SIGGRAPH 99取材初日。
午前7時起きで会場のLos Angeles Convention Centerへ。
ここは以前にコンピュータゲームのコンベンション、E3も行われた場所。
こうした最先端のイベントを見ることができるのもL.A.に住んでいるメリットだ。
開場前のエントランスは早くも黒山の人だかり。
SIGGRAPH 99はCGクリエイターなどプロ向けのイベントだが、会場周辺のホテルはほぼ満室だとか。
観光バスが何台も乗りつけ、たくさんの人を吐き出していく。
各ブースではプロ向けのハードやソフトのデモンストレーションが行われていた。
3Dソフトなどいじったことがない僕でも、コンピュータを使えばすごい映像が作れるということくらいは理解できる。
どこのブースでもその映像を見ているだけで十分楽しい。
同行のCGクリエイターのKさんと話していて興味深かったのは、「これまでCGはいかに実写に近づくかというのがテーマだったけれど、これからは実写では作れないコンピュータならではの映像が重要になってくる」という点。
ツールが新しくなれば表現自体も新しくなるのは当然といえば当然だ。
コンピュータ業界の進化はドッグイヤーだというけれど、CGは早くもその域に達していたのだ。
レポーターはテレビ朝日「D’s Garage 21」の川北桃子アナウンサー。
バーチャルリアリティーや3Dキャプチャーの体験取材やクリエイターのインタビューを続々こなしていた。
その間にTプロデューサーは各ブースを回って日本からのアポイントを確認しながら取材担当者のスケジュールを押さえていく。
こういうコンベンション開場での取材は担当者もインタビューやデモンストレーションにフル回転ということが多いから、現地でしっかり確認することが必要なのだ。
僕もつたない英語を駆使しながらTプロデューサーのお手伝い。
貴重な取材に同行させてもらっていることに対するせめてもの恩返しだ。
閉場時間が来ても、取材はまだ終わらない。
続いては場所を移してCGクリエイター養成学校デジタルハリウッドのパーティーを取材。
会場を見ていて驚いたのはクリエイターの中に女の子が占める割合が大きいこと。
半分までとは言わないが、確実に4割は若い女の子なのだ。
手に職の専門職というのが魅力なのか、それとも細かい作業やレンダリングを待つ辛抱強さが女の子に向いているのか、いずれにしてもCG業界は大きく変わりつつあるようだ。
さらに、L.A.に居を構えるCGプロダクション主催のパーティー会場へ。
コカコーラのCMに出てくる白クマや映画「ベイブ」に出てくるブタの口の動きを制作した大手プロダクションだけあって、巨大クラブを貸し切ってのパーティー。
こうしたパーティーで関係者との交流をはかるというのもコンベンションの重要な要素なのだろう。
全ての取材が終了したのは深夜12時。
まったく、みんなよく働くなぁ。