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2005年09月04日

●社会的信用

「それではさっそく打ち合わせをしましょう。御社にうかがいますよ」
そう言われるたびに慌てて理由をでっち上げ、打ち合わせ場所を相手のオフィスに変更してもらう。
なにしろ我が社はオフィスとは名ばかりの1DK。
住居を兼ねている部屋の半分をベッドが占めていて、生活感がいっぱい。
とても打ち合わせができる環境ではないなのだ。

SOHOだとか職住接近だとか言えば聞こえはいいが、仕事に支障が出てくるのはさすがにヤバイ。
せめて簡単な打ち合わせや仕事専用に使えるスペースを確保すべく、物件探し作戦を開始した。

毎回のことだが、部屋探しをするたびに憂鬱になる。
いかに社会的信用がないかを痛感させられるからだ。
フリーランスの放送作家から一応「会社経営」になったからといって、資本金1円の創業1年数ヶ月の超零細企業では家主さんは信用してくれない。
19才で実家を出てから一人暮らし歴20年弱、家賃を滞納したことなど一度もなくても、引っ越そうとするたびに納税証明だの決算書類だのを提出して、ゼロから信用を証明しなければならないのだ。

クレジットカードを作るときに照会されるナンタラ信用協会の個人データって、こういうときに使えないのだろうか?
大手有名企業に勤めていれば話もスムーズに進むらしいが、終身雇用制が崩壊して契約で働く人が多くなった昨今、それだけが安定収入の証明になるとは思えない。
な〜んて考えるのは、大きな会社に勤めたことのない人間のひがみかしらん?

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