食品添加物専門商社の元トップセールスマンだった著者が暴露する食品製造の裏側。
ベストセラーになっているということで前から気になっていたのだが、やっと読み終わった。
例えば、コーヒーフレッシュの成分にミルクなど含まれておらず、中身は水と油と添加物だけ。
廃棄寸前のクズ肉に20~30種類の白い粉を混ぜるとミートボールができあがる。
コンビニ弁当はもちろんのこと、漬物やカレーのルー、ドレッシングにいたるまで、僕らが普段口にしている多くの食品にはジャブジャブと添加剤が使われている、という具体例がいやというほど列記されている。
となると、「添加物は危険だから食べるな!」と脅かすのがこの手の本の常套手段だが、そうじゃないのが本書のオトナなところ。
当然のことながら、こうした添加物は国の安全基準を満たしているから使われているわけで、食品を手軽に、安く、おいしくするという添加物のメリットもきちんと説明している。
その上で、「安心を選びますか?」「便利さを選びますか?」と消費者に疑問を提示しているのだ。
いくら怪しげな添加物がたっぷり使われているからといって、便利な加工食品をまったく食べないのは現実的じゃない。
それでも、この本を読んでから食品の成分表示に目を通すようになった。
思っていた以上に添加物に冒されている僕のカラダ。
ああ、きっと長生きはできないんだろうなぁ。
