「Los Angeles留学日記」

TOP

留学総合掲示板
総合掲示板過去ログ1
10 11 12
13 14 15 16 17 18 19 20
今日はこれが英語で言えなかった1
  掲示板
L.A.いい店やれる店
掲示板
チャット
書籍版のご紹介
イン的エン屋掲示板

筆者Profile  最新版
学校選び編
TOEFL対策編
出願編
合格〜渡米準備編

渡米〜生活準備編1
コミカレESL編1
98年夏休み編1
大学院98年秋1
10 11
98-99年冬休み編1
大学院99年春1
10 11
99年夏休み1  
アメリカ大陸横断ドライブ1 
10
再び99年夏休み編1
語学学校99年秋1 
1999年12月 
2000年1月 2月 3月 4月
5月 6月 7月 8月
中南米縦断バスの旅
2000年9月 10月 11月 12月
2001年1月 2月 3月
世界一周の旅
2001年9月 10月 11月 12月
2004年〜最新

留学生リンク1  
アメリカ大学リンク
Los Angeles生活便利リンク
スライドショー

CD-ROM付き書籍出版への道1
 
更新履歴1

メール

Civilian casualties update
Amazon.co.jp アソシエイト


「Los Angeles 留学日記」

大学院99年春7
(1999年4月1日〜)

4月1日(木)

正午起床。
出版のための原稿書きが一段落ついたのでホッとして、新聞など読みながらのんびり過ごす。

残った宿題は来週火曜日に予定されているSPICEのスピーチ原稿。
本当はすぐにでも手をつけた方がいいのだけれど、なんとなく気分が乗らずにダラダラしてしまう。
「日米関係と貿易について説明せよ」とか「日本の経済危機について論ぜよ」というのはまだしも、「日本人は米軍のプレゼンスについてどう感じているか」というのを一介の留学生に語らせるのは無理があるよなぁ。

異国で生活していると時々、日本人全体を代表した意見を求められることがある。
そんな時、自分の個人的な意見を言うこともあるし、あるいは「多くの日本人はこう考えているんじゃないかなぁ」と思われる意見を説明することもある。
だけど在日米軍について日本人がどう感じているかなんて想像がつかないもんなぁ。
なんかいい世論調査かなんかのデータはないもんだろうか。

と考えていたら先週の日記を読んだクラスメイトのMarikoちゃんから「私、実家が基地の近くだったので、以前に在日米軍のことについてレポートを書いたことがありますよ」というメール。
さっそく見せてもらうとなんと大量5ページのレポート。
残念ながら客観的なデータはないけれど(おい、そこまで期待するなって!)、専門用語や表現はとても参考になる。
Marikoちゃん、どうもありがとう。
助かるよ。

あっ、しまった!
家賃を払うのをすっかり忘れてた。
明日払いにいかなくちゃ。

4月2日(金)

午後1時起床。
パンケーキでランチを済ませてマネージャーの部屋に家賃を払いに行く。
昨日はすっかり忘れてました。
ごめんなさい。

メールをチェックしてびっくり!
このホームページを通じて何度かメールのやりとりをしていたKさんが、なんと米軍基地に関する沖縄タイムスの世論調査など詳しいデータをわざわざ送って下さっていたのだ。
うわぁ、大感激!
Kさん、どうもありがとうございます。
お礼の言いようがありません。

Kさんの恩に報いるためにも頑張ってレポート書きだ。

まずは「日米貿易関係」について。
大蔵省や通産省のホームページで見つけたデータを使って二国間の貿易について説明する。
まずは「日本からの輸出に占めるアメリカ向けの割合は27%。逆に日本の輸入全体に占めるアメリカの割合は22%。世界の二大経済大国である日本とアメリカが良好な関係を続けることは重要である」と一般論を。
貿易摩擦についてはアメリカ映画やコンピュータソフトなどの例を挙げて「競争力のある製品は日本市場を席巻している」とやる。
ああ、これ以上突っ込まれるとヤバいなぁ(笑)。

続いて「在日米軍」について。
防衛庁ホームページで見つけたデータを使って「日本人の約70%は安保体制を支持している」、しかし、「沖縄タイムスの調査によれば沖縄県民の85%は基地の撤退または縮小を求めている」とデータ提示。

その背景として「日本の憲法は紛争解決の手段として武力を行使することを禁じている」ことを説明する。
以前にアメリカ人のクラスメイトと話していたときにこれを話したら驚かれたことがある。
おそらく平均的アメリカの大学生は日本の憲法のことなんか知らないのだろう。
もしかしたら第二次大戦で日本と戦争したことすら知らないかもしれない。
だからこそちゃんと言っておかなければ、ね。

それでいながら自衛隊を持っているというのもきっと分かりにくいんだろうな。
だけどそんな憲法の草案を作ったのも、朝鮮戦争の時に自衛隊を持たせようとしたのもアメリカ人なんだよね。
この辺をしっかり議論できる英語力があったらなぁ、と思う。

「日本の経済危機」についてはもはや一般論を話すしかない。
政府は今年後半には好転すると言っているみたいだけれど、その根拠を説明しろと言われると難しいよなぁ。

一通り書き終わってから思った。
やっぱり引き受けなければよかったかなぁ。
僕にはちょっと荷が重すぎる。
ま、先方もそこまでのものは期待してはいないと思うことにしよう。

とにもかくにもこれでやるべきことは終了。
この週末は春休みを堪能できそうだ。
3日間だけだけど。
自粛してたファイナルファンタジー8もできるかな。

4月3日(土)

正午起床。
ついに春休み!
勉強も原稿書きもやらなくていいんだ!
う〜ん、気分いいなぁ。
ちょうどいい具合に実家からの定期便で届いた雑誌を読んだり、テレビを見たりとのんびり過ごす。

冷蔵庫の中身が寂しくなっていたのでMax Foodsへ買い物に。
今日のお買い得商品はこちら(笑)。

大型サイズのパルメザンチーズ(227g)。
左側のレギュラーサイズ(85g)と比べるとその差は歴然。
しかもこれでお値段はたったの$2.59!
先日買った大量のパスタもこれさえあればしばらくOKのはず。

そして、こちらはマーガリン。

別に安くはないのだけれど、商品名が面白い。
その名も「I can't believe it's not butter! (バターじゃないなんて信じられない!)」。
ベタな名前だなぁ。
でも、実際に食べてみるとホントに味はバターそのもの。
ヘルシー志向が強いアメリカ人らしい商品だ。

夜、ついに禁断のファイナルファンタジー8に手を出す。
まだ数時間しかやっていないからシナリオは分からないけれど、グラフィックにはオープニングからびっくり。
鳥の羽のヒラヒラ感や髪の毛のサラサラ感がCGで見事に表現されている。
スペースインベーダーや平安京エイリアンでゲームに目覚めた世代としては隔世の感だ。
ああ、僕はこの技術の進歩についていけるのだろうか?

Mitsuwaさんからもメールで日米関連の資料を教えていただいた。
本当にありがたいことだ。
ホームページを作っていて良かったと心から思う。
Mitsuwaさん、どうもありがとうございました。

4月4日(日)

午後1時起床、のつもりがビデオの時計を見たら午後2時を指している。
んん?
そうか、今日からサマータイム(Daylight saving time)が始まったのだ。
1時間損した(笑)。

Kanaちゃんからの電話で友だちの壊れたMacをレスキュー。
うん、困ったときはお互い様だからね。

その後、ダウンタウンのヤオハンで買い物。
すぐ近くの日本語書籍専門古本屋・正直屋を覗く。

文庫本が一冊$1.00〜、ハードカバーが一冊$2.50〜。
ビジネス関連や童話の本がけっこう置いてあるということは、駐在員ファミリーがよく利用しているのかな。

アパートに帰ってきて掃除と洗濯。
さあ、今からファイナルファンタジーの続きをやろう(笑)。

4月5日(月)

午後1時起床。
春休み最終日。
有意義に過ごすぞ! と言ったって特にやることはなく、部屋でダラダラしてしまう。

こんなんじゃイカンとテレビを消した瞬間、USCへのトランスファー計画を思い出した。
そうだ、このところの忙しさにかまけてすっかり忘れてたが、僕はトランスファーしようと思っていたのだ。
先日、メールのやりとりをしたMarita Sturken教授が紹介してくれたDirector of the masters program、William H. Dutton教授にメールを書こう!

僕の場合、GPAが基準に達していないのでただ願書を出したのでは足切りではねられる確率が高い。
事前に相談に行って面識を作りつつ自分をアピールし、機械的な足切りから除外してもらおうという作戦だ。
Gotthoffer教授によると、大学院の場合教授自身が選考にかかわるケースが多く、「この学生は入れたい」と思ってもらえればかなり有利になるとのこと。
以前に一度落とされているだけに、今回のチャレンジもダメで元々。
教授に会って手応えがなければあきらめるしかない。
で、こんなメールを書いてみた。

Professor William H. Dutton,

How do you do?
I am Hiro, a graduate student majoring in Mass Communication at Cal State University, Northridge (CSUN).

I am emailing to you because Professor Marita Sturken advised me to contact you.

After working as a TV writer for twelve years in Japan,
I came to the United States to study multimedia and
I am considering to transferring to M.A. in Communication Management at USC.
I want to know the program

Could you spare your office hour for me?
I will visit your office anytime you are available.

Thank you very much for sharing your precious time.

こういうメールは難しい。
会ったこともない教授に「How do you do?」でいいのだろうか?
どこまで用件を書くべきなのだろうか?
いきなりエッセイを送りつけるのはやっぱり失礼だよなぁ。

とりあえずは軽い自己紹介とオフィスアワーに会いたいという用件だけを送って返事を待つことにする。
はたして返事は来るだろうか?
ダメ元とはいえ、ちょっと緊張する。

メールを送った直後にある疑問が沸き上がってきた。
出願の時に必要なTOEFLスコアはどのくらい古いものまで有効なのだろうか?
僕が最後にTOEFLを受けたのは1997年11月だから、それから1年5ヶ月が経過している。
もし有効期限が1年だったら僕はもう一度TOEFLを受け直さなければならないじゃないか!
そりゃ、まずいぞ。
リスニングはともかく、文法とかリーディングのコツをすっかり忘れてしまっている。
もう当時みたいなスコアを取るのは至難の業だ。

ま、教授と会う前からウダウダ考えてもしょうがない。
手応えがあったらその時にまた考えることにしよう。

と、ここで篠原さんから電話。
Mikioさんも誘ってSanta MonicaのHootersへ。
三十路男3人そろってやって来たこのお店は、いわゆるスポーツカフェ。
店内のあちこちに設置されたモニターでは今日もドジャーズの試合を生中継をオンエアしている。

そして、もう一つの売りはウェイトレスの衣装。
白いTシャツにオレンジのショートパンツという健康的かつセクシーな制服が人気なのだ。
(ホームページにも「Girl of the day」なんていうコーナーがある)

もちろん女性客も多く、別にいかがわしい店じゃない。
時々目のやり場に困ってしまうことがあったりはするのだけれど(笑)。

1杯$1.00のコーヒー(おかわり自由)で2時間ほど雑談。
これが僕の春休み唯一のお楽しみだった。

4月6日(火)

というわけで短かった春休みも終了。
後半初日の今日はSPICEのプレゼンテーションの日でもある。
というわけで、朝7時30分に起きて会場であるLos Angeles Pierce Collegeへ向かう。

そう、SPICEにはCSUNの授業だけでなく、地域の高校や教会、そしてカレッジなど様々なところからお呼びがかかる。
これも大学が地域に根付いたパブリックな性格を持つからだろう。
というわけで、今回は出張スピーチなのだ。

会場となったのはPolitical Scienceのクラス。
アジアが授業のトピックになっているということで中国、台湾、マレーシア、そして日本から各1人ずつの留学生がゲストスピーカーとして招かれている。
僕以外はもうSPICEのベテランで原稿なんて用意すらしていない。
英語も限りなくネイティブに近く、僕とは段違いだ。
それを聞いていると、プレッシャーで教室から逃げ出したくなる。

そしていよいよ僕の順番。
こうなったら開き直ってやるしかない(笑)。

例によってボロボロの英語。
ちょっとアドリブをきかせようとすると動詞より目的語が先に出てきちゃうところが日本語から脱し切れていない。
しかも「ア〜ウ〜」と言葉に詰まること数十回。
無我夢中だったけれど、なんとか用意した材料を伝えることくらいはできたと思う。
授業終了後、担当教授が「母国語じゃない英語でスピーチをするのは大変なことです」とフォローしてくれたのは絶対僕のことに違いない(笑)。

帰ろうとしたら生徒の1人が「日本についてのレポートを書くつもりなんだ。知りたいことがあったら電話して聞いてもいいかな?」と言ってきた。
ひぇ〜っ、電話は困るよ、電話は。
ということでごまかしてメールアドレスを教える。
読み書きならまだなんとかなるもんね。

急いでCSUNのキャンパスまで車を走らせたけど、New Direction in Electronic Mediaの授業に10分遅刻。
スピーチが終わりホッとしたので集中力に欠けたけれど、なんとか1回だけ発言。

アパートに帰ると、昨日メールを出したUSCのDutton教授から返事が来ていた。
「もちろんOKだよ。私のOffice Hourは月水の11時〜12時30分だけど、明日は来れるかい?」
短いながらも優しい感じ。
「喜んで明日おじゃまします」と返事を送る。

さあ、トランスファー計画がうまくいくかどうかは明日次第。
ちょっと楽しみだ。

そうそう、「TOEFLスコアの有効期限は2年です」という情報をアルクの安藤さんからいただいた。
「留学事典」編集部からの情報だそうだからこりゃ、間違いあるまい。
よしよし、少し希望が出てきたぞ。

4月7日(水)

午前9時起床。
約束の時間を見計らってUSC Communication Management学部のDutton教授をオフィスに訪ねる。

教授は思ったより若く、気さくな感じ。
僕が持参したエッセイや成績証明、テストスコアなどに目を通して親身なアドバイスをくれた。

「エッセイはなかなか印象的だよ。いいと思う」
CSUNの成績もプラスに働くと思う。9年前に卒業した日本の大学の成績より、直近のしかもアメリカの大学の成績の方が現在のキミの実力を反映しているのは当たり前だ」

しかし、一方で耳の痛い話も。

「現在、我が学部では受験生にGREのVerbalとQuantitativeセクションで各500点を要求している。キミの場合Quantitativeの750点はOKだが、Verbalの330点は基準を明らかに下回っている。留学生にとって難しいのは分かっているけれど、出願前にもう一度受け直したらどうだ?」

う〜ん。
今からどんなに頑張ってもVerbalで500点というのは無理だ(泣)。
「基準に達していなければ合格は100%無理ですか?」と食らいついてみると、「他の要素が合格レベルに達していれば“条件付き合格”ということもなくはない」との返事。

さらに「以前に一度出願して不合格でした」と正直に言うと、「カバーレターに『CSUNでGPAを改善しました』『GREを受け直すつもりです』と書いて、以前とは違う願書だということを強調した方がいい」というアドバイス。
社交辞令かもしれないけれど「キミのモチベーションの高さはよく分かった。個人的には日本人学生がもう少し増えるべきだと思っているんだよ」と言う。

う〜ん、微妙なところだなぁ。
手応えとしては“条件付き合格”の確率が50%といったところか。
もう少しじっくり考えてみようと思う。

アパートに帰って来たところで篠原さんから電話。
学校の課題である映画撮影のお手伝いをすることに。

今回のテーマは「Santa Monicaの一日」ということで、ビーチに突き出した桟橋へ。

このSanta Monica Pierには小さな遊園地があり、平日でも露天のみやげもの屋が並んでいる。
篠原カントクはカメラ片手に次々と撮影をこなしていく。

カメラは先学期の8mmから16mmへとグレードアップ。

カメラや三脚はLos Angeles City Collegeの機材だから無料で使えるけれど、フィルムや現像代は自腹だから大変だ。

無事撮影を終了して帰宅。
明日の授業に備えてテキストを読む。

4月8日(木)

午前9時起床で学校へ。
Computer for New Mediaの授業も今日から春学期の後半。
Webにインタラクティビティーを付加するJavaScriptの理解と実践が大きな課題だ。

事前にテキストを読んでいたとはいえ、全く初めてのスクリプト言語を勉強するのは難しい。
クラスメイトも目を白黒させていたから大変なのは僕だけじゃないのだろうけど。
いろいろな用語やその概念が次々と説明されていくけれど、抽象的すぎて理解度は今ひとつ。
ま、こういうのは実際に自分でプログラムを組んで試行錯誤しなきゃ身に着かないんだよな。

ファイナルの課題はユーザーとの双方向性を実現したWebページを作ること。
パートナーはもちろん、最近「オレ、コンピュータに向いてないと思うんだ」と泣き言が多いJames。
JavaScriptでいったいどういうことが実現できるのかさえ分かっていないので、お互いにいろいろ調べて来週までにアイデアを持ち寄ることにした。

後半はCD-ROMプロジェクトのプレゼンテーション、のはずだったのだが、他のチームが未完成のためまたもや延期。
僕とJamesのチームはもうとっくに完成しているから余裕シャクシャクだ。

授業の後、USCの教授を紹介してくれたGotthoffer教授に昨日の報告。
すると「可能性があるのなら頑張って出願してみろ。推薦状はオレが書いてやるから心配するな」と力強い応援コメント。
さらに「Hiroの指向性にあった教授が他にいないかどうか調べてみるよ」とまで言ってくれる。
う〜む、こりゃ出願せざるを得ないかな(笑)。

English Conversation Classに顔を出すとRoopaさんが「明日正午からのSPICEに欠員がでてるんだけど、やってくれない?」と言ってきた。
ええっ、明日っていうのはいくらなんでも急過ぎる。
他のメンバーはどうか知らないけれど、僕の場合は事前に準備しておかなきゃ満足なスピーチなんてできないよ。

とっさに「すみません。明日は用事があるので勘弁して下さい」とウソを答える。
「そう、残念だわ」と本当に残念そうなRoopaさん。
ああ、ウソをついちゃったから明日のCoffee Hourには顔を出せないな。

帰り道にガソリンスタンドで給油すると、1ガロンなんと$1.51!

つい先々週までは$1.13くらいだったのにガソリン価格が急騰している。
これは懐に響くなぁ。

4月9日(金)

午前5時半起床。
久しぶりに早起きしてダウンタウンの市場へ。
Norikoさんに同行して食糧を調達する。

CD-ROMの作業が一段落したので、ビデオの撮影に協力してくれた仲間たちに夕食をごちそうするのだ。
といっても僕に何が作れるわけでもなく、メニューは毎度おなじみ、例のやつ。
篠原さんの全面協力でキムチ鍋をふるまおうというわけだ。

去年の夏にフランスに帰国したオホ(「Aurore」と書いて「オホ」と読むらしい。フランス語は分からん!)がちょうど遊びに来ていたので一緒に鍋パーティー。
フランス人なのに器用に箸を使い、おいしそうに食べてくれる。
うん、よかった、よかった。

最後にみんな揃って記念撮影。

CD-ROMでは彼らのアパートをビデオで紹介しています。
みんな、本当にありがとね。

4月10日(土)

正午起床。
真っ昼間から昨日の残り物のキムチ鍋を食べてテキスト読み。

夕方、ヤオハンへ買い物に。
今日と明日の2日間は店内全品20%OFF!

そんなチャンスを僕が見逃すわけはない(笑)。
納豆、みそ、野菜などここぞとばかりに買いまくる。

ところでこのヤオハン、店名が「Mitsuwa」に変わるらしい。
安売りのチラシにも新しい名前が併記されている。

ま、僕としては店名が変わろうが安ければ何でもいいのだけれど。

野菜炒めとみそ汁で夕食をとり、久々に「ファイナルファンタジー8」。
一旦ゲームに手を出すと、勉強する気はまったくなくなってしまう。
困ったもんだ。

4月11日(日)

昨夜は朝まで「ファイナルファンタジー8」をプレイしていた。
マルチメディアを学ぶ者としてはこれも勉強だもんね(ウソつけ!)。

Disk1を終了した段階で感じたのだけれど、これはRPGというスタイルを借りた映画じゃないかということ。
スクエアがオールCGの映画を製作中なのはもちろん知っている。
3Dグラフィックは僕が今までにプレイしたゲームの中で(そんなに数は多くないけれど)ダントツにすごい。
それだけでも感動モノだ。

だけど、一方でRPGの楽しみの1つである感情移入がちょっとしにくいなぁ、と思った。
バトルなどの経験によって主人公が成長していくという部分の比重が少なく(あえて捨てたんだろうなぁ)、用意されたストーリーを追わされているという感じなのだ。
能動的に入り込むというより受け身で楽しまされているという、ちょっと冷めた感覚。
もうちょっとプレイヤーが関与する部分の割合を残しておいてくれてもよかったんじゃないかなぁ。
といってもまだ全体の4分の1をやっただけだから、これから印象が変わってくるかもしれないけど。

というわけで、今日は正午起床。
New Direction in Electronic Mediaのファイナルペーパーに取りかかる。
今週の火曜日までにトピックを提出し、内容について教授と話し合わなければならないのだ。

お題は「近代コミュニケーション技術が社会に与えるインパクトについて批評的で重要な疑問を提示し、それに答えよ」というもので分量は12〜15ページ。
これだけのボリュームになると思いつきでチャチャッとは書けない。
お題の間口が広いだけに自分なりの方向性決めてある程度の構成が必要になってくる。

僕が興味を持っているのはデジタル化、ネットワーク化に伴うメディアやコンテンツの質的変化について。
双方向性やハイパーテキスト(リンク)、匿名性という特性によって何が変わり何が変わらないのか。
情報の絶対量が加速度的に増加し質が劣化しないコピーが容易になる中で情報の価値はどう変わるのか。
誰もが安価で簡単に広範囲に情報発信できるインターネットの出現によって既存メディアはどんな変化を余儀なくされるのか。
そして、これらの情報の受け手はどう変わっていくのか。
もちろん、その裏には「エンタテイメント職人たる僕はこれから先、デジタルメディアとどう関わっていくか」という隠しテーマが存在する。

黙って考えていると頭が混乱してくるので、とりあえず思いついたアイデアをどんどんノートに書きつけることにした。
考えを整理するときに使うのは紙と鉛筆。
ワープロに向かってもいいアイデアはなかなか出てこない。
どうやら僕の脳みそはそこまでデジタル化していないらしい(笑)。

悩み苦しむこと4時間。
なんとかノート6ページ分のアイデアフラッシュをひねり出した。
もちろん、日本語で。
これだけありゃ、12ページはいくだろう。

それぞれのアイデアは単なる箇条書きで脈絡や構成もあったもんじゃない。
これを整理して構成する段階ではワープロが便利だ。
と、デジタル化作業を始めたところで日本語テレビの放送が始まり、その誘惑に負けてしまった。

う〜む、明日までになんとかまとめなきゃいけないのになぁ。

←日記才人(にっきさいと)ボタン

「大学院99年春6」  「大学院99年春8」