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「Los Angeles留学日記」語学学校99年秋4
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10月23日(土) |
JSA主催のボーリング大会がNorthridgeのCanoga Park Bowlで行われた。 CSUNのJSAはこのところ本当に積極的に活動していて、今日もメンバーはもちろん、Language Exchangeで親しくなったアメリカ人学生、さらにUCLAとUSCのJSAリーダーなど、総勢20人以上が集まった。 僕と同じレーンになったのはEric(写真左)とColin。 料金は2ゲーム+貸靴代合計で$6.25。 ゲームが終わった後、みんなで近くのDenny'sへ。 「ミズ」「シオ」「コショー」 偉いなぁ。 |
10月26日(火) |
待ちに待ったUCLA Extensionの授業が始まった。 授業は午後7時から10時までの3時間。 部屋を出た瞬間に肌寒さを感じ、今年初めて長袖のジャケットをはおった。 日中はまだ30度近くなることがあるL.A.だが、秋は確実にやって来ているようだ。 Fundamentals of New Media for Entertainment Professionals(エンタテイメントのプロのためのニューメディア基礎)の担当講師は現役のデジタルメディア・コンサルタントてもあるChaz Austin先生。 生徒はざっと40人。 面白かったのはこの生徒たちの職業が多岐に渡っていたこと。 僕でも知っている有名企業で働く人たちが「自分のキャリアやコンテントをどうすればインターネットに展開できるのか知りたい」と期待を語る。 40人の自己紹介を聞きながら、先生はデジタル業界のこぼれ話を雑談風に語る。 先生が最も強調していたのは「インターネットはテレビやラジオなどの伝統的メディアと異なるカルチャーを持っている」「この新しいメディアで何が成功するかは映画会社もテレビ局も、私も知らない。だからこそ誰にでもチャンスがあるのだ」ということ。 シラバスによると、来週以降毎回ゲストスピーカーが招かれるとのこと。 テキストは「The Interactive Book」(Celia Pearce著)。 3時間の授業はあっという間に終了。 |
10月28日(木) |
一昨日Amazon.comでオーダーしたUCLA Extensionのテキストがもう郵便受けに届いていた。 注文してからわずか1日半というスピードデリバリー。 郵送料金を足しても定価より安いし、これならわざわざ書店まで買いに行く必要はない。 人気の秘密が分かるような気がする。 日本でも大手書店や取次が本のインターネット通販に乗り出すという記事を見るけれど、値段はいったいどうなるんだろう? 再販制度がある限りディスカウントは難しいのかなぁ。 今日は週に1度のLanguage Exchangeの日。 今日のパートナーは「めぞん一刻」のファンだというLoc。 先日、語学学校で配られたリダクションのプリントを見せながら、彼にいろいろ聞いてみる。 プログラムの後、JSAのメンバーとキャンパス近くの定食屋へ。 |
10月29日(金) |
毎度おなじみ、CSUNのCoffee Hourへ。 すっかり常連のGregやLanguage Exchangeで一緒のColinとなんのことはない世間話をする。 ここ1ヶ月くらい、英語の上達曲線が高原状態でとどまっているような気がしてならない。 いわゆる暗記ものと違い、語学力は努力に比例して伸びるわけじゃないという話をよく聞くが、この高原状態は精神的にツライ。 一旦帰宅して久しぶりにKondo Motorsでオイルチェンジがてら車の簡単な点検をしてもらう。 担当の森田さんによると、「ラジエーターをそろそろ換えた方がいいと思う」との診断。 夜、JSN(Japanese Student Network[仮称])のミーティングに顔を出す。 つい最近までL.A.エリアの大学に通う日本人留学生の組織だった横のつながりは以前ほど強くなかったらしい。 2時間以上も繰り広げられる真剣な議論を聞いていたら、大学時代(おおっ、なんと10年前だ!)のサークル活動を思い出した。 そうか、アパートと学校を往復するだけの僕と違って、もっと「青春」っぽい留学生活もあるんだ。 |
10月30日(土) |
ハロウィーンの週末。 テレビニュースのお天気コーナーでは仮装した人々でにぎわうSanta Monicaからの生中継をしている。 そういえば去年は僕もWest Hollywoodのパレードを見に行ったっけなぁ。 が、今年は特に出かける予定もなく、アパートの部屋でテレビと読書。 誰かが全体の見取り図を書き、それにあわせてチームのメンバーが割り当てられた部分を構築し、それをリーダーがきちんとチェックしていくという中央集権的な「伽藍」方式。 Linuxは、一見、荒唐無稽な「バザール」方式によって高い成果を上げることができた。 インターネットで生まれた新しいカルチャーは既存理論では説明しがたい組織論やビジネス論を生み出しつつあるのかもしれない。 |
10月31日(日) |
「伽藍とバザール」(エリック・スティーブン・レイモンド 著/山形浩生 訳・解説/光芒社)読了。 面白かった。 僕はプログラマーじゃないけれど、デジタルの世界で何か新しいもの、面白いものを作りたいと思っている。 なにしろ、Netscape社がブラウザのコードを公開したのはこの論文の影響だというから、説得力はお墨付き。 うまく説明できないけれど、何かが大きく変わりつつあるんだということだけで楽しくなってくる。 夜、仲間が我が家に集まってKanaちゃんのバースデーパーティー。 テレビ朝日「トゥナイト2」の橘寛基ディレクターからメール。
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