「Los Angeles留学日記」

TOP

留学総合掲示板
総合掲示板過去ログ1
10 11 12
13 14 15 16 17 18 19 20
今日はこれが英語で言えなかった1
  掲示板
L.A.いい店やれる店
掲示板
チャット
書籍版のご紹介
イン的エン屋掲示板

筆者Profile  最新版
学校選び編
TOEFL対策編
出願編
合格〜渡米準備編

渡米〜生活準備編1
コミカレESL編1
98年夏休み編1
大学院98年秋1
10 11
98-99年冬休み編1
大学院99年春1
10 11
99年夏休み1  
アメリカ大陸横断ドライブ1 
10
再び99年夏休み編1
語学学校99年秋1 
1999年12月 
2000年1月 2月 3月 4月
5月 6月 7月 8月
中南米縦断バスの旅
2000年9月 10月 11月 12月
2001年1月 2月 3月
世界一周の旅
2001年9月 10月 11月 12月
2004年〜最新

留学生リンク1  
アメリカ大学リンク
Los Angeles生活便利リンク
スライドショー

CD-ROM付き書籍出版への道1
 
更新履歴1

メール

Civilian casualties update
Amazon.co.jp アソシエイト


「Los Angeles 留学日記」

大学院99年春6
(1999年3月21日〜)

3月21日(日)

朝まで頑張ったにもかかわらず、レポートは未完成。

一日かけてCD-ROMのムービー用に友人のアパートを次から次へと撮影させてもらう。

夜、アカデミー賞の授賞式をテレビで鑑賞。
短編ドキュメンタリー部門のオスカーを手にしたのはなんと日本人。
名門New York Universityの大学院生だという。
すごいなぁ。
同じ留学生でもずいぶん違うじゃないか(笑)。
しかも、同じ年なんだよなぁ。

3月22日(月)

朝から引き続きレポート。
食事を作る時間ももったいないのでパンをかじりながらMacに向かい続ける。

夜になってやっと完成。
もう少し早くできていればクラスメイトなりチューターなりに英語をチェックしてもらえたのだけれど、今回はその時間がない。
英語の分で減点されるのは覚悟しなきゃいけないなぁ。

それにしてもこの週末はつらかった。
あと木曜日のDirectorプロジェクトを乗り切れば来週は待ちに待った一週間の春休みだ。
あっ、いけね。
SPICEスピーチのリハーサルが金曜日にあるのをてっきり忘れてた。

ゆっくり眠れるのはまだ少し先のことか…。

3月23日(火)

午前8時起床で学校へ。
今日はNew Direction in Electronic Mediaの授業で僕のプレゼンテーションがある。
「こりゃ、『Los Angeles留学日記CD-ROM』用のムービーにもってこいですね」ということで、篠原さんとその映画学科の同級生Mariちゃんがビデオカメラ片手に撮影に来てくれた。

事前に教授の許可をもらっていたので撮影はまったく問題なし。
問題は僕のスピーチだ(笑)。
用意してきた原稿をクラスメイトに配り、プレゼンテーション開始!

お題は「インターネットを何かに例えて説明せよ」。
僕はインターネットを「パーティー」に例えた。
「他のパーティーと同じようにインターネット最高の楽しみは人との出会いであり、コミュニケーションである」ということを自分の体験を交えながらしゃべる。


真ん中の青いシャツが僕。
そしてMariちゃんのビデオカメラが僕を狙う。

原稿をそのまま読むのも能がないので半分くらいはアドリブ。
例によってボロボロの英語で時々言いよどんだりだけれど、かろうじて言わんとすることは伝わったんじゃないかな。
教授も「『パーティー』というのは面白い例えだ」と一応評価してくれた。

それにしてもこのスピーチをいろんな人に聞かれてしまうと思うと顔から火が出そうだ。
自分じゃ絶対プレビューしたくない!
「なぁんだ、この程度の英語でもなんとかやっていけるんだ」という参考程度にご覧下さい。
と、前もって予防線を張っておこう(笑)。

3月24日(水)

午前7時起床。
CD-ROM用ビデオの撮影のため、篠原さんと一緒に久しぶりのSanta Monica Collegeへ。

前もって調べておいた時間を見計いESL教室でフーバー教授を呼び止め趣旨を説明すると、快く引き受けてくれた。
「仮定法」の授業が行われている教室で5〜6分カメラを回し、休み時間にオフィスでフーバー教授のコメントをもらう。

キャンパス内の風景を撮影した後、Hisaeちゃんの家へ。
かつて篠原さんと語学学校で一緒だったという彼女はSanta Monica Collegeにほど近い一軒家にホームステイ中。
他にホームステイをしている仲間はいないので貴重だということで撮影をお願いしたのだ。

撮影後、一旦アパートに戻り明日〆切のDirectorムービーを仕上げる。
Jamesからは「たった数十秒のビデオをレンダリングするのに1回50分もかかるんだ。たまらないよ」という泣きのメールが届いていた。

夜、ドリームワークスの取材でL.A.に来ているテレビ朝日「トゥナイト2」の橘寛基ディレクターを滞在先のホテルに訪ねる。
約1年ぶりに会った橘さんは開口一番「鈴木さん、雰囲気がアバウトになりましたねぇ。前はもっと緻密な感じだったのに…。いや、いい意味でですよ」。
おいおい、それってホントに誉めてるの?
どうやら開放的なL.A.の気候が僕をアバウトに変えてしまったらしい(笑)。

かつて「トゥナイト2」から激安・価格破壊や食べ放題ブームを巻き起こしたこともある敏腕ディレクター橘さんは現在、ゲームなどデジタルエンタテイメント業界の取材を精力的にこなしている。
僕と年齢も近く、興味の方向が同じなのでとても馬が合う。

渡米直前に会った時の「5年後にはお互いの分野でトップランナーになって、何か面白いものを一緒に作りましょう」という約束を覚えていた橘さんは「鈴木さん、あと4年ですからね」と笑いながらプレッシャーをかけてきた。
やばいぞ。
トップランナーとはほど遠い生活じゃないか、僕は(笑)。

一緒に話したレポーターの岡元あつこさんは画面から受ける印象とは異なり(失礼!)、とっても頭の回転の速い人だった。
もっとも、僕と橘さんの「SONYはプレステ2で本当は何を狙っているのか」という超マニアックな話題の時には目をパチクリさせながら聞いていたけれど(笑)。

話はとどまるところを知らず、気がついたらなんと朝の4時。
なごりを惜しみつつ、ホテルを後にしたのだった。

3月25日(木)

午前9時起床。
眠たい目をこすりつつ、学校へ。
春休み前最後のComputer for New Mediaの授業だ。

僕が作ったDirectorムービーとJamesが加工したビデオを組み合わせてゲームプログラムが完成。
本来は今日の授業で完成したゲームをプレゼンテーションするはずだったのだが、他のチームが未完成だということで発表は春休み明けに延期されることになった。
手持ちぶさたの僕らを見てGotthoffer教授は「このシーンにヘルプボタンを付けるともっと良くなるんじゃないかな」とアドバイス。
了解。
休みの間にさらにブラッシュアップしておきましょう。

以前に提出した2つのWritten Assignmentが返却された。
気になる点数は90点と95点!
心配していた英語のミスは1つも指摘されていなかった。
教授、ちと甘すぎるんじゃないですかい?

3月26日(金)

今日は春休み前最後の課題であるSPICEのリハーサルの日。

「日米関係と貿易について説明せよ」
「日本人は米軍のプレゼンスについてどう感じているか」
「日本の経済危機について論ぜよ」

という3つのお題について語るべく、一晩かけてインターネットで調べたにもかかわらず、なかなかいいデータが見つからなかった。
特に2番目の在日米軍の問題なんてどこかの新聞社の世論調査でもあれば一発なのだが、うまくはいかないもんだ。
それとも僕の検索のやり方が下手なのかなぁ。

そこで引っぱり出してきたのが「日本−その姿と心−」(学生社)という本。
これはそもそも海外出張などの時に日本について聞かれる社員のために新日鐵が編集したマニュアル本で、政治経済から風俗習慣まで日本についての基本的な説明が和英対照の形で書かれている。
今回のような固いテーマにはピッタリなのだ。

とりあえず今日のリハーサルを乗り切ればいいやと割り切って、この本の中から適当な部分を抜粋。
最初からそうやってゆっくり寝とけばよかった。

約束の時間にオフィスを訪ねてRoopaさんの前でリハーサル。

SPICEプログラムのコーディネーターRoopaさん(写真左)はインドから留学してきた教育学部の大学院生でもあり、English Conversation Classの先生でもある。
たいていのトラブルは彼女に相談すれば解決策を示してくれるという頼りになる存在だ。

無難にリハーサルを終え、Coffee Hourへ。
今日一番面白かったのはオランダから経営学を学びに来ている留学生との会話だった。
日本式の経営を尊敬しているという彼が僕とKatsujiに「日本企業はどうして世界中どこに進出しても成功できるんだ?」と聞いてきた。

う〜む、困ったぞ。
とりあえず「日本は昔から異国の文化を取り入れてきた歴史を持っている。かつてはアジアの大国中国から、明治以降は欧米から様々な技術や文化を吸収、消化してきた。だから外国に進出しても現地の習慣や文化にうまく適合できるんじゃないかな」ってなことを答える。
ホントか、おい(笑)。

「日本はすごいオリジナリティーを持ってるよ」「オランダ人はみんな日本人を尊敬している」「オランダ人も日本人のように勤勉になるべきだ」と彼の日本びいきはとどまるところを知らない。
「日本の技術は外国のものまねでしかない」という自虐的解説に慣れている僕には彼の話がとても新鮮に響いた。
それとも単にオランダ人はヨイショがうまいだけなのか!?

3月27日(土)

午前10時起床。
久しぶりに目覚ましをかけずに昼過ぎまで眠ってやろうと思っていたのに、なぜか早く目が覚めてしまった。

今日から春休み。
やっと出版に向けた作業に集中できる。
日中、篠原さんの16ミリムービー制作のお手伝いのため数時間外出した以外はひたすらMacに向かう。

今日の作業は〆切が日本時間の日曜日(ということはL.A.時間の今夜いっぱい)に迫った「日記検索用キーワード」と「写真のキャプション」。
悩み苦しみながらもなんとか終了。
(詳しくはCD-ROM付き書籍出版への道3」をご覧下さい)

この調子で明日も頑張らなくては。

3月28日(日)

午前11時起床。
やはり授業がないというのはいい。
プレッシャーから解放されて目覚めもさわやかだ。

近所にオープンしたSmart & Finalsという会員制ディスカウントスーパーに出かける。
この店は主に業務用の品物を扱っていて商品の単位が巨大なのだが、今日は激安のパスタを購入。

見よ、この大きさを!
右下のタバコの箱と比べると巨大さがはっきり分かる。
重量10ポンド(4.53kg)でお値段はわずか$3.62!
きっと毎日食べても丸1ヶ月はかかるに違いない。

最近、スーパーの安売りチラシをチェックするのが習慣になっている僕だが、これほどのお買い得商品はめったにお目にかかれない。
パスタなら腐る心配もないし、いい買い物だ。

アートに帰ると自動車保険会社から更新手続きの書類が届いていた。
それによると今回の保険料は$648。
去年は$950だったから約$300も安くなる計算だ。
1年間の無事故割引で保険料が3分の2になるというのは驚きだけど、それだけ初年度が割高だったということなんだろう。
支払いは小切手を送ればいいだけのようだから簡単だ。

午後から篠原さんとTomoyukiが来てCD-ROM用ビデオのエディットシート作り。
篠原さんが細かいログシートを作っておいてくれたので順調に進む。

夕方、Nijiyaに行って買い物。
このところ忙しくてまともな食事をとっていなかったので、久々にカレーライスを作ってみた。
うん、やっぱりしっかり食べなきゃパワーが出ないよな。

3月29日(月)

午前11時起床。
チェック済みのビデオを日本に送るため、郵便局へ。
アメリカの郵便局ってどうしてどこに行っても混んでいるんだろう?
長蛇の列に加わって最低15分、最長で30分も待たされる。

そういえばスーパーマーケットでも長蛇の列はお約束だ。
とても気が長いとは思えないアメリカ人が自分の順番が来るまでおとなしく待っているのはなぜだろう?
フリーウェイではあんなにせっかちに割り込んで来るくせに(笑)。

そんなことを考えながらアパートに戻ってきて昨日に引き続きCD-ROM用ビデオのエディットシート作り。
そして、追加リンクの制作。

一日中Macに向かっているとタバコの本数が激増する。
ああ、健康に悪いよなぁ。

3月31日(月)

午後1時起床(いつまで寝てるんだ!)。
すっかり昼と夜が逆転してしまった。

昨日の「まえがき」「導入記事」に続いて今日は「しめ記事」と「あとがき」を書かなければならないのだが、どうしても筆が進まない。
ダメだぁ〜っ、ということで現実逃避。
車のオイル交換のためにKondo Motorsを訪れる。

開口一番「あの巨大パスタは減りましたか?」と森田さん。
しっかりこのページをチェックして下さっているのだ。

新車登録から丸10年、走行距離が12万マイルを超えた我が愛車。

今のところトラブルらしいトラブルに見舞われたことはないけれど、少しでも長く乗り続けるためにはこまめなメンテナンスが大切だ。
今後ともよろしくお願いします。

帰り道、サンタモニカのDMV(Department of Motor Vehicles)に寄って登録更新のステッカーを受け取る。
森田さんによると、この登録更新の手続きはAAA(日本のJAFみたいな組織)の窓口でも受け付けていて、そちらの方がすいているとのこと。
確かにDMVは混んでいて、たかがステッカー1枚もらうのに30分以上待たされた。
次回はAAAでの更新にチャレンジしてみようと思う。

さっそくステッカーをナンバープレートのところに貼る。

登録料$117は実質的な自動車税だ。
車検制度のないアメリカではたったこれだけで車を1年間所有することができる。
もちろん整備不良によるトラブルは自己責任ということなのだけれど、必要のない部品交換までやる日本の車検よりはスッキリ分かりやすいと思うんだよなぁ。

←日記才人(にっきさいと)ボタン

「大学院99年春5」  「大学院99年春7」