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2005年01月15日

●「『Jリーグ』のマネジメント」

J-wave「TOKYO CONCIERGE」でお世話になっているスポーツ総合研究所所長・広瀬一郎さんの著書「『Jリーグ』のマネジメント―『百年構想』の『制度設計』はいかにして創造されたか」を読む。
「Jリーグ」のマネジメント―「百年構想」の「制度設計」はいかにして創造されたか

1993年にスタートしたJリーグを制度設計という経営学的観点から分析した本。
初代チェアマン川淵三郎氏をはじめとする関係者へのインタビューで再現されるJリーグ立ち上げの舞台裏はリアリティ抜群。
さらに、ロサンゼルス以降のオリンピックやワールドカップが商業化に成功していく背景でテレビがはたしてきた役割などスポーツビジネスとメディアの関係の分析も興味深い。
広瀬さんの持論「スポーツビジネスにはマネジメントが必要だ」の真意がこの本を読んで理解できたような気がする。

元々電通のスポーツビジネスプロデューサーとしてワールドカップやトヨタカップに関わってきた広瀬さんだが、昨年のプロ野球新球団騒動以来、メディアでの発言も増えている。
プロ野球のオーナーたちがみんなこの本を読んだら、プロ野球もちょっと面白くなるのになぁ、と思った。

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