そうですね」を「ソデスネ」と発音する外国人は多い。
日本人にとっては何でもない発音が彼らにとってはとてつもない難問になるのだ。
逆に言えば『L』と『R』の違いなんてアメリカ人にとっては何故難しいのか理解に苦しむことなんだろう。

最後に20才くらいの台湾人と。
彼は「金城武」と書いたノートを見せながら「ナントヨミマスカ?」と聞いてきた。
僕はもちろん「かねしろたけし」とクリアな発音で答えてあげる(「きんじょう」じゃないよね?)。
「驚く」「歩く」「涙」…彼の質問は主に漢字の読み方について。
そう、中国語が母国語である彼は漢字の意味は知っていても日本語の訓読みが苦手なのだ。
日本語を説明するのに互いの共通語である英語を使った方が話が早いというのも面白い。

L.A.に来てから8ヶ月、いろんな人に助けられてきたが、こんなことで誰かの役に立てればお安いご用だ。
その上英語の勉強にもなるのだから一石二鳥。
学校の授業と違って簡単な日常会話のレベルだけれど、今の僕にはそれでも十分有意義だ。