「Los Angeles留学日記」

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「Los Angeles 留学日記」

大学院98年秋10
(1998年12月1日〜)

12月1日(火)

昨夜、寝付かれずにほとんど徹夜のまま学校へ。
結局眠れないんだったら少しは勉強でもしとけばよかった、なんて後から思ったりもする。

Corporate and Instructional Mediaは何とか仕上げたKinko'sの企画書を提出して「ビデオ編集」についての授業。
教授のレクチャーに集中しなくてはと思った瞬間、急に睡魔が襲ってきた。
何と、アメリカに来て初めて授業中に居眠りしてしまった!
ああ、授業料がもったいない!(苦笑)

続くComputer Fundamentals for Multimediaは引き続きファイナルプロジェクトの制作。
Jamesとの共同作業もなかなか順調だ。
来週の火曜日が締切だから、急いでまとめあげなければ。

授業の後、Coffee Hourで知り合ったKatujiのルームメイトMakiちゃんとご対面。
彼女は日本の大学を途中で休学してCSUNのオープンカレッジ(???システムがよく分からない???)に留学中。
「Los Angeles留学日記」を愛読してくれていて感想のメールをもらっていたのだ。
メールの交換を介して知り合った人と会うのは超偶然のHiromiちゃんに続いて2回目。
やっぱり嬉しいもんだ。

共通の話題はもちろんこのホームページしかないのだが、聞き上手の彼女に乗せられて日本でやっていた仕事のことや専攻のマルチメディアのことなど次から次へと何と2時間もしゃべり倒してしまった。
本当は同じ専攻のクラスメイトと議論すべき話なのに、英語力不足でそれができない反動か(笑)。
何だか、深夜のデニーズで女のコ相手にマニアックな車の話を延々として気がついたら朝になっていた、というような気分だなぁ。

夕方、アパートに帰ってきて電話で授業料の支払い。
クレジットカードさえあればプッシュホンで払えるなんて便利なもんだ、と思っていたら、何と電話が全くつながらない。
今日が締切日だから電話が殺到しているに違いない。
今日中に支払わなければ延滞料$25が加算されてしまう…。
でも、何度リダイヤルしてもダメなものはダメ。
う〜ん、困った。

今日のL.A.は雨。
車のワイパーを使うのもすごく久しぶり。
12月から1月にかけては多少雨が降るんだとクラスメイトが教えてくれた。
そろそろ傘を買わなきゃいけないかな。

12月2日(水)

大韓航空の朝は早い(笑)。
日本から遊びに来る友人を迎えに午前7時半に空港へ。

雨上がりのL.A.はこころなしか空気が澄んでいるように感じる。

一旦、我が家へ案内した後、昼食を食べにSanta Monica Placeへ。
アーケードはクリスマスの飾り付けがされており、サードプロムナードではFarmer's Marketが開かれていた。

少しは観光ガイドらしいことをしなければとドライブでマリブビーチへ向かう。
偶然みつけたのが「Beach Cafe」なるレストラン。
PCH(Pacific Coast Highway)沿いに出ていた看板に従い細い道を入ったところにそれはあった。
季節外れの誰もいない砂浜に面していてなかなかいい雰囲気。
目の前にある桟橋がいい味を出している。

お決まりの観光スポット、ロデオドライブとビバリーヒルズを案内して、今日の日程は終了。
久しぶりの再会に話は弾んでファイナルプロジェクトはほとんど手つかず。
まぁ、週末に集中してやるぞ、と日記には書いておこう(苦笑)。

12月3日(木)

午前7時起床で学校へ。
このところ寝不足が続いていて少しつらい。

Corporate and Instructional Mediaはゲスト講師のSeth Hill氏による「インタラクティブメディアの特性」についての授業。
僕が一番興味を持っている分野の講義でなかなか刺激的だった。

Computer Fundamentals for Multimediaは引き続きファイナルプロジェクトの制作。
いよいよ来週の火曜日が締切だからラストスパートなのだが、細かいニュアンスをパートナーのJamesに伝えきれなくて苦労する。
人のいい彼は僕の言わんとすることに耳を傾けてくれるのだけれど、悔しいかなコミュニケーション不全は否定できない。
返却されたLab Reportは95点。
まぁ、納得かな。

アパートに帰ってくると市の水道電気局から先日請求した低所得者用割引プログラムの申込書が届いていた。
それによると、電気代が最高15%安くなるとのこと。
「あなたの収入」の欄に堂々と「$0」と記入して送り返す。

日本から遊びに来た友人はKenから借りた自転車でサンタモニカビーチからベニスビーチ、マリナデルレイまでサイクリングしてきたとのこと。
授業がある日は世話をすることが出来ないが、自分のペースで行動する奴なのでこちらとしても助かる。
週末はまた観光ガイドするから勘弁してくれい。

12月4日(金)

商売人の朝は早い(笑)。
今日は2ヶ月ぶりの食糧調達デー。
日本食グロッサリー経営のNorikoさんに同行すべく、まだ暗い朝5時起きでダウンタウンの問屋街へ。
貧乏留学生仲間の篠原さんはもちろん、遊びに来ている友人も叩き起こして社会科見学に連れ出した。


数軒の卸問屋を回るうちにようやく東の空が白々と明けてくる。
魚屋、八百屋、惣菜屋、総合貿易商社、書店…。
Norikoさんはいつものコースをテキパキと回っていく。


こちらは和菓子の問屋兼工場。
大福やドラ焼き、御手洗団子までもここL.A.で作られているのだ。

納得のお買い得価格で調達終了。
それだけでも十分ありがたいのに、Norikoさんから何とマグロの刺身を差入れとしていただいてしまった。
ホント、Norikoさんには足を向けて寝られない。

正午からは毎週恒例のCoffee Hourのため学校へ。
毎週たった2時間とはいえ、ここでの会話が僕の英会話能力の成長に大きく寄与しているのは間違いない。
その上、同じ留学生の友人が何人もできたのも力強い。
そんなCoffee Hourも今日が今学期最後。
互いにファイナルテストの健闘を祈って散会する。

このところの早起きで疲れていたので一旦アパートに帰って仮眠。
夜は仲間に非常呼集をかけて豪華マグロディナー。
はぁ〜、旨かったぁ。

そうそう、昨日投函した電気料金の低所得者用割引プログラムの件で「収入の欄に$0と書いたらrejiectされてしまった」という情報をYukikoさんからメールでいただきました。
何でも「収入ゼロ」というのは認められず、2度目に適当な金額を書いて送ったらうまくいったとのこと。
メールを読んで慌てて郵便受けから申請書類を取り戻してきて(こちらではポストに投函しなくても郵便受けのところに置いておくと郵便配達の人が持っていってくれる)金額を書き直しました。
Yukikoさん、情報をありがとうございました。
間一髪で助かりました。

12月5日(土)

偽ツアーガイドの朝は…そんなに早くない(苦笑)。
友人を観光案内すべく、午前9時に起きてアパートを出発する。

友人のリクエストは「荒野を一本道が真っ直ぐに走る、いかにもアメリカ的な景色が見たい」というもの。
仲間からの情報で目的地をL.A.近郊のJoshua Tree国立公園に定め、フリーウェイI-10をひたすら東へ向かう。

サンタモニカビーチを起点とするI-10をおよそ2時間でアウトレットで有名なデザートスルズショッピングセンター。
スパリゾートとして有名なパームスプリングスを越えてさらに走ると、周囲の景色がだんだん砂漠らしくなってくる。
人家はもちろん、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアさえ見あたらない砂漠に突如現れたのがこれ。

風力発電の風車だ。
高台を中心にそびえ立つ風車の数は実に数百以上。
荒涼とした景色にはとても似つかわしくない人智の象徴は異様な迫力をかもし出しており、ガイドブックの写真で見たのとはイメージがかなり違う。

さらに走ること30分。
ようやく現れた「Joshua Tree国立公園入口」の看板を目印にフリーウェイを降りる。
普通、「国立公園」というと豊かな緑の自然をイメージするものだが、ここはその正反対。
緑のほとんどない砂漠という、むしろ自然の厳しさをそのままの姿で提示しているのだ。
しかも、そのスケールは圧倒されるほど大きい。

入園料$10を支払いゲートを過ぎると、そこに広がるのはまさに「荒野」。
じっとたたずんでいると、否が応でも大自然の中で人間の小ささを感じざるを得ない。
なにしろ、こんな景色が車で1時間走る間ずっと続くのだ。

そして、ついに見つけたこの景色。

「荒野を一本道が真っ直ぐに走る、いかにもアメリカ的な景色」とはまさにこのことだ。
L.A.のダウンタウンからわずか3時間でこの景色に出会えるアメリカは、やはりとてつもなく大きい国なのだろう。

12月6日(日)

今日も友人にL.A.を案内すべく、即席ツアコンに変身。
本日のリクエストは「いい雰囲気のビーチに行きたい」とのこと。
何を隠そう、彼は海を愛するサーファーなのだ。

まずはフリーウェイI-405を南へ、南へ。
ロングビーチを越えたところを右に折れるとNewport Beachに到着だ。

見渡す限り青と白のコントラストが美しい広大なビーチ。
ここはサーフィンのメッカとしても有名で、強風に砂が舞う今日も多くのサーファーがつめかけていた。

友人はさっそく何件かのサーフショップを冷やかして回る。
店の裏手には大きなマリーナも。

潮の香りが何ともいえない雰囲気をかもしだしている。

続いてはPacific Coast Highwayを東へ。
前にに一度来て気に入ったLaguna Beachに向かう。

こぢんまりとまとまったプライベート感覚のビーチ。
海はもちろん、僕が好きなのはビーチのすぐ近くまで迫った小高い丘。

海を見下ろすところに建った白壁やガラス張りの邸宅が美しく、こんな家に住んでたら原稿書きがはかどるんだろうなぁ、なんて思ったりもする。

聞きかじりの知識だが、ここは街ぐるみでアーティストを支援しているということで、多くの芸術家が住みコミュニティーを形成しているとのこと。
道理でレストランやブティックと並んでたくさんのギャラリーがある。
街角ではフルートを吹いている老人がいたりして、しっとりと落ち着いた雰囲気なのだ。

ビーチ沿いのカフェでクラムチャウダーとフィッシュ&チップス。
ツアコンのつもりが自分もすっかり楽しませてもらった。

12月7日(月)

ツアコン稼業にいそしんでいるうちに週が明け、Final Projectの締切が明日に迫っている。
せっかく遊びに来てくれた友人には申し訳ないが、今日は一人で行動してもらうことにして、僕はアパートで勉強に集中する。

僕が担当しているのはCollege Student in Broadcasting ホームページの中のクリッカブルマップの部分。
キャンパス地図をクリックすると、その部分の施設の写真と説明文が出てくるという構成だ。
けっこう時間がかかるかと思っていたのだが、週末のリフレッシュが効いたのか、数時間で完成。
決して完成度が高いとは言えないが、制作期間2週間ならこんなもんだろう。

夕方、友人が帰宅。
ダウンタウンを回り、マリブビーチでひなたぼっこをして来たという。

いよいよ明日帰国してしまう友人とSawtelle Kitchenで夕食。
「宿泊費代わりだ」と言って滞在中の食事を全てごちそうしてくれた友人に感謝。

ツアコン最後のお仕事でL.A.の夜景が一望に見下ろせるグリフィス天文台へご案内。
男2人で夜景を眺めていても色っぽい雰囲気になるはずはないが、それでも友人は喜んでくれたようだ。

12月8日(火)

朝6時45分、友人に叩き起こされる。
今日は友人の帰国日。
学校のため空港まで見送りに行けない僕の代わりに篠原さんが車で迎えに来てくれたのだ。
困ったときはお互い様とはいえ、早起きを買って出てくれた篠原さんに感謝。
それにしてもやはり大韓航空の朝は早い(笑)。

友人にアパートの前で別れを告げ、僕は学校へ。
Corporate and Instructional MediaはMidtermが返却された。
マークシート部分が60点中52点、エッセイ部分が40点中32点で合計84点。
エッセイで英語の問題文をすっかり勘違いしていた部分の減点が痛い。
ファイナルで相当頑張らなければ「A」は厳しいだろう。
隣のJamesは何と100点満点だった。
スゲェなぁ。

Computer Fundamentals for Multimediaは今日が最後の授業でファイナルプロジェクトの発表だ。
この週末の間に各自が作ったパートをひとつのホームページに組み合わせて完成。
一組ずつ作品をプレゼンテーションしていく。

僕らの作品の目玉はオープニングのDirectorムービーと僕が作ったクリッカブルマップ。
効果音を入れた作品は他にはなく、クラスメイトの反応もいい感じだった。
発表後のディスカッションでも教授が「この作品はCoolなだけじゃなく実用的なところがいい」と好感触。
L.A.の天気予報リアルタイム交通情報を入れておいたのがよかったようだ(ただリンクしただけだけど)。
教授の採点簿をこっそり覗いたら「A」の文字が見えて、思わずJamesとガッツポーズ。

で、RTVF361Computer Fundamentals for Multimediaの総括。
授業はほとんどが与えられた課題の実技に費やされるが、それほど高レベルではない。
PageMill、Photoshop、Director、Premiereのマニュアル本がそれぞれ一冊ずつあれば簡単に理解できるだろう。
Lab Reportは全部で3回。
シラバスに書かれている要素をしっかり押さえれば90点以上は固いと思う。
僕個人的にはこのReportで要求される「デジタル・インタラクティブに関する考察」が興味深かったし、身になった。
Doug Gotthoffer教授は気さくな好人物。
僕はこの教授に出会えただけでもこのクラスを取った意味があったと感じている。

さて、残るはCorporate and Instructional Mediaのファイナルテストのみ。
気合い入れて勉強するぞ!

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