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「Los Angeles 留学日記」大学院99年春9
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双方向性と言ってもまだまだ子供だまし。
でも、けっこう楽しい。
ああ、いつの日かバリバリのJavaScript使いになってこのホームページをもっともっとインタラクティブにしてみたいなぁ。
午前7時半起床で学校へ。
今日は授業の前にGotthoffer教授と会ってMidterm Paperについて話し合わなければならない。
オフィスを訪ねると教授はパワーブックに向かって何やらDirectorムービーを動かしている。
「おはようございます。何を作ってるんですか?」
「ああ、これは授業の課題さ。来週までに仕上げなきゃならないんでね。見てくれよ、これ全部Lingoで書いたんだ」
そう、USCの映画学科で博士課程を履修している教授は授業のレポートをインタラクティブなムービーとして提出しようとしていたのだ。
僕らにとっては先生である教授も自分の学校では1人の生徒。
なんだか面白い。
さっそく僕のレポートについて話し合い。
赤ペンの指摘に答えて書き直したレポートを見せると教授は「おっ、やることが早いな。じゃあもう話すことはないじゃないか」と笑う。
続いてファイナル論文について。
「15ページの論文に入りきらないという指摘はもっともです。これからトピックを絞り込もうと思いますが、何かアドバイスはありますか?」
「Hiroが挙げたトピックはどれも興味深いと思うよ。自分が好きなものを選んで書けばいい。そうだ、キミもDirectorを使えるんだから僕みたいにインタラクティブ方式にしたらどうだ?」
う〜ん、時間がたっぷりあればチャレンジしてみたいけど、そんな余裕はなさそうなんだよなぁ。
最後にUSC出願の推薦状を依頼する。
そう、50%の可能性にかけてもう一度だけチャレンジしてみようと決めたのだ。
教授は喜んで引き受けてくれ、「出願までにできるだけ多くの教授を訪ねて自分がやりたいことをアピールしなさい」とアドバイスをしてくれた。
ありがたいことだ。
Computer for New Mediaの授業は先週に引き続きJavaScriptについて。
ところが、昨日の日記に載せた「クイズ!Jamesを探せ(笑)」が教室のMacでは動かない。
しかもスクリプトを正確に理解していないもんだから、どこをどう直したらいいのか分からないのだ(笑)。
(家に帰ってきたら日本の知人から「あれは直した方がいいよ」というメールも届いていた。もう少し勉強してできるだけ早く直しますのでしばしお待ちを)
昨日買ったJavaScript本付属のCD-ROMからサンプルをいくつか見せると「ワオ、すんげぇクールじゃん!」ってな感じでJamesは大喜び。
教室のMacには日本語フォントが入っていないので文字化けだらけなのだけれど、アラートが出たり写真が動いたりするのは分かるのだ。
「オレも本を買ったりインターネットで調べたりしてみるよ」と俄然やる気になっている。
やっぱり百聞は一見に如かず、なんだな(笑)。
昨夜はほとんど眠れずヘロヘロだったので、今週もEnglish Conversation Classはキャンセルし(いかんなぁ)、アパートに帰ってきて仮眠。
夜、26才の誕生日を迎えたKaoruちゃんのリクエストにお応えして仲間とリトルトーキョーのカラオケへ。
宇多田ヒカルや浜崎あゆみを歌う若者たちに懐かしの渡辺真知子と八神純子で対抗する。
「そんな歌聞いたことないっすよ」
う〜む、ジェネレーションギャップだ(笑)。
午前10時起床で学校へ。
実に3週間ぶりのCoffee Hourだ。
ホントはやらなきゃいけないことがまだたくさん残っているのだけれど、せっかく仲良くなった友だちと1ヶ月も会わないのも寂しいし、なにより絶好の気分転換になる。
(昨夜カラオケに行ったヤツが何を言ってるんだ、という内なる声は聞こえない(笑))
久しぶりに顔を出すと場所がキャンパス内のガーデンに変わっていた。
このところEnglish Conversation Classも休みがちだったのでずいぶん久しぶりに見る顔が多い。
話題は1ヶ月後に迫ったファイナルを飛び越して夏休みへ。
母国に帰るのを楽しみにしているヤツもいれば旅行の計画を立てているヤツもいて話は大いに盛り上がる。
やっぱり来てよかったなぁ。
帰宅後、Gotthoffer教授のアドバイスに従ってUSCの教授への面会依頼メールを作成。
USC Communication Management学部の場合、ほとんどの教授が経歴とメールアドレスをホームページで公開している。
秋学期のクラス一覧を綿密にチェックし、興味を持った教授に片っ端から「会いたい」というメールを送る。
その数総勢8人。
今の段階でエッセイを送りつけることはせず、簡単な自己紹介と出願する予定だということだけを書く。
はたしてどんな返事が来るのか?
相変わらず他人事のように楽しみだ。
続いて先日依頼された10月新番組の企画書作りに着手する。
「広い意味でのタレントを発掘・育成する番組」だが、「スター誕生」以来お決まりのオーディション番組にはしたくないというのが条件。
頭の中でだいたいのイメージは固まったのだけれど、いざ書き始めると煮詰まってしまい、作業は遅々として進まず。
もう少しアイデアを整理しなくちゃ。
正午起床。
たまっていた新聞を読みながら昼食をとる。
このところドタバタしていたので実家から送ってもらった雑誌にも手を着けられず、たまる一方。
ファイナルファンタジー8もしばらくおあずけ状態で、そのうちストーリーを忘れちゃいそうだ。
夕方、以前から頼まれていたMさんの大きな荷物運び。
篠原さんのトラックにお出まし願い、テレビ、机など、自家用車に載らない大きな物を恵さんの部屋から新居へ運び込む。
お駄賃はMさんお手製の肉じゃがとサラダ。
さすが家事の大ベテラン、旨かった。
そのまま篠原さんと一緒に「マルカイ」→「99 Ranch Market」→「Pacific Supermarket」とトーランス買い出しツアー。
狙っていたVIP会員限定$3.98のカリフォルニア米は売り切れだったけれど、$9.99の中華鍋をゲット。
これでチャーハンや野菜炒めがおいしくできる…はずだ(笑)。
帰宅して引き続き企画書書き。
もうちょっとかかりそうだ。
午前10時半起床。
USCの教授3人から面会依頼の返事メールが届いていた。
そのうち2人は「喜んでお会いしましょう」ということで時間は水曜日の午後5時と5時半。
面会のハシゴになるけれど逆に言えばいっぺんに済む。
「その時間にオフィスに伺います」という返事を送る。
残りの1人は「私の授業内容はウェブサイトに書いてあるのでそれを読んでさらに質問があるようならお会いしましょう」という返事。
「あなたの授業に興味がある」と書いたのが裏目に出た形だ。
とはいえ「面識を作って選考を有利にしてもらいたいんです」とは書けないもんなぁ(笑)。
とりあえず「ありがとうございます。ウェブサイトを読んだ後でまたご連絡するかもしれません」と返事を送る。
英語でのメール、しかも教授宛てとなるとすごく気を使う。
たった3通の返事を書いただけなのにドッと疲れてしまった。
「Inside Edition」翻訳作業の後、企画書書きのラストスパート。
で、やっと完成。
そこで古いファイルを整理していたら以前同じようなコンセプトで書いた企画書ファイルを発見。
なにげなく開いてみると、驚いたことに今回書いたものよりも出来がいいではないか!
ショック。
この3日間の努力はなんだったんだ。
完成した企画書を送るのが急にイヤになってしまった。
よし、今日は寝て(笑)、明日もう一日だけ頑張ってみよう。
午前11時起床。
さらにUSCの教授3人から返事メールが届いていた。
1人目は「電話をくれれば説明するし、もし会った方がいいなら学外のオフィスにいるから寄りなさい」とのこと。
「電話よりお会いしたいです。都合のいい時間を教えて下さい」と返事する。
2人目は「私のシラバス(講義要項)は毎年ほとんど変わらないから郵送しようか?」。
行間には「あんたに会っているヒマはないんだよ」というニュアンスも感じられる。
とりあえず「郵送または電子メールで送っていただければありがたいです。ご迷惑でなければオフィスに取りに伺いますが」と返事する。
3人目は「私はもう学部ディレクターではありませんし、現在sabbatical(研究休暇)中ですからあなたに適切なアドバイスができるとは思いません。それでもよければお会いするのはやぶさかではありませんが、その前に現在の学部ディレクターに会うのがいいと思いますよ」。
あらら、ウェブサイトの情報は古かったんだ。
「ごめんなさい。勘違いしていました。現在の学部ディレクターにコンタクトをとってみます」と返事する。
もちろん、僕はその学部ディレクターをウェブサイトでチェック済み。
だが、彼女は今どきメールアカウントを持っていないという珍しい教授なのだ。
そういう人に「マルチメディアの勉強をしたいんだ」というアピールは通じるんだろうか?
水曜日にキャンパスに行ったとき、チラッとオフィスを覗いてみようと思う。
メールチェックの後、企画書書き。
今日はなかなか集中できてまあまあ納得のいくものができあがった。
やっと肩の荷が下りたところで出願用のエッセイの書き直し。
先日会った教授に「マルチメディア制作をやりたいんだったら映画テレビ学科の方がいいんじゃないの?」と言われたからだ。
もちろん制作をやりたいのは間違いではないのだけれど、今僕が勉強したいのはアートやプログラミングの実技ではなく、もう少し文系寄りのアプローチ。
ところが今用意してあるエッセイは日本での仕事について強調してあるので実技寄りと受け取られてしまいかねない。
そのへんを修正しておいたほうがいいと思ったのだ。
数時間でリライト完了。
水曜日にはこれを持っていって何らかのアドバイスをもらえるといいな。
午前11時起床。
今日は授業が休講なのでつい、寝坊してしまった。
最近ちょっと勉強に飽きてきたのでちょうどいい休みだ。
飽きてきたといっても勉強の内容に飽きたのではなく、英語で読み書きするのに疲れたという感じ。
あ〜、夏休みが待ち遠しいぞ。
あと3週間、気合いで乗り切らなければ。
と言ってるそばからついついFF8に逃避してしまった。
本当はJavaScriptのサンプル作りやファイナル論文の下書きをやらなきゃいけないのに。
なんだかテキストを開く気にならないのだ。
新たにUSCの教授1人からメールが届いていた。
「来週月曜日の午後はいかがですか?」
もちろん「喜んで伺います」と返事を送る。
これで合計3人の教授とアポイントがとれた。
会ってうまく話ができるといいのだけれど。
そういえば、昨日のメールアドレスを公開していない教授について日本の大学に勤めている高校の同級生からこんなメールが届いていた。
「ウチの大学でも、セクハラ or 嫌がらせメールのためにアドレスを公開しない女性がいるよ」
なるほど。
そういうことも考えられるなぁ。
嫌がらせといえば、僕のところにもスパムメールが1日3〜4通は送られてくる。
ほとんどが英語だということを考えるとこちらのプロバイダ関係から情報が漏れているのだろう。
日本語なら一目でゴミ箱行きと判断できるけれど、英語だと中身を2〜3行読まなければ判断できないのが情けない(笑)。
ちなみに内容は「金儲け」「アダルト」「ダイエット」がビッグ3。
僕のところに送ってきてもまったく効果ないと思うんだけどなぁ。
「インターネットにはつながるんだけどメールの送受信ができないのよ」とMさんからSOSの電話。
L.A.に来てわずか2週間。
まだ知人も少ない上に車で出かけるのもままならず、さらにメールが使えないという不安はよく分かる。
去年の今頃、僕もそうだったもんなぁ。
というわけでトーランスのアパートを訪ねて設定のチェック。
いろいろいじっていたらなんとか使えるようになった。
お礼に、と近くの日本食レストランでテリヤキチキンと天ぷらをごちそうになってしまった。
う〜む、かえって恐縮してしまう。
なんだかこれが気分転換になった感じ。
さぁ、今からちょっと勉強でもしようかな。
午前11時起床。
JavaScriptのサンプル作りに取りかかる。
テキスト付属のCD-ROMからソースをコピーしてアレンジしていくうちに、どのスクリプトがどんな機能を持っているのか少しずつ分かってきたような気はする。
夕方、2人の教授と会うためUSCへ。
ジョージ・ルーカスの名前を冠した建物を見つけて写真をパチリ。
来月から全米で公開される「スターウォーズ・エピソード1」は僕もぜひ見に行こうと思っている。
ま、旬の話題っていうことで(笑)。
で、いよいよCommunication学部の校舎へ。
最初のアポイントメントはEmerging Communication Technologyの授業を担当するTitus Levi教授。
いきなり「ハジメマシテ」なんてあいさつしてくるところをみると、なかなかの日本通かもしれない。
授業の内容についていくつか質問した後、出願についてのアドバイスをもらう。
エッセイについては「目的意識も明確だし、いいと思うよ」との評価。
レジュメ(履歴書)については「自分がやった仕事について具体的にどういう立場でどう関わったのか、分かりやすい言葉で書いた方がいい」とアドバイスをくれた。
例えば、番組を「企画した」は「plan」より「propose」の方が分かりやすい。
「構成した」という部分に「compose」という語を使っていたのだが、これは音楽を「作曲する」というイメージが強いので「write」とか「produce」の方がいいという。
学部では推薦状2通を要求しているのだが、それより多い分にはかまわないらしい。
「大学教授から2通、仕事の上司から2通というのがベストだね」とLevi教授。
「そうすればキミのCSUNでの成績や適性を裏付けることになる」そうだ。
なるほどね。
分かってはいたけれどやはり指摘されてしまったのがGREスコア。
「Verbalの330点は厳しいなぁ」と難しい顔をする。
僕が「条件付き合格の可能性はありませんか?」と尋ねると、教授はスクッと立ち上がり「ついてきなさい」と一言。
どこへ行くのかと思ったら行き先は学部事務所だった。
Graduate Student Service Managerになにやら話しかけ、僕にくれた書類にはLimited Status Formと書かれている。
つまり、正規学生でなく聴講生への出願書類だろう。
「どうしても授業を受けたければ聴講生として参加する手もあるよ。成績の平均がA-以上なら正規学生にステイタス変更できるし、もちろん卒業単位にも認定されるんだ」
おっ、そういう手があったか。
僕の場合は卒業証書や修士号が目的じゃないから、これは本気で検討してみる価値があるかもしれない。
教授に「教室でお会いできるのを楽しみにしています」と言って帰ろうとしたら「もし良かったら今日の僕の授業を見に来てもいいよ」とのこと。
寝不足で疲れていたのだけれど、ここまで来たら乗りかけた船だ。
「ぜひ伺います」と答える。
次のアポイントはEconomics of the Communication Industryを担当するChristopher Weare教授。
インターネットが地方自治体や市場に与える影響や政府のメディア規制などが専門ということで楽しみにしていたのだけれど、どうも話が弾まない。
うまく自己アピールできないまま、そそくさと退散することになってしまった。
う〜ん、うまくいかないもんだなぁ。
時間までキャンパスをうろうろして午後6時45分、Levi教授の授業が行われる教室へ。
「アメリカのラジオ産業史と競争」という科目だ。
今日はなんとかいうラジオ局の副社長がゲストスピーカーとして招かれていた。
彼は不振に悩むラジオ局を綿密な分析で建て直すコンサルタントとして活躍しているらしい。
インターネットとラジオの融合など興味深いトピックだったので最初は集中して聞いていたのだけれど、1時間を超えると頭がもうろうとしてくる。
質疑応答のところでラジオのデジタル化について1回発言。
教授が「彼は日本でラジオの制作に関わっていたんです」と僕を紹介すると、「Jwaveは知ってるか?」と彼。
知ってるも何もない。
「いくつかの番組を担当していました」と答えると、「僕の同僚がJwaveの編成立案に携わったんだよ」という。
ええっ、それってもしかしたら僕の推薦状を書いてくれたプロデューサーが担当してたやつじゃないの?
授業の後半はインターネットラジオについてのディスカッション。
いくつかのインターネットラジオ局、レコード会社、レコード店のウェブサイトをブラウズしながらビジネス構造について意見を交わしていく。
「この三者はやがてお互いの強みを生かしながら融合していくだろう」というのが教授の意見だ。
クリックしながら聞きたい音楽を選び、それがスピーカーから流れてくるという構造は確かに三者とも共通している。
「じゃあ、AMのトークラジオはどうなるんですか?」という質問をしたかったのだけれど、それを思いついた時には例によって議論は先に進んでしまっており、口に出すことができなかった(笑)。
面白かったのは音楽ジャンルの細分化について話題が及んだとき。
教授はラップ専門のインターネットラジオ局のウェブページを開きながら、こんな解説をする。
「例えばそのラジオ局の聴取エリアにラップファンが10万人いたとしよう。これまでの専門局はその10万人をターゲットにするしかなかったけれど、インターネットを通じて世界が市場になるとターゲットはその100倍にも1000倍にもなる。つまり、インターネットによってラジオビジネスの規模が拡大するわけだ」
なるほどね。
だけど、それはアメリカ産のエンタテイメント・コンテンツが世界市場での競争力を持っているからだ。
それに英語人口の多さが競争力を後押しするだろう。
じゃあ、日本産のエンタテイメントはどうだろう?
周りの留学生と話している感じではアジアで日本のエンタテイメントが受け入れられる可能性は高いような気がする。
アニメーションならアメリカでもいけるかな。
もちろん、言葉の壁を乗り越えるというのが条件ではあるけれど。
授業が終わったのは9時45分。
キャンパスはすっかり真っ暗になっていた。
午前9時起床で学校へ。
Computer for New Mediaの授業だ。
前半はJavaScriptの文法について。
Lingoとの類似点、相違点を比較しながら具体的な例文を作っていく。
大ざっぱな考え方は分かるのだけど、細かい部分に入ってくるとまだまだ理解が追いついていかない。
後半は実際にJavaScriptを使ったウェブ作り。
「3枚の写真をレイアウトし、カーソルがその上に来たときにステータスバーにメッセージを出す」というのが課題だ。
テキストに例題があるのでこれは簡単。
と思ったらクラスメイトはみんな苦労している。
さっさと完成させた僕の周りに集まってきて「なんでそんなことができるんだ?」と不思議な顔をしている。
僕だって理屈で理解しているわけじゃない。
例題のスクリプトを適当に修正しただけだもん(笑)。
授業の後、先学期のクラスでお世話になったStormes教授をオフィスに訪ねて推薦状を頼む。
「You were an excellent student」だなんてウソかホントか分からないヨイショがあって、気持ちよく引き受けてくれた。
いやぁ、ありがたいことだ。
帰ってきてUSCのGraduate Student Service Managerにメールを書く。
Limited Status Studentについて詳しく知りたいと思ったのだ。
「Limited Status StudentにI-20は発行されるのか?」
「秋学期のための〆切はいつか?」
「正規学生との違いは何か?」
もちろん正規学生として合格するのがベストだけれど、何といっても確率は50%だもんな。
次善の策を考えておくにこしたことはない。
日本は連休に突入したようだけれど、アメリカのカレンダーにゴールデンウィークはない。
突然思いついたけれど、アメリカに5月病ってあるのだろうか?
ないんだろうなぁ、やっぱり。
な〜んにもやる気が起こらずにダラダラ。
時代を1日だけ先取りした5月病か(笑)。
USCのGraduate Student Service Managerからさっそく返事が来た。
Limited Status StudentにI-20は発行されないという。
ってことはどこか他のI-20を出してくれる学校には所属していなければならない。
こうなったら授業料の安い語学学校にでも行くしかないか。
もちろん、正規学生として合格できればそんな心配は無用なのだけれど。
夜、Kojunが遊びに来た。
いや、遊びに来たんじゃない。
学校のラボが閉まってしまったので我が家のコンピュータで宿題のレポートを書きに来たのだ。
「明日から彼女が遊びに来るので今日中に終わらせないと…」
エライなぁ。
さすが遠距離恋愛歴7年の強者だ。
そんなKojunにつられて僕も勉強。
ファイナル論文の肉付けを始めたのだが、書きたいことが多すぎて構成がうまくまとまらない。
寝ちゃおうかなぁ、と逃避モードに入ろうとすると目の前のKojunは真剣な目つきでキーボードに向かっている。
ダメだ、ダメだ、負けるわけにはいかん(笑)。
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