CSUNSanta Monica Collegeなどの大学では来週の月曜日から秋学期が始まる。
ということは、学生にとっては今週いっぱいで夏休みが終わってしまう。
学期の変わり目は新しい出会いの季節であると同時に別れの季節でもある。
僕がL.A.に来てから1年3ヶ月、最もお世話になった留学仲間である篠原さんが経済的な事情で大学を一時休学し、日本に帰るという話を聞いたのはつい先日のことだ。
冬学期までにはまた戻ってくると言うが、ここはみんなで盛大に送り出さざるを得まい。
ということで、いつものメンバーが集まってバーベキューパーティーを開くことにした。


会場はKanaちゃんのアパート。
ここの中庭にはプールやジャグジーに加えてバーベキュー用のコンロが備え付けになっている。
スーパーでたっぷり肉と野菜を買い込んで、さっそくパーティー開始だ。

みんなが早くも肉の争奪戦を繰り広げ始めた頃、今日の主役、篠原さんは…

アメリカ大陸横断ドライブ以来すっかり手になじんだカメラ片手にビデオ撮影中。
さすがLos Angeles City Collegeの映画学科、肉よりカメラなのだ(笑)。

バーベキューの後は卓球大会に麻雀大会。

まさかL.A.まで来て卓を囲めるとは思わなかったぞ。
いつの間に麻雀マットなんて買ったんだ!?

「そうそう、鈴木さんの本が紹介されてましたよ」とKaoruちゃんが持ってきたのは小学館の雑誌「Oggi」9月号。
日本では28日に10月号が発売になってしまうらしいが、タイムラグのあるL.A.ではまだこれが手に入る最新号なのだ。

おおっ、確かに216ページに「一風変わったユニークなタイプの日記読み物」と写真付きで出ているじゃないか!
おしゃれとは全く縁遠い僕の本がファッショングラビアと並んで載っているのはなんだかくすぐったい気もするけれど、なんにせよ人に誉められるというのは素直に嬉しいもんだ。
ところで「Oggi」ってどんな人が読んでいるんだろう?
そんなことすら知らない僕なのであった(笑)。

宴もたけなわになった頃、突然もう一つの別れが告げられた。
仲間の1人であるRyoもまた来週、実家のある愛知に帰ってしまうというのだ。

「しんみりしちゃうのは苦手だから」と最後の最後まで別れを言い出さなかったRyo。
篠原さんはまた戻ってくるが、彼の場合はこれが本当の帰国になってしまう。
しかも、実家に帰るとなればなかなか会う機会もないじゃないか。
まったく水臭いヤツだ。
どんな事情があるのかすら多くを語らないけれど、卒業を待たずして帰国せざるを得なくなった彼の胸中には複雑な思いが渦巻いているだろう。

日本にいたらきっと出会うことさえなかったであろう大切な友人との別れ。
L.A.の夏は寂しさとともに幕を閉じていく。