|
「Los Angeles 留学日記」再び99年夏休み編4
|
9月13日(月) |
朝7時に起きて学校へ。 授業やテキストの節目で僕にとっての新学期は来週からなのだけれど、せっかく授業料も払っていることだし、その前にどんな感じなのか様子を見ておこうと思ったのだ。 午前クラスの授業は9時から13時まで。 実際に参加してみて授業の内容は可もなく不可もなくといった感じ。 語学を学ぶことはその国の文化を学ぶことでもあるから、アメリカ文化についての説明があるのは納得できる。 本格的に授業が始まってもこの傾向が変わらなかったら、僕のつたない英語で時々反論してみたいと思う。 授業の後、文化放送の小倉ディレクターをホテルでピックアップして郊外のアウトレットDesert Hillsへ。 |
9月14日(火) |
いかんぞ、どうも。 新学期が始まるというのになぁ〜んもやる気が出ない。 こんなに無気力なのは久しぶりだ。 今日も授業に出ようと思えば出られるのに「きりがいいのは来週からだから」と自分に言い訳してアパートにこもりきり。 夕方、小倉ディレクターから電話がかかってきたのをこれ幸いと外出。 工藤さんとは10年前に文化放送の特番でご一緒させてもらって以来。 トロント映画祭から今日帰ってきたという彼女は元気いっぱい。 そんな彼女の話を聞いて「よ〜し、僕も頑張らなくちゃ」となればいいのだけれど、現実はそういかないところが情けない。 |
9月15日(水) |
昼頃、笹生さんから電話がかかってきた。 「今日の収録用の台本をメールで送ったから、プリントアウトしてくれない?」 そんなことはお安い御用だ。 すぐに印刷して、収録場所である工藤夕貴さんの自宅へかけつける。 頼まれなくても収録を見に行きたいなと思っていたから渡りに船だ。 工藤さんの家にはトロント映画祭からずっと密着取材している毎日放送の撮影クルーも来ていてにぎやかだ。 あいさつ代わりに持参した書籍版「Los Angeles留学日記」を渡したら、工藤さんは「面白そう〜」とさっそくCD-ROMを見てくれた。 毎日放送のロケ(放送日未定)も文化放送の収録(9月23日午前9:00〜10:00放送)も無事終了。 志の高さじゃ負けないつもりの僕だけれど、最近、意志の強さがなぁ……(笑)。 |
9月16日(木) |
午前4時、やっとうとうとし始めたところを電話のベルで叩き起こされる。 学費稼ぎのため日本に一時帰国中の篠原さんからだ。 久しぶりに聞いた声は元気そうでなにより、なにより。 互いの近況報告のあと、篠原さんが言った。 そう、僕は10月3日(日)に神戸国際展示場で開かれるLanguage Expo '99 KOBEで石川次郎さんとのトークショーに出演するため、帰国することになっていた。 「Tさんがインターネットを使った音楽配信プロジェクトを始めるにあたって会って話をしたいと言ってるんですよ」 インターネット音楽配信といえば、将来性が期待されているマルチメディアの最先端。 語学学校を休むのと東京で学べそうなことのプラスマイナスを素早く計算した僕は、こう答えた。 というわけで、チケットを購入したH.I.S.へ。 よ〜し、東京でただメシ食わせてくれそうな人にメール書かなきゃな(笑)。 |
9月17日(金) |
週に1度のお楽しみ、CSUNのCoffee Hourへ。 気楽に英語を使える機会が欲しい僕にとって、このCoffee Hourは絶好の場。 CSUNをやめて以来、会う機会がが減ってしまった友人たちと近況を報告しあう大切な場でもある。
なにかと思ってよく聞くと、International Businessを専攻する彼はアメリカ以外の国でインターンシップを経験しないと卒業できないのだという。 そゃそうだろう。 日米の教育制度にはそれぞれ一長一短があって一概にどちらが優れているとは言い難いけれど、彼のように日本に理解のある外国人を受け入れることは日本にとってもいいことだと思うんだけどなぁ。 夕方、先日お会いしたいけしたさんご夫妻が来訪。 最近、自分の英語力について若干の焦りがあったのだけれど、いけしたさんの話を聞いて少し肩の力が抜けたような気がする。 レッスンの後、ご夫妻のリクエストにお応えしてKorea Townで焼肉。 ←日記才人(にっきさいと)ボタン |