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2004年05月17日

●「オシャる技術」というエンタテイメント

久々にネットで面白そうな企画を見つけてメルマガを購読している。
その名は「オシャる技術」
8万部のベストセラーになった「ウケる技術」(僕は気になって立ち読みはしたけれど買っていない。買おうかな)で「笑い」を分析した著者の水野敬也氏が、今度は「ファッション」の解析に挑む企画だ。
第0号から引用すると…

   私は、例えば「笑い」のように、
   今まで個人のセンスだとされてきた分野
  のノウハウやパターンを解明して、
  誰でも共有可能な知識にすることをライフワークにしています。
  その意味では「笑い」と「ファッション」に強い共通性を感じています。

   と・こ・ろ・で。
  みなさんは、何のために、服を購入しますか?
  きっとほとんどの人が
   自分が好きなもの
  を買っていると思います。

  でも、ぶっちゃけた話、
  私は人からカッコイイと思われたいし、
   合コンでは女の子からセンスや雰囲気の好い人だと思われたいし、
   初対面の人から「この人センス良いな。仲良くなりたいな」と思われたい。
  みんなからカッコイイと思われる服を着てセルフイメージを高めたい。
  もっとストレートに言えば、
  モテたい

  「カッコイイと思われたい」のであれば、
   「自分の好みやセンス」というつかみどころのないものを頼りにすべきではありません。
   より大多数の人が、何を「カッコイイ」と思うか、その確固たるパターンに沿って服を選ぶべきなのです。

分かる、分かる!
僕自身、「センスに自信がないしファッションには興味がない」と言いつつ、一方では「カッコイイと思われたい」と秘かに思っている(笑)。
番組企画の時は自分の興味より視聴者の関心を優先させるくせに、ファッションに関してはその方法論をとらないのは筋が通らないじゃないか(ホントか?)。
しばらくの間、水野氏の挑戦を遠くから見守りつつ、その「技術」を学んでみようと思う。

それにしても、フツーならこの企画をそのまま書籍として発表していただろうに、メルマガで読者をリアルタイムに楽しませようというところがいい。
しかも、第1号では手持ちの服を全て海岸で燃やし、その模様を動画で配信するサービス精神はタダ者ではない。
もちろん、企画が終了した暁にはこのコンテンツを書籍として出版することを視野に入れてはいるのだろうけれど、今のところ彼がいくらカラダを張っても1銭にもならないはずだ。
新しいタイプのエンタテイメント屋に世の中をもっともっと楽しくしてもらうためにも彼の挑戦を応援したいと思う。

とりあえず買っておこうかな。
「ウケる技術」