「Los Angeles留学日記」

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「Los Angeles 留学日記」

大学院98年秋5
(1998年10月16日〜)

10月16日(金)

1週間のごぶさたでした。
「こらっ! 更新さぼってるんじゃない!」というお怒りと励ましのメールをありがとうございました。
いや、さぼっていたわけではありません。
更新したくてもできなかったのです。
何と、我がMacが起動不可能になってしまったのです。
では、今週の出来事をダイジェストでお伝えしましょう。

10月10日(日)
何故かMacが全く起動しなくなってしまう。

10月11日(月)
電話帳を片っ端から調べまくってリトル東京にある日系のパソコンショップ「Ike Mac」に電話。
すぐさま本体を持って行き、見てもらう。

このお店はその名の通り、秋葉原にあるMacの老舗Ike Shopの関連会社。
担当の近藤さんに見てもらうと、どうやらマザーボードがイカレてしまっているらしく、再起不能との診断。
ショックを受けつつ帰宅。

10月12日(火)
学校へ。
Corporate and Instructional MediaのMidtermに全力を尽くす。
English 090はUpper Division Writing Proficiency Examの結果発表。
何と、一発で合格!
教授に「You are the strongest writer in this class」と褒められる。
嬉しかった。

10月13日(水)
熟慮の末、新しいMacを購入することを決意。
雑誌で他店の値段も調べてみたが、日本語でアフターサービスを受けられることを考えてIke Macで買うことに決定。
IMacも魅力的だが、現在持っている周辺機器とかろうじて生き延びた内蔵ハードディスクのことを考えるとターゲットから外れる。
思い切ってG3 300Mhz Mini Towerをセレクト。
お値段は$2395! この出費は痛い!
だが、もはやインターネットは僕のライフラインだ。
涙をのんで発注の電話。
前からMacを買いたいと言っていた篠原さんとKanaちゃんもiMacを買うとのこと。
3人で一緒に買うことを条件にサービスを迫る。

10月14日(木)
学校へ。
Midtermが返ってくる。
83点。
とりあえず「B」をキープできただけでも上出来か。
初めてConversationクラスに顔を出す。
あんまり実践的じゃないなぁ。

10月15日(金)
学校のCoffee Hourの後、Ike Macへ。
念願のG3をゲット!
篠原さんはクレジットカードの締切の都合で来月にすることにしてKanaちゃんはiMacを入手。
Japanese Language Kitとハードディスク取り付け工賃をサービスしてもらった。
近藤さんが「日本語のOS8.1は動かないかもしれませんよ」と言ったので心配だったが、何と、内蔵ハードディスクの日本語OSからの起動に成功!
細かい設定をやり直さなくても済んでホッとする。
早速、ホームページを見てみると、いつの間にか10000アクセスを突破しているではないか!
しかも、未読メールが130通!

頑張って更新していきますので、今後ともよろしくお願いします。

10月17日(土)

昨夜、たまっていたメールを読んでいたら朝方までかかってしまい、昼過ぎにノコノコ起き出してくる。

何となく勉強する気分にならないので(いいのか、そんなことで!)、キッチンに立ち、先週買っておいた材料でカレーを作る。
こちらではジャガイモがめちゃくちゃ安い。
おなじみMax Foodsでは10ポンド(約4.5kg)入りの袋がわずか$1.50ほど。

新しいMacを買ってしまって緊縮財政の懐には大変ありがたく、カレーの具も当然、半分以上がジャガイモになる。

大きめの鍋にたっぷり作っておけば1週間はおかずに不自由しない。
カレーライスの何とありがたいことよ(笑)。

満腹になってもまだ勉強する気が起こらない。
で、新しいMacの前に座り、インターネットに逃避してしまおう(う〜ん、いかんぞ、そんなことじゃ)。

気になるのはやはり為替。
1日遅れの日経新聞を読むよりホットな情報がインターネットにはゴロゴロ転がっている。

まずは「Bloomberg Online: 主要クロスカレンシー」のページで現在のレートをチェック。
ここのデータは20分おきに更新されるので、ほぼリアルタイムのレートが分かる。

続いて「日経新聞マーケット欄」で市場の雰囲気をつかむ。
さらに「Forex NewsGroup」をチェック。
ここは現役為替ディーラーなども出入りする掲示板で、ハイレベルな話には全くついていけないのだが、それでも大まかな流れをつかむ参考にはなる。
どうやらさらなる円高を予想する人が多いようだ。

最後に「Elliott Wave Analysis」をチェック。
ここはプロのディーラーの方が為替チャートの分析を披露している。
当然のことながら難しい話は分からないが、なかなか面白い。

夕方、「日刊サン」を取りにいくついでにレンタルビデオ屋に寄ったら「Break Out」(テレビ朝日)のビデオが入荷されていたので借りてくる。
家崎さん、姫野さん(2人とも番組制作スタッフのエライ人。「Los Angeles留学日記」を愛読してくれているらしい)、ちゃ〜んとチェックしてますからね。

ああ、結局丸一日全く勉強しなかった。
「明日は絶対やるぞ!」と日記には書いておこう(笑)。

10月18日(日)

10時半起床。
もちろん、カレーライスで朝食兼昼食。

目覚まし代わりに洗濯したり、L.A. Timesを買いに行ったり、メールをチェックしたり。
なかなかやる気が起こらない。

何とかMacに向かって先週返却されたLab Reportの直しにとりかかる。
第1稿では驚くことに95点という高得点をマークしたのだが、細かい文法チェックの赤ペンが入っていた。
1週間以内なら再提出が許されているので、しっかり直して100点を狙おうという魂胆なのだ。
ああ、ハードディスクが無事で本当によかった。

続いてCorporate and Instructional Mediaの副教材を読む。
この授業では12月までに企業ビデオの企画書を提出しなければならないのだが、この教材には以前の学生が書いた企画書の良い見本が2つ載っている。
1時間ほど集中したらまぶたが重たくなってきた…いかんぞ!
う〜ん、ダメだぁ。
睡魔に勝てず、ソファーの上で寝てしまった。

目を覚ましたら夕方の6時。
何気なくつけたテレビで日本のドラマが始まり、ついつい見入ってしまう。
だって、「神様、もう少しだけ」も「青い鳥」もいいところなのだ。

全部見終わったら午後11時になってしまった。
う〜ん、スランプなのかなぁ…なんて言い訳してる場合じゃないぞ。
よし、これから朝まで勉強だ!

10月19日(月)

午前11時起床。
昨晩どうにかCorporate and Instructional Mediaの副教材を読破できたので目覚めがすがすがしい。
まだまだ残っているカレーライスを食べて、今日も一日勉強だぁ、と気合いを入れる。

試験に合格し単位獲得が確定したのをいいことにL.A. Timesの宿題は後回し。
Computer Fundamentals for Multimediaのラボレポートにとりかかる。
締切は来週の火曜日だが、今からやっておかないと間に合わない恐れがあるからだ。

内容はは授業でやってきたOn-line Magazine制作についての考察。
事前に配られたペーパーに書かれている問題点に自分なりの答えを出さなければならない。

今回は「On-line Magazineと紙媒体雑誌の類似点と相違点」というのが大テーマ。
「ハイパーテキストのメリット」「重要記事を示すレイアウトの方法」「アップデートが常に可能であることの意義」「On-line Magazineにおいて信頼性を判断する根拠」「写真を加工することの是非」などが小テーマだ。

どれも僕がとても興味を持っている問題なので、じっくり考えるのは楽しいし、それなりに意見も持っている。
が、しかし、それを英語のレポートにまとめるのはやっかいな仕事だ。
言いたいことにぴったりくる表現がなかなか思いつかず、本当にイライラする。
ああ、日本語で書きたい!

半日モニターに向かって集中して、やっと2ページ。
まだ全体の半分弱だ。
しょうがない、今日のところはこの辺で勘弁してやるか(笑)。

6時過ぎ、いつものようにNijiyaに「日刊サン」を取りに行って、7時からはKTLAでドラマ「FRIENDS」の再放送を見る。
最近になってやっとキャプションに目が追いついて大体の意味がとれるようになってきた。
継続は力なり、かな。

L.A. Timesの課題記事は世界各国のミステリーゾーン。
そうか、今月末はHalloweenだ。
きっと日本でお盆に怪談ものをやるのと同じなのだろう。

明日の授業ではMacromedia Directorを使うのでマニュアル本に目を通しておかなければ。
これがまた辞書みたいに分厚いんだよなぁ。

10月20日(火)

朝7時起きで学校へ。

Corporate and Instructional Mediaの授業を無難にこなし、Computer Fundamentals for Multimediaは今日がOn-line Magazineの発表。
自分たちが作った作品をMac経由でスクリーンに映しながらプレゼンテーションするのだ。

残念ながら僕の英語では言いたいことが半分も伝わらないのでプレゼンテーションはパートナーのJoeを中心に進行する。
おっ、クラスメイトの笑いを誘ったぞ。
なかなかやるじゃないか。
僕は途中で一言二言口を挟むのが精一杯。
あっという間にプレゼンテーションは終了。
"Good job!" と握手を交わしながらお互いの健闘をたたえ合う。

授業の後半は次のラボの説明。
Macromedia DirectorやAdobe Premierを使った30秒のビデオ作品を作るのだ。
Macでビデオのノンリニア編集が出来るというのは聞いたことはあってもまさか自分がやることになるとは思わなかった。
「俺、デジタルムービー持ってるからわざわざ借りなくても済むよ」
テレビ制作が専攻のJoeはいつになく張り切っている。

お題は「How to ●●」。
あさっての授業までにアイデアを持ち寄ることにした。

授業の後、リトル東京の本屋へ。

ダウンタウン周辺のパーキングメーターは1時間$1、その他のパーキングはフラットレートで$3〜7が相場だが、ヤオハンの駐車場は1時間まで無料。
ちょっとした買い物には便利だ。

Premierのマニュアル本を物色しに行ったのだがめぼしいものはなし。
仕方なくアパートに帰る。

昨夜の寝不足ですごく眠い。
今日は早めに寝て明日勉強しよう。

10月21日(水)

今日は一日中レポート書き。
10時間以上かけてやっと4ページしか書けないんだからいやになってしまう。

10月22日(木)

朝7時起きで学校へ。

Computer Fundamentals for Multimediaの授業でいよいよMacromedia DirectorとAdobe Premierの説明が始まった。
いやいや、これが面白いのなんの。
これさえあればどんな映像でも作れるじゃん、って感じ。
まさに大人のオモチャだなぁ、これ。
今まで自分ではけっこうMacを使いこなしてきたつもりだったのだけれど、まだまだ奥は深い。

で、僕とJoeが作ることにしたビデオのタイトルはズバリ「How to Moonwalk!」。
他に「ナイフとフォークでバナナを食べる方法」なんていうのも考えていったのだが、ムーンウォークがJoeにバカウケで一発決定!
来週中に撮影して編集作業に入ることにした。
楽しみだなぁ。

テストに受かって単位が確定したのをいいことにEnglish 090は欠席。
その代わり会話の授業に顔を出す。
「もしも僕がビル・クリントンだったら」というお題でスピーチをしたり、伝言ゲームをやったりというカジュアルな雰囲気だ。
これを毎週やっていたら少しは耳と口が鍛えられるかな。

最近また「もっと写真を!」というリクエストのメールをいただくので、キャンパスの写真を何枚か撮ってみた。

いかがでしょう? 雰囲気は伝わりますか?
数年前の地震で建て直された新しい建物が多い我がキャンパスですが、実は僕は図書館(写真3枚目)にすら入ったことがないんです(笑)。
そのうち余裕が出来たらあちこち探検してまた詳しくご報告します。

アパートに帰りダラダラしていると篠原さんから「コリアタウンに焼き肉でも食べに行きませんか」というお誘いの電話。
そろそろカレーライスにも飽きてきたところだったので喜んでご一緒する。

フリーウェイ10を東へ10分。
Vermont Ave.を北にしばらく行くとハングル文字の看板だらけの一帯が出現する。
そこがコリアタウンだ。


The Corner Placeは韓国系の人たちでにぎわう人気のお店。
カルビ一皿と冷麺を頼んで2人で$21.54。
これで十分満腹になるのだから東京の焼き肉屋に比べれば激安だ。
しかもなかなか旨い。
いやあ、たまには外食もいいですな。

10月23日(金)

午前10時半起床。
Coffee Hourのため、学校へ。

昨日の会話クラスで一緒だったメキシコ人(名前は聞いたのだが覚えられない)と話していたら、途中からアルメニア人(同じく名前失念)が加わってきて3人で会話。
なんとなくそれぞれの国によって英語の訛りに違いがあるのが面白い。

後半は先週も話した韓国人、台湾人とドラマ「FRIENDS」の話題で盛り上がる。
僕が「全部ビデオに録っている」というと貸して欲しいというリクエストが殺到。
来週持ってくる約束をした。

L.A.の韓国語ラジオでDJをやっているという韓国人の彼に「昨日コリアタウンに行った」という話をすると韓国料理の話が盛り上がり、何と来週の金曜日に彼の案内でコリアタウンに行くことになった。
おお、これは期待できるかもしれない。

学校からの帰り道、ガソリンスタンドに寄ったときに写真を撮ったので、ここで「正しい(?)給油の仕方」についてご説明しましょう。

給油ポンプのところに書いてある「Self」というのがセルフサービスのこと。
日本のように店員さんが全部やってくれるのが「Full」(フルサービス)で、こちらは「Self」より1ガロン当たり20¢ほど高くなります。
ポンプの隣に車をつけたらまずこのようにクレジットカードをスライドさせます。
「地球の歩き方」などにはキャッシャーに行って「Fill it up with No.●, please」と言うなんて書かれていますが、今までに僕が入ったGSは100%カードでOKでした。
「ATM or CREDIT?」という表示が出たら「CREDIT」のボタンを押します。
次にガソリンの種類を選びます。
「Unleaded」というのが無鉛ガソリンのこと。
なぜかこちらでは軽油の方が普通のガソリンより高いです。
ポンプを外したらスイッチをガチャンと上に持ち上げます。
このスイッチを入れないといくらポンプを握ってもガソリンは出ません。
準備が出来たらポンプを給油口に差し込んでギュッと握ります。
フックを引っかければ手を離してもOK。
満タンになればガソリンは自動的に止まります。
その間を利用して窓を拭きます。
こんな窓拭き道具がたいていのGSには置いてあります。
「Receipt?」という表示が出るのでレシートが欲しければ「YES」ボタンを押します。
すると、ご覧のようにレシートがプリントアウトされてきます。
これで給油完了です。
ちなみに今日のレートは1ガロン(約3.8リットル)$1.159。
$1=120円で計算すると1リットル当たり36.6円!
日本よりずいぶん安いですね。
渡米当初は周りの人が給油しているのをキョロキョロ見ていたんですが、今ではすっかり慣れました。

で、夜は久々にKojunの家に集まって朝までトーク。
来週からアメリカ人のルームメイトが入居するのでこれまでのように夜中まで日本語でワイワイというわけにはいかなくなるだろう。
それにしても再び一人暮らしに戻るはずの同居人Kosukeはまだ新居が見つかっていないのだ…。

10月24日(土)

昼過ぎに起床。

今日もLos Angelesは快晴のいい天気だ。
10月が終わろうとしているというのに僕は一日中Tシャツと短パンで過ごしている。
こんな日はどこかにドライブにでも行きたいものだが、そうもいかない。
まったく、いつになったら余裕ができることやら。

今日は自宅でDirectorのと格闘。
日本から送ってもらった辞書みたいに分厚いマニュアル本を片手に一つ一つの作業を確認していく。
付属のCD-ROMについているサンプルファイルでムービーを作っていくのだが、これがまた面白い。
かつては編集スタジオでしか出来なかったようなことが何とデスクトップでできてしまうのだ。
これには感動すら覚える。

一日中モニターの前で頑張っていたら、夕方篠原さんとKanaちゃんから電話。
買ったばかりのiMacと我がG3を接続すべくケーブルを探していたのだ。
結局、今日のところは合うケーブルが見つからず、明日一緒に買いに行くことになった。

10月25日(日)

昼過ぎに起床。
篠原さんとKanaちゃんが来て一緒に近くのCreative Computersというショップへ。

昨日2人が行ったComp USAの店員さん曰く「Mac関連のものならこの辺りで一番置いてある店」というだけあって、店にはいるとiMacの箱が山積みになっている(「写真を撮らせて欲しい」とお願いしたら断られてしまったけど)。
店員さんのMacに関する知識もあるようで、「G3とiMacをEthernetで接続したい」と言ったらすぐにケーブルを出してきて詳しく説明してくれた。
今後、何か分からないことがあったらここに来るといいかもしれないなぁ。

我が家にiMacを持ち込んでG3と接続。

あっけないほど簡単につながった。
フォトレタッチをやりたいというKanaちゃんのためにG3のハードディスクからデジカメ写真を何枚かコピーする。
フロッピードライブがついていないiMacとファイル交換をするにはこうするしかないのだ。

夕方、お腹がすいたなぁと思って時計を見ると午後7時。
ところがビデオの時計は6時を示している。
どちらかが狂っているのかなと思った次の瞬間、ひらめいた。
「そうだ! サマータイムが終わったんだ!」

サマータイムの正式な(?)呼び方は「Daylight Saving Time」。
「日光を節約する時間」
なるほどね。
今日の未明を期して冬時間に戻っていたというわけだ。
それにしても半日以上全然気がついていなかったなんて。

いよいよL.A.の夏も名実共に終わりつつある。

10月26日(月)

午前9時半起床。
郵便局にいつものビデオを出しに行った後、さっそく勉強にとりかかる。
そう、明日はCorporate and Instructional Mediaクイズの日。
恒例の一夜漬けならぬ一日漬けだ。

今回の試験範囲は「Needs Assessment」と「Objective Analysis」。
何だか分からないでしょ?
だって本人も分かっていないんだから(笑)。

これまでのクイズはテキストからの出題だったのだが、今回は授業内容からの出題。
もちろんノートは取っているのだが、教授のしゃべっていることが半分しか分かっていないのでノートを読んでも理解度は半分。
そもそも何について勉強しているのかすら怪しくなってくるのだから情けない。
夕方までかかってノートをまとめてはみたものの、今回のクイズはかなりヤバイぞ。

午後6時、外に出たら暗かったので改めてサマータイムの終了を実感。
一昨日までの7時だもん、暗くて当然だよな。

郵便受けを見たらUpper Division Writing Proficiency Examの合格通知が届いていた。

10月27日(火)

午前7時起床で学校へ。
まずはCorporate and Instructional Mediaのクイズだ。

結果は…撃沈!
4問中2問は何とか書いたものの、残りの2問は何を答えたらいいのかすら分からず、自分でも訳の分からない英語で回答欄を埋めるしかなかった!
う〜ん、ショックだ。

Computer Fundamentals for Multimediaの授業はいよいよインタラクティブビデオ制作。
とはいってもJoeのビデオカメラがまだ使えないのでMacromedia DirectorとAdobe Premierの使い方を確認しながらどんな作品にするか2人で相談する。

「『How to Moonwalk』だから背景に本物の月面の写真を使いたい」と僕が言ったのだが、Joeはノーリアクション。
どうやらイメージが沸かないらしい。
こんな時はいくら言葉で説明しても無駄。
とにかくある程度形にしてそれを見せるのが手っ取り早い。

というわけで、NASAのホームページにアクセスする。
広大なウェブ上を英語と格闘しながら何とか「Photo Gallery」というページを発見。
何と25000枚以上の宇宙写真が保存されているという。
「教育目的の使用は無料」と書いてあるので遠慮なく月面の写真を片っ端からダウンロードしてくる。
そうだ、月から見た地球の写真も欲しいなぁ。

リンクをたどっていったら「人類初の月面歩行」のムービーを発見!
「This is the real moonwalk!」と言ったらJoeも笑ってた。

とりあえず、背景動画などDirectorを使った部分は僕の担当、撮影とPremierを使った編集などビデオ部分はJoeの担当という風に役割分担。
何と言っても彼はテレビ制作が専攻だし、僕は“マルチメディア留学”なのだ(笑)。
よ〜し、木曜日までにかっこいい動画を作ってJoeをギャフンと言わせてやるぞ!

10月28日(水)

午前9時起床。
朝食の後、さっそくDirectorムービーの制作にとりかかる。

昨日集めた画像に加えて、今日は音素材をインターネットで探す。
まずはムーンウォークの元祖マイケル・ジャクソンのオフィシャルサイトからムービーをゲット。
映画「2001年宇宙の旅」オープニングで使われている曲が欲しいなあと思いながらファンのホームページをさまよっていたら、ありました!
その名も「The 2001 Internet Resource Archive」
あの曲、「ツァラストラはかく語りき」っていう曲名なんだ。初めて知った。
さすがはインターネット、何でもあるねぇ。
個人で楽しむだけだから、無断使用、許してね。

で、構成。
「ツァラストラはかく語りき」の音楽と同時に小さな月と「Have you imagine...」の文字がスネークイン。
次に画面いっぱいにクレーターまではっきり見える巨大な満月。
「walking on the moon?」の文字が出るとともに音楽がますます盛り上がる。
そして月面を歩く宇宙飛行士の写真(昨日の一番左側の写真)にオーバーラップして「Yes, you can!」の文字が勢いよく滑り込み、「ツァラストラ」は最高潮に!
さらに遠くに地球を望む月面(昨日の2番目と3番目の写真を合成)が現れた瞬間、中央にフレームが開いてマイケル・ジャクソンのムービーがスタート!
曲を何回かループさせてムービーは終了。
再び「ツァラストラ」静かに始まり、真黒の宇宙空間に白い文字で「courtesy of NASA & Sony music entertainment」。
最後に「created by Joe Casuga & Hirofumi Suzuki」とクレジットが出て、完。

う〜ん、いいじゃんか、いいじゃんか。
雰囲気出ててカッコイイぞ。
それにしてもこんなのが半日で作れちゃうなんて、Directorはエライ!

もちろん、最終的にはマイケルの代わりにJoeが撮影したムーンウォークのビデオが入り、音楽もCDから編集して入れなきゃならないが、土台としては完璧だろう。
明日、Joeも驚くぞ。

これってShockwaveに変換すればインターネットでも見られるんだよな。
でも、著作権とかあるからやっぱりヤバイよな。
う〜ん、早く誰かに見せたい!

「大学院98年秋4」  「大学院98年秋6」