「Los Angeles留学日記」

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「Los Angeles 留学日記」

TOEFL対策編
(1997年3月〜)

留学を決意したら、何はともあれTOEFLですよね。
受験方法などは各種留学本に譲るとして、ここでは10ヶ月で430点から590点にスコアアップした僕の
経験上役に立った参考書、効果的だった勉強法などを紹介します。

1 リスニング対策

TOEFLの3パート「リスニング」「文法」「リーディング」のうち、僕が最も苦手だったのが「リスニング」でした。
最初の頃なんてテープのスピードについていけなくて、きちんと回答できるのが1問おき(つまり半分)というありさま。
かなり焦ったもんです。

で、僕がまず入手したのはETS(Educational Testing Service=TOEFLの問題を作っている機関)が作っている「TOEFL Test Preparation Kit」の問題とテープと日本語説明書のセットでした(最新版はこちらから20%OFFで買えます)。
日本語説明書といっても最低限の解説しかないので、問題集として使うには全然物足りませんが、テープはオープニングの音楽まで本番のテストと全く同じですから、耳を慣らすのにはいいと思います。

大きな本屋さんに行くとTOEFL本は山ほどありますが、僕のお薦めはアルク「新TOEFL完全攻略シリーズ」トフルゼミナール英語教育研究所「TOEFL対策シリーズ」です。



実は、僕、TOEFLの参考書だけで15冊以上も買ってしまったんですが、リスニングに関して言えば、付属のテープやCDの発音にひどいものがかなりありました。
そんな中でこの2つのシリーズはリスニングに限らず、良質だと思います。

大ざっぱに言って「感覚派のアルク」と「理論派のトフルゼミナール」と言ったところでしょうか。
アルクの方はとにかく本番と同じ形式の問題を解きながら慣れていく感じ。
トフルゼミナールの方は本番の試験を綿密に分析してそこからコツを抽出していくといった感じです。
僕は、この2冊を一通りやったところで520点くらいまでスコアがアップしました。

しかし、ここでスコアが伸び悩み始めたので、プリンストンレビューのTOEFL講座に通うことにしました。
ここはアメリカに本拠を置くTOEFLやGREの対策予備校。
彼らが「ストラテジー」と呼ぶコツを教えることを中心とした授業で、僕の場合ははっきり効果がありました。

リスニングの最初のセクション(2人の短い会話を聞いて答えるやつです)の場合、テープから聞こえてくる会話と同じ単語や表現が含まれている選択肢はほとんど誤答です。
つまり引っかけですね。逆にテープの会話とは似ても似つかない選択肢が正解になる可能性が高いです。

ただし、その後の長めの会話、スピーチを聞いて答えるセクションは違います。
選択肢にはあまり引っかけはなく、そのままの表現が正解になる確率が高いです。

もちろん、自信を持って聞き取れた場合はそちらを優先するとして、うまく聞き取れなかった場合はこのコツを知っているとかなり正答率がアップするんじゃないでしょうか?
知らないとついつい引っかけの選択肢を選びがちですもんね。

2 文法対策

TOEFLのSection2は文法ですが、ここは日本人が比較的得意だと言われているセクションです。
事実、僕もここで点数を稼ぎましたし、最後の方ではほぼ満点までいきました。

お薦めの参考書はリスニングと同じく
アルク「新TOEFL完全攻略シリーズ」トフルゼミナール英語教育研究所「TOEFL対策シリーズ」です。

アルクの方でとにかく問題をこなしつつ、文法的に分からないことがあったらトフルゼミナールの方を辞書代わりに使うという方法がいいと思います。

文法のコツは「とにかく基本を固めること」。これに尽きます。
「時制の一致」「主語と述語の一致」「倒置」「仮定法」といった英語のルールを確実に覚えることでこのセクションの8割は絶対取れます。本当です。

それから、このセクションだけ固有名詞など妙に難しい単語が出てきますが、それらをいちいち覚える必要はありません。
要はその単語が名詞なのか動詞なのか形容詞なのか副詞なのか、「文の構造」さえ読みとれれば単語の意味なんて分からなくても正解にたどり着けます。
極端に言えば、このセクションに限っては文の意味を理解しなくてもOKなのです。

3 リーディング対策

このセクションは、はっきり言って時間との闘いです。
制限時間内に本文を読み、設問に答えるか。

ただひたすら問題をこなしていた僕は、ある日ひとつの法則に気がつきました。
それは「設問は本文の流れと同じ順番で並んでいる」ということです。
(みんなはとっくの昔に気がついていたかも?)

リーディングの設問は、本文の該当部分とその前後を読みさえすれば答えられるものが大半ですから、僕は、この法則に気づいてから本文と設問を読む順番を変えました。つまり、

まず「設問1」を読む。→本文を最初から読んでいき、「設問1」に該当する部分まで来たら「設問1」に答える。
→次に「設問2」を読む。→本文の続きを読んでいき、「設問2」に該当する部分まで来たら「設問2」に答える。
→以下、同じ。

先に本文を全部読んでから設問に答えようとすると、どうしてももう一度設問に該当する部分を読み返さなければならず、結果的に本文を2度読んだのと同じになってしまいますが、この方法なら1度分読んだだけでOK。
時間をかなり節約することができました。

例外は各パッセージの1問目。最初の問題には

This passage is mainly about ...
What is the main topic of this passage ?
Which of the following is the most appropriate title for this passage ?

といったパッセージ全体の主旨を問う設問がくることが多いですよね?
この問題だけは本文全体を読まないとハズしてしまうことがあります。
よって、各パッセージの1問目だけは必ず最後に回すようにしました。

例によって参考書にはアルク「新TOEFL完全攻略シリーズ」トフルゼミナール英語教育研究所「TOEFL対策シリーズ」を使いました。


4 語彙対策

ボキャブラリーは多ければ多いほど有利に違いありません。
が、単語集で覚えた単語は記憶定着率が低いというのが僕の実感でした。

で、僕がとった方法はリーディングの問題の音読です。
問題を一通りやったあと、意味の分からない単語を辞書で調べてノートを作り、あとはひたすら何回もそのパッセージを読む。
本文の意味を頭の中でグルグル回しながら平均20回も読めば、そこに出てくる単語はほぼ記憶に定着します。

無味乾燥な単語集より、意味のある文章の中で覚えた単語の方が忘れにくいですよね?
しかも、目と耳と口で覚えるから効果は3倍!?
実は、大学受験の時にもこの方法で単語を覚えたのでした。

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