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「Los Angeles 留学日記」大学院98年秋11
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1ドル=116円計算で25万4156円。
6.1units以上だとGraduate Registration Feeが$985に上がるので、Prerequisite問題が解決して3単位のGraduateクラスが登録できることになったら$1071を追加で払わなければならない。
全部で37万8392円かぁ、けっこう大きいなぁ。
授業料の支払いや科目登録はTouch-Tone Registrationという電話でできるので簡単。
英語がはっきり聞き取れなくて何度かやり直ししたが、15分ほどで完了した。
で、ようやく勉強にとりかかる。
夕方、Nijiyaに「日刊サン」を取りに行って、また勉強。
なかなかいいペースだ。
この調子で朝まで頑張ろう。
12月16日(水)
午前11時起床。
明け方まで勉強していたのでつらいが、明日は6時起きだから少し寝不足くらいでちょうどいい。
というわけで、試験勉強も最後の追い込み。
一通り試験範囲はカバーしたが、この期に及んではっきりしたのは「分からんものは分からん」という哀しい事実だった。
理解が足りない項目はテキストと授業ノートに当たって確認してきたのだが、一部だけテキストにも出ていなければノートも取れていない項目がある。
例えば「1980年代と1990年代のビデオ制作におけるスタッフ構成にどんな変化が生じたか?」という過去のクイズの問題。
確かに授業でやったような気はするのだが、ノートには「リストラ」「ダウンサイジング」というキーワードが残っているのみ。
教授がどんな正解を求めていたのか、今となっては知る由もない。
大甘の部分点をもらったのをいいことにその場で質問に行かなかった僕のミスだ。
もちろん今からでも教授の家に電話をかければ丁寧に説明してくれるのかもしれないが、僕にはそんな度胸もなければ説明を理解できるリスニング能力もない。
こうなったらそれが試験に出ないのをひたすら祈るだけという超消極的作戦だ(笑)。
夕方、外に出て驚いた。
今年もあと2週間で終わろうとしている師走なのに空気が暖かいのだ。
トレーナーにジーンズという格好で歩いていると何と軽く汗ばんでくる。
夜のローカルニュースによると今日の最高気温は華氏88度(摂氏31度!)だったという。
おいおい、真冬に「真夏日」かい!
どうりで暖かいはずだ。
日中はずっと部屋にいたから気がつかなかったぜぃ。
そんな陽気でも街はクリスマスの雰囲気でいっぱい。
夜になるといくつもの普通の家がイルミネーションに彩られている。
屋根の上にトナカイのソリが走ってる!
そして、今日一番のクリスマスハウスはこちら!
派手なイルミネーションはもちろんのこと、前庭にはサンタやトナカイのオーナメント。
まるで“家内制エレクトリカルパレード”状態だ。
僕が写真を撮っていると高校生くらいの若者が通りかかって「あんたの家かい?」と聞く。
「残念ながら違うんだ」と答えたら「そうか。でもいいよな。オレもこの家はお気に入りさ」と言って去っていく。
なんだかほのぼのとしたいい気分だ。
さあ、泣いても笑っても今学期は明日が最後。
気合い入れて寝るぞ!(なんだそりゃ)
12月17日(木)
午前6時起床で学校へ。
いよいよCorporate and Instructional Mediaのファイナルだ。
問題用紙が配られ第1問を見た瞬間、「このテスト、もらった!」と心の中で快哉を叫んだ。
細かい言い回しは異なるものの、僕が昨日までくり返し勉強してきたMidtermやクイズと問題がほとんど同じなのだ。
こんなんなら、問題文を読まずに選択肢だけ見ても正解を出せるぜ!
とはいえ一応、1つ1つ丁寧に答えていく。
80問を1時間ちょっとで終了。
何度も見直しする余裕があるくらいだ。
自己採点でも90%以上正解の自信がある。
フッフッフッ、いただきだ!
答案を提出しながら教授に先日提出したProposalの評価を尋ねると「よく出来てたよ。『A』だ」という返事。
う〜ん、ちょっと甘いんじゃないかなぁ。
だってここだけの話、もし僕が企業の担当者だったらあの企画書をもらっても絶対にGOサインは出さないと思うもの(笑)。
しかし、評価がいいというのはありがたいこと。
ここで、シラバスにもとづいてCorporate and Instructional Mediaの最終成績を自己採点してみよう。
項目 | 素点 | 配分 | 傾斜得点 | グレード |
---|---|---|---|---|
6 Quizes |
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18% | 16 | B+ |
Midterm 1 |
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15% | 12.75 | B |
Midterm 2 |
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20% | 16.8 | B |
Proposal |
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22% | 20.9 | A |
Final Exam |
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25% | 22.5 | A- |
合計 | - | 100% | 88.95 | B+ |
(A=93-101, A-=90-92.9, B+=87-89.9, B=83-86.9, B-=80-82.9) |
これに皆勤賞のExtra Credit 5%が上乗せされると、(88.95*1.05) = 93.3975!
かろうじて93点を超えて「A」になる!
もちろん、ProposalとFinal Examという不確定要素はあるが、悪くても「A-」は大丈夫だろう。
ハハハ、採点が甘いのは僕の方かな。
試験が終わって気分は爽快。
試験期間中で人が少ないキャンパスの景色がなんだかいつもよりクリアに見える。
International Student Officeで裏書きされたI-20を受け取り駐車場に向かって歩いていたら、見慣れない光景を発見。
ブックストアの裏手に行列ができているのだ。
何だこれはと思っていると、こんな垂れ幕を見つけた。
「CASH FOR YOUR BOOKS」
そうか、教科書を買い戻ししてもらうための行列だったのか。
詳しいビラを読んでみると、買い戻しの締切は明日まで。
これは急がねば!
というわけで、一旦アパートに戻り全テキストを持って再びキャンパスへ。
往復1時間のドライブだ。
駐車場に車を入れようと思ったら、係りのおじさんが「Buy back or just parking?」と聞いてきた。
おおっ、上の垂れ幕に書いてあった「ドライブスルー買い戻し」はここでやっていたのか。
駐車場には車が1列にズラ〜ッと並び、こんな看板も出ていた。
教科書の買い戻しまでドライブスルーでやるなんて、何とものぐさでアメリカ的なことよ。
せっかくだから車の行列に加わることにした。
待つこと約30分。
やっと僕の順番が回ってきた。
仮説テントのお兄ちゃんに5冊の教科書を全部渡したが、そのうち3冊は予定数を確保したか来学期使われないかで買い取ってもらえず、残りの2冊で$16。
あんなに悪戦苦闘した大事なテキストをずいぶん安く買い叩くんだなぁと思ったが、まあゼロよりはましか。
ちょっとしたディナー分にはなる。
やっと試験が終わったので、前から行かなくてはと思っていたオイル交換のためKondo Motorsへ。
担当の森田さんは開口一番「風邪が早く治ってよかったですね」。
そう、森田さんは時々このホームページを覗いて下さっているのだ。
近いうちにL.A.在住7年半の森田さんから掲示板に「いい店やれる店」情報が寄せられるに違いない。
ねぇ、森田さん?
それにしてもファイナルが終わった解放感は何物にも代え難い。
この喜びを誰かと分かち合いたい! と、一足早く冬休みに突入している篠原さんに思わず電話。
ファイナル終了組の何人かでディナーに行くことにした。
さ〜て、何を食べにいこうかな。