「映画の天才」試写で『リトル・ミス・サンシャイン』を観てきた。
それぞれにバラバラな問題を抱える家族が、娘のミスコン出場のためのロングドライブを通じて再生していくというロードムービー。
自分からは決して映画館に足を運ばないタイプの作品だが、これがなかなかの良作だった。
自分が負け組だということに気づいているくせに、勝ち組の(少なくともそれを目指している)ふりをしなければならない世の中へのアンチテーゼ。
自分のダメさを認めたときに、それまで見えなかった別の喜びが見えてくるという皮肉。
アメリカンドリームと社会的格差が併存するアメリカでヒットしているのももっともだと思う。
決して全員が手に入れることはできない「勝ち組」を目指すのか?
それとも、勝負を降りて別の喜びに満足するのか?
意外に深いところで人生観を問われているような気がする。