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2005年05月08日

●尼崎JR脱線事故のメディア報道

尼崎のJR脱線事故をめぐるメディアの報道がなんだか変な方向にエスカレートしている。

JR西日本の社員が事故を知りながらボーリング大会を開いていたとか、旅行に行っていたとか。
そりゃ、被害者の立場に立てば道義的に許せないことだろうし、JR西日本の会社としての体質が事故の原因であるならば、それを明らかにするのはメディアの役割だろう。
しかし、何人が2次会に参加したとか、それがいくらのコースだったとかいうのをまるで鬼の首を取ったように報道するのにどれほどの意味があるのだろう。

さらに違和感を覚えるのは、記者会見会場で見られる一部記者の横柄な態度。
おそらくJR西日本の対応がとんでもないのだろうということは予想がつく。
しかし、だからといって、記者が正義を振りかざして反論できないJR西日本の社員をつるし上げている姿はイジメのようだ。
JR西日本の問題点を明らかにするために記者がエラぶる必要はまったくない。

なんだかレベルが低いなぁ、と思う。