「Los Angeles留学日記」

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「Los Angeles 留学日記」
CD-ROM付き書籍出版への道3

「Los Angeles留学日記」がアルクからCD-ROM付き書籍として出版されることが決まりました。
このコーナーでは実際に本が出来ていくまでを公開し、読者のみなさんとそのプロセスを共有していきたいと考えています。
あなたもぜひご参加下さい!

3月17日(水)

安藤さんからFAXでスケジュールが届いた。

  • 3/21(日) ゲラチェック(写真追加の有無を返答)
  • 3/24(水) Language Expo用スライドショーBGM&SE
  • 3/28(日) 写真キャプション〆切 ・ 日記検索用インデックスキーワード〆切
  • 4/02(金) ムービーテープ必着
  • 4/05(月) 付き物原稿(まえがき・あとがきなど)〆切
  • 4/12(月) ムービーキャプション〆切

うわぁ、大変だぞ。
放送作家としては12年間に〆切破りわずか2回という優等生だったのだが、今回ばかりは勝手が違う。
Midtermさえ終われば時間ができるはずだから、集中してやらなければ。

金子さんからCD-ROM用バナーが到着。

先日のタイトルロゴを元に横長にデザインし直してくれたものだ。
うん、気に入った。

オープニングムービーのドラフトも完成したということで、明日メールで送ってもらうことに。
いよいよあらゆる作業が入稿に向かって走り始めている。

3月22日(月)

Midtermで頭がウニになりながらCD-ROMの方もここ数日で確実に進展している。

ゲラチェックは完了。
追加したい写真をFTP経由で安藤さんに送る。
改めてゲラを読んでいたら本文を手直ししたりリンクをいくつか追加したくなったりなった。
やっぱりモニターで読むのと活字を読むのは感覚的に違うのだ。
自分で自分の首を絞めるのは分かっていてもギリギリまでできる努力はやっておきたい。

オープニングムービーは第一稿が完成。
最初のコンセプトからビルボードに的を絞った3Dムービーだ。
金子さんと相談の上、若干の手直しをお願いする。
ムービーの尺が確定したのでこれを元に音楽と効果音を発注。
音楽を担当するIさんの都合でVHSテープが必要だということが分かり、変換する作業は安藤さんにお願いする。

一方で本文をブラウズする時に流れるBGMは完成。
Iさんのスタジオは東京にあるのでL.A.を経由せず、DATテープを直接アルクの編集部に送ってもらう。
いろいろアレンジや音色を変えたバージョンがあり、合計50分の大作!
なんとCD1枚分のボリュームじゃないか!
さっそく試聴した安藤さんいわく「サンタモニカ〜って感じです」とのこと。
ううっ、早く聴きたい!

日曜日に丸一日かけて友人たちのアパートやL.A.の風景などを撮影。
借りるはずのカメラの持ち主が旅行に出かけてしまったので、やむを得ずソニーのビデオカメラを購入。
$1500の出費は大きいけれど、今後のことを考えると持っていても悪くあるまい。

今日、僕がレポートと格闘している間に篠原さんとMariちゃん(2人ともLACC映画学科在籍中)がさらに撮影をしてきてくれた。
空港やSanta Monica Placeなどの観光スポット、バーガーキングでハンバーガーを買ったり、郵便局の自動販売機で切手を買ったりとフル回転だ。
明日は授業(なんと僕のプレゼンテーションもある!)の様子を撮影する予定で教授の許可もとってあるし、水曜日にはSanta Monica Collegeのキャンパスも撮影する予定。

安藤さんから連絡がありLanguage Expo(26日〜28日)でデモンストレーションするスライドショーが完成したとのこと。
最終的にCD-ROMに収録するまでにはもう少し修正するとのことだが、会場で雰囲気は味わってもらえると思う。
ご覧になった方はぜひ感想などお聞かせ下さい。

3月23日(火)

「授業の様子を撮影したムービーはぜひ見たいです」という安藤さんのリクエストにお応えしてNew Direction in Electronic Mediaの授業を撮影。
間の悪い(良い?)ことに今日は僕のプレゼンテーションの日。
昨日に引き続き篠原さんとMariちゃんが朝から学校に同行してくれた。

まずはGotthoffer教授のオフィスを訪ねてコメントをもらう。
「日本からの留学を考えている人たちにメッセージをお願いします」と頼んだら、なかなかいいコメントをしてくれた。

そして、いよいよ教室へ。
今日はいつもと違ってクラスディスカッションはなし。
教授のレクチャーと僕のプレゼンテーションを撮影する。
僕の英語のひどさはさておき、授業の雰囲気は分かってもらえると思う。

CSUNのキャンパスを一通り撮影し、帰り道にガソリンの入れ方もバッチリ撮影。
International Student Officeのアドバイザーも金曜日にインタビューに応えてくれることになった。
フリーウェイや街並み、そして僕のアパートも撮影完了。

明日はSanta Monica Collegeのキャンパスを撮影に行く予定。
フーバー教授を訪ねていき、もし許可が出れば授業の様子も撮影したいと思う。

安藤さんから本文内の写真にキャプションを付けるためのゲラ再校がPDFファイルで届く。
〆切は1日延びて29日。
だが、気合い入れてやらないと間に合わないぞ!

金子さんから本文用のオープニングムービーが届く。
なぜかクラッシュしてしまうのでもう一回ダウンロードしなければ。

3月24日(水)

Santa Monica Collegeにフーバー教授を訪ね、授業とコメントを撮影。
アポなしで直撃したにもかかわらず、気持ちよく引き受けてくれた教授に感謝。
あわせてキャンパスの風景も撮影してきた。

仲間で唯一ホームステイしているHisaeちゃんの部屋を撮影。
ホストマザーとの会話も予定通り撮れたのでほぼ満足だ。

金子さんからは本文ブラウザー用のデザインが続々届く。
忙しい中、頑張ってくれている金子さんにも感謝。

ゲラを読みながら、日記の検索インデックスを作成。
「ビザ」「アパート」「買い物」「授業」「マネー」といったキーワードを設定していく。
もちろん「トラブル」という項目もある。

それにしてもこのキーワードの設定は難しい。
どういう項目を作れば読者が興味を持ってくれるのだろうか?
あまり細分化しすぎても項目数が少なすぎてインデックスの意味がなくなってしまうし…。
もう少し頭を悩ませてみよう。

3月26日(金)

CSUNのOffice of International Programs、Assistant DirecterであるJohn CharlesさんとSPICE Coordinator、Roopa Rawjeeさんのインタビューを撮影。
これでとりあえず予定していた撮影は一通り終了した。
あとはログシートとラフ構成案を作ってテープを日本に送るだけだ。

一週間いろいろな撮影をしてきて思うのは、アメリカ人はスピーチがうまいなぁ、ということ。
アポイントのあるなしにかかわらず、ひとつ質問すれば2〜3分はカメラに向かってきちんと要点をまとめたしゃべりをしてくれる。
僕たちは黙ってカメラを回していればいいのだから楽なもんだ。
日本人だときっとこうはいかないだろうなぁ。

Midtermが終わったのでこれでやっとCD-ROMの作成に全勢力を傾けられる。
まずはこの週末のうちに日記の検索インデックスと写真のキャプションを書かなければならない。
〆切は明後日の日曜日。

だけど、その前に今日だけはゆっくり寝たい。

3月27日(土)

水曜日に引き続き、ゲラを読みながら日記の検索インデックスを作成。
時系列とは別のテーマ史で日記を立体的に楽しんでもらうためのキーワードだ。
いろいろ悩んだ末、最終的に設定したキーワードは「I-20・ビザ」「アパート」「生活立ち上げ」「買い物」「マネー」「学校」「授業」「勉強」「食」「観光」「トラブル」というもの。
実用としても役立ってくれるんじゃないかと思う。

次に本文内に挿入された写真のキャプション(説明文)。
写真は全部で120枚。
説明文を入れる場所は76カ所もある。
しかも、たいていの写真は本文である程度説明してしまっているので、それとダブらないような新しいことを書かなければならない。
思ったより大変だったけれど、〆切には滑り込みセーフ。

両方とも時間はかかるけれど、なかなか楽しい作業だった。
少しずつ、少しずつ、本とCD-ROMが形になっていく実感が沸いてくる。

3月28日(日)

篠原さんとTomoyukiが家に来てくれて、撮影したビデオのエディットシートを作成。
要するに撮ったビデオのどの部分をどの順番でつなぐかという編集の設計図だ。
テレビの現場にはタイムキーパーという専門家がいるけれど、今回はこれも全部自分たちの仕事。
素材テープは3時間以上もあるし、実際に編集をしてくれるのは東京のスタッフだから、この作業は欠かせない。

ビデオの構成を大きく分けると「アパート編」「キャンパス編」「生活編」「観光編」。
タイムコードとにらめっこしながら細かいノートを作っていく。

とあえず一通り終わったので、これでテープを発送することができる。
実際のエディットシートは清書してメールで送ることにしよう。

3月29日(月)

安藤さん宛にビデオを郵送して、引き続きビデオのエディットシート作り。
タイムコードを構成順に並び替えると同時に想定される仮キャプションを書き込んでいく。
テレビでいえばナレーション原稿に当たるだろうか。
最終的にはこれがビデオを見るときのテロップ代わりになる。
もちろん、編集する時の参考にもなるはずだ。

次に追加リンクの作成。
僕はリンクという機能がマルチメディアの新しい特徴であり大切だと思っている。
これまでの書籍では「注」として数行の説明を付けるしかできなかったのにインターネットではクリック一つで詳細な情報源に飛ぶことができる。
今回の出版に当たっては安藤さんの発案で書籍の中にもリンクのURLをふんだんにレイアウトしてもらえることになった。
だからなおさらリンクが重要なのだ。

日記を書いているときには思いつかなかった情報源をリストアップし、サーチエンジンでURLを調べ、本文中のキーワードと結びつけていく。
留学やL.A.関連はもちろんのこと、全く関係のない情報源にもリンクする意外性がけっこう楽しい。
春休みで時間がふんだんにあるからこそできる作業だ。

安藤さんからはキャプションはめ込みの作業が完了したというメールと共に「『うーーん、いい本になってきたぞぉ』とひとりしばしニンマリしてしまいました」とのご感想が届く。
さらに先日のLanguage Expoの「インターネット放送」ブースでもお客さんからなかなかの人気だったとか。
よ〜し、もっともっといい本にしちゃいましょう!

3月30日(火)

今日の作業は「付き物原稿」の作成。
「付き物原稿」とは「まえがき」や「あとがき」、それに導入部となる「入り記事」やまとめとなる「しめ記事」のことだ。
安藤さんからはそれぞれ「32字×22行」「32字×20行×4ページ」という字数の目安を受け取っていた。

僕は書店で本を選ぶときにたいてい「まえがき」や「あとがき」に目を通す。
そこを読んで面白そうだと思えば、その本をレジに持っていくことが実に多い。
だからこの「Los Angeles留学日記」が本になると決まった時から、面白い「まえがき」や「あとがき」を書いてやろうと密かに考えていたのだ。

がしかし、これが実に難しい。
これまで日記の本文は割とスラスラ書いてきたのだが、「まえがき」と言われていきなり筆が進まなくなってしまったのだ。
力の入り過ぎかな。

家にある本の「まえがき」を片っ端から読んでみるが、参考になりそうなものはあまりない。
こりゃ困ったぞ。

書いてはデリート、書いてはデリートの繰り返し。
一日中Macの前に座り続けてようやく「まえがき」と「入り記事」を書き終えた。
本当は今日中に全部書いちゃおうと思っていたのにな。

とりあえず形にはなったものの、これが「まえがき」や「入り記事」の体をなしているかどうかは今ひとつ自信がない。
安藤さんに読んでもらってアドバイスをもらおう。
安藤さん、よろしくお願いしますね。

3月31日(水)

昨日書けなかった「しめ記事」と「あとがき」の作成。

今回、本になるのは「合格〜渡米編」から「夏休み編」まで。
「しめ記事」ではその後CSUNでの僕の生活について簡単に説明するというのが主旨だ。
が、これがまたなかなか難しい。
ウンウン唸りながらなんとか言葉をひねり出したものの指定の文字数には1ページも足りない。

続いて「あとがき」。
これまで本の「あとがき」というと著者が関係者に謝辞を述べていてわざとらしいなぁ、と思っていたのだが、今はその気持ちがよく分かる。
一冊の本は著者の力だけでは決して生まれないのだ。
せめてここでお礼を言わなければ人として申し訳が立たない。

ということで書いていったら今度は指定の文字数をかなりオーバーしてしまった。
できるだけ言葉を削ってみたのだが、どうしても指定字数内には収まらない。
う〜む、どうしよう。

とりあえずこの原稿を安藤さんに見てもらって指示を仰ぐことにしよう。

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