「Los Angeles留学日記」

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「Los Angeles 留学日記」

99年夏休み2
(1999年6月1日〜)
6月1日(火)
正午起床。

一時帰国まであと2日。
しばらくL.A.を離れるにあたってやっておかなければならないことを一気にこなす。

まずは公共料金の支払い。
電話、ケーブルテレビ、電気料金などは請求書の約2倍の金額を小切手で送っておく。
余計に払った分はクレジットという形でプールされ、来月分の支払いに充てられるのだ。

続いて新聞の一時停止。
これは電話一本でOKだった。

家賃も2月分まとめて払う。
マネージャーに一時帰国する旨伝えると「留守の間はちゃんとチェックしておくよ。楽しい旅を!」。
うん、これで安心だ。

留守中に届く郵便物は誰かの家に転送しておこうかと思ったのだが、Kojunが「1週間に1度くらい僕がチェックしておいてあげますよ」と言ってくれたので、その好意に甘えることにした。

日本では友人宅に居候させてもらうことになっているが、とりあえずの連絡先として携帯電話を1台確保。
メールで日本の友人や仕事仲間たちにその電話番号を送りまくる。
「メシおごって下さい」というメッセージと共に(笑)。

その後、頼まれたお土産の買い出し。
スターウォーズTシャツ、葉巻、SPAMの缶詰、フロス(歯磨き糸)、ナチュラルドラッグ(媚薬系)。
全然アメリカ土産らしくない変なラインナップだなぁ。


6月2日(水)
午前11時起床。
昼食の後、荷造りなど帰国準備。

東京で生まれ、高校までを埼玉で過ごし、大学時代から再び東京で暮らしていた僕にとって、これが生まれて初めての「帰省」だ。
これまでお盆や正月にふるさとへ帰る人たちをなんとなく羨ましく思ってきたけれど、いざ自分が「帰省」するとなるとピンとこない。

僕の周りには学生ビザが切れてしまい帰国したくてもできない留学生仲間が少なからずいる。
I-20は有効だから滞在はもちろん合法。
ただ、ビザが再交付されない可能性を考えると卒業まで帰国できないのだ。
そう考えると5年有効のビザを入手できた僕はラッキーだろう。
せっかく帰るチャンスがあるのだから有効に利用したいと思う。

まずは友人やかつての仕事仲間と会って近況を報告したい。
お世話になっている人たちにお礼を言い、本を売りつけ、メシをおごってもらおう(笑)。
特に仕事関係の人たちとは日本のマルチメディア状況について話をして今後の僕の方向性を確認したい。
おそらく1年前とはずいぶん状況が変わってきているだろうから。
「生きのいい若いのとキレイどころを集めた出版打ち上げ会」を予定してくれているというアルクさんを訪ねるのも楽しみだなぁ(笑)。

それから、L.A.では高価だったり入手しにくいものの買い出し。
インスタント食材やシャンプー類、本などはたっぷり買い込んでこよう。
1年ぶりに散髪もするぞ!(笑)

忘れちゃいけないのが仕事。
プロデューサーのご厚意で文化放送「梶原しげるの本気でDONDON」(関東地方1134Mhz・月〜金11:00〜13:00)で数日働かせてもらえることになった。
現在確定しているのは6月14日、15日、22日、23日。
僕も「ニュース探検隊員」としてほんのちょっと取材レポートするはずですので、聴ける方はぜひチェックしてみて下さい。

このホームページは日本でもこまめに更新するつもりですが、もしかすると不定期になってしまうかもしれません。
どうぞご了承下さい。


6月3日(木)
午前9時起床。
篠原さんの車で空港まで送ってもらう。
空港へ向かう車窓からL.A.の街並みを見ていたら、この1年間の思い出がいろいろよみがえってきた。
住めば都とはまったくよく言ったものだ。
たった3週間離れるだけだというのに。


UA897便は定刻通り12時40分にテイクオフ。

10時間30分のフライトの間に「Twelve Y.O.」(福井晴敏・著/講談社)読了。


6月4日(金)
UA897便は定刻通り午後4時に成田空港に到着。
「留学生はかなりの確率で税関の荷物チェックで荷物を開けられるよ」と言われていたが、なぜか僕はフリーパス。
一応「麻薬なんか持ってないよね?」と聞かれはしたけれど。

空港の建物を出た瞬間、ジト〜ッとした湿気が肌にまとわりついてきた。
1年間の間に身体がL.A.の乾燥気候に適応してしまったのだろうか、それほど暑くもないのに黙って立っているだけで全身から汗が噴き出してくる。
そういえば関東地方は昨日梅雨入りしたとニュースが伝えていたっけ。

忙しい仕事の合間を縫って迎えに来てくれた友人の車で東関東自動車道を都心へ向かう。
電光掲示板が「渋滞10km」示していた。
おおっ、1年ぶりの渋滞だ(笑)。

数珠つなぎの高速を降りてお台場のカフェでお茶。
レインボーブリッジ越しのビル群を見ていたら、東京に帰ってきた実感がわいてきた。
渡米前はそれほど好きじゃなかったお台場もなかなか悪くない。

新鮮だったのはカフェのテーブルに灰皿が置いてあったこと。
そうか、タバコ吸っていいんだ。

正直言って日本に帰ること自体に感動はないと思っていたのだけれど、僕の心身はたった1年で予想以上にL.A.ナイズされていたらしい。
道を歩いているだけでもホッと安心できるのがよく分かる。
だって、すれ違う女の子たちの会話が聞き取れるのだ(笑)。

ただいま、ニッポン。
たった3週間だけど、よろしく。


6月5日(土)
午前6時起床。
3週間居候させてもらう友人が仕事に出かけるのを送り出す。
二度寝しようと思ったのに寝付けず、結局、起きてしまった。
ちょっと時差ボケかな。

友人のMacを借りてメールチェック。
インターネット関連の設定をする。
よし、これでホームページの更新もできるぞ。

メールが来ていた放送作家の先輩、笹生さんの携帯電話に電話すると、ちょうどJwaveの生放送が終わったところ。
ランチをおごってくれるというのでいそいそと出かけていく。

麻布十番で広島風お好み焼きとかき氷。
うまいっ!
さっそくただメシにありつけるとはラッキーだ(笑)。

そのまま自宅にお邪魔して息子のしんのすけ(7才)にお土産のスターウォーズグッズをプレゼント。

ライトセーバーがいたく気に入った彼は部屋の中を所狭しと飛び回ってチャンバラごっこ。
そこまで喜んでくれると買ってきた甲斐がある。
学校の友だちに自慢できるよな。

笹生さんが代わってくれるというので文化放送「梶原しげるの本気でDONDON」をさらに10日と11日もやらせてもらえることになった。

早々においとまして、電車で秋葉原へ。

ここで渋谷や新宿に行かないのがアキバ系(笑)。
L.A.では高くて買えなかったアプリケーションのマニュアル本を2冊購入する。

友人がキープしてくれた携帯電話に次々と連絡が入って来週の予定が決まっていく。
いろんな人と会って話がしたい。


6月6日(日)
午前10時起床で新宿へ。
久しぶりに電車に乗るのがとても新鮮だ。

日曜日の新宿はたくさんの人でにぎわっている。

街を歩いていてまず感じるのは「女の子がカワイイなぁ」ということ(笑)。
特にファッションは日本の女の子の方が絶対に魅力的だと僕は思う。

歩行者天国を歩いて紀伊国屋書店へ。

書籍版「Los Angeles留学日記」は本当に売られているのか?
自分の目で確かめるべく、6階の留学関連書籍売場へ。

あった!
しかも、10冊ほどが平積みになっている!
思わず手にとってしげしげと見つめてしまった。
いやぁ、嬉しいなぁ。
ホントに売ってたんだ(笑)。

自分の本はさておき、気になっていた本を片っ端から立ち読みする。
書店で思う存分本を探せるというのはこの上ない喜びだ。
L.A.の日系書店では扱っている本の種類が限られているし、第一、値段が2倍近くする。

財布の中身と相談して悩みながら、厳選した7冊を購入。
他にも買いたい本がいっぱいあるなぁ。


6月7日(月)
午前8時起床。
週が明けたのでいよいよ本格的に行動開始。

まずは文化放送を訪ねて「梶原しげるの本気でDONDON」のスタッフに一時帰国と本の出版を報告。

梶原さんをはじめ、僕のホームページを読んでくれている人も多く、とても喜んでくれた。

スタッフルームを見渡すと、僕の渡米前にはなかったインターネット端末が。
生放送でニュースを「探検」していくこの番組になくてはならない情報源となっているそうだ。

放送終了後、近くのイタリアンレストランでランチ。
ここはいつでもすいていてランチメニューが800円という穴場なのだ。
が、事件はここで発生した!

席について配られたメニューを見てびっくり。
なんと一番安いメニューでさえ3500円となっている!
外観や内装にほとんど変化がなかったので気がつかなかったが、1年前にはイタリアンだったお店が高級フレンチに変わっていたのだ。
ジーンズにTシャツの僕をはじめ、場違いのスタッフ一同は急に無口になってしまった(笑)。

それでも今さら店を出るわけにもいかず、全員一番安いメニューをオーダーする。
激安情報のプロでもある経済評論家の佐藤治彦さんは「絶対ホームページに書くぞ!」とワインリストまでしっかりチェックしていた。

デジタル化やインターネットとの融合でテレビやラジオがどうなっていくのかについて意見交換。
それぞれマスコミの第一線で活躍している人たちだけに、刺激的だった。

懸案の食事代は「あんなにキツキツの生活してるのを知ってて出させるわけにいかないよ(笑)」と梶原さんがごちそうしてくれた。
どうもありがとうございました。
このご恩は近い将来、しっかり仕事でお返しさせていただきます。

久々の再開を楽しんだ後、1年ぶりの散髪。
今後またしばらく髪の毛を切らないだろうことを前提に、ばっさりやってもらった。
「アメリカ製のシャンプーは日本人の髪質に合わないんですよ」と相談したらなんと、業務用の詰め替えシャンプー(1600ml)をいただいてしまった。
ああ、僕はいろんな人に助けてもらっているんだなぁ。

その後、テレビ朝日「Break Out」のスタッフルームへ。
お世話になったディレクターがフリーランスになっていたり、1年前のADが一人立ちしてディレクターになっていたりと時間の経過を感じる。
みんな頑張っているようで頼もしい限りだ。

隣のデスクにいたテレビ朝日「D's Garage21」のプロデューサーと雑談。
僕が企画書を書いた時には想像もしなかったのだが、番組へのコンピュータグラフィック作品の応募が殺到し、しかもそのクオリティーはかなりのものなのだという。
やはり、若い才能はデジタル業界に夢を感じているのだろう。
僕も負けないように頑張らなくっちゃ。

夕食はIプロデューサーのおごりでブリ照焼定食。
これがうまかった!
Iさん、ごちそうさまでした。


6月8日(火)
午前10時起床。
ホームページの更新をゆっくり済ませてから池袋へ向かい、書店チェック。

書籍版「Los Angeles留学日記」は東武百貨店に入っている旭屋書店で3冊、東口のジュンク堂書店で5冊確認。
店員さんの目を盗んで一番見やすい棚に移動しておいた(笑)。

夕方、四谷にあるテレビ朝日「トゥナイト2」のスタッフルームへ。
先日のE3取材でお世話になった橘ディレクターと本の推薦文を書いて下さった石川次郎さんに挨拶するためだ。

「メシごちそうしますよ」というありがたいお言葉に誘われてSプロデューサー、橘さんの3人で近くの台湾料理店へ。
4〜5年前のリポーター時代の昔話で盛り上がる。
そこへ、わざわざロケを中抜けしてリポーターの岡元あつこさんが来てくれた。
先日L.A.でご一緒させてもらったときに撮り忘れた写真をパチリ。

かわいくて頭の回転が早くて、本当にいい人だ。
「私に惚れたらヤケドするわよ」と言ってたけど(笑)。

午後10時、次郎さんがスタッフルーム入り。
推薦文のお礼はもちろん、留学の経緯や近況などを改めて報告する。
「本もいいけれど、ホームページもよくできてるね。読んでるよ」とありがたいお言葉。
僕がこの夏にアメリカ大陸横断ドライブをしようと思っていると話すと「ジョン・スタインベックの『チャーリーとの旅』を読んでごらん」と本を推薦してくれた。
こりゃ、すぐにでも本屋に行って見つけなくては。

午後11時55分から本番。

久しぶりに生放送のスタジオへ。

本番1分前。
フロアディレクターやメイクさんがせわしなく動くピリピリしたスタジオで僕のデジカメに向かって手を振ってくれる次郎さん(写真右)。
この余裕と笑顔が、ともすれば軽佻浮薄に流れがちな番組にどっしりとした重みを与えているのは間違いない。

番組終了後、リポーターのせがわきりちゃん(写真右)、橘ディレクター(写真左)、Mディレクターと四谷のびっくり寿司へ。

お互いの近況報告や将来の野望、さらにここにはとても書けない「トゥナイト2」の裏話まで話は尽きず、気がついたらなんと朝の5時。
帰国したらまた一緒に仕事がしたいなぁ、と心から思った。

そうそう、ずうずうしくも「きりちゃんがやっているラジオ番組で僕の本を紹介してよ」とお願いしたら「たぶん大丈夫だと思いますよ」と前向きな返事をいただいた。
TOKYO FMの「Radio Magazine What's IN?」(土曜深夜1:00〜2:00 [一部地域は日曜深夜2:00〜3:00])をぜひチェックして下さいね。

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