Kondo MotorsでクルマをピックアップしてUCLA Extension「Fundamentals of New Media for the Entertainment Professional」最後の授業。
Yosukeさんもさりげなく潜り込んで一緒に聴講する。
前半は先週行われたファイナルテストのレビュー。
まあ、7割以上は正解できたような気がする。
自己採点、ちと甘いかな。
後半のゲストスピーカーはAlan Schlein氏。
BBC、CBS、MSNBCなどの番組を手がけたテレビプロデューサーであり、「Find it online」の著者でもある。
最初の授業のときにもらったシラバスによると、今日のトピックは「How the Internet creates community and enhances communication」。
けっこう楽しみにしていたのだが、なぜか講義の大部分は“サーチエンジンの効率的な使い方講座”になってしまった。
それはそれで興味深いトピックではあるが、僕としては少し物足りない。
そんな中で面白かったのは彼が示したあるデータだった。
現在、インターネットには全部で8億ページの情報があり、毎日6万7000ページが追加されているが、そのうちサーチエンジンで探せるのはごく一部。
登録数が最高のHotbotでも18%、ディレクトリ型のYahoo!にいたっては全体のわずか7.4%しか網羅していないのだという。
へぇ、そうなんだ。
100%は無理だとしても60%くらいはカバーしているのかと思ったのに。
毎日6万7000ページが追加されているんじゃ、網羅率はこの先どんどん低くなるんじゃないだろうか。
逆にいえば、あらゆるページを対象にした総合サーチエンジンではなく、特定のジャンルに的を絞って網羅率を高めた専門店的サーチエンジンのニーズも出てくるに違いない。
もうひとつ面白かったのはロボット型サーチエンジン利用のちょっとしたTip。
たとえば「ホワイトハウスに住んだことのある子供のリスト」を探したいとき、どんなキーワードで検索するだろうか?
僕だったら「ホワイトハウス,大統領,家族,子供」なんていう複合検索をしていただろうが、それよりも確実に目的に近づくキーワードがあるというのだ。
それは、「チェルシー,クリントン,(その他知っている限りの大統領の子供の名前),ホワイトハウス」。
なるほど、「ホワイトハウスに住んだことのある子供のリスト」には必ず「チェルシー・クリントン」という名前があってしかるべきだもんな。
抽象的な単語よりも目的のページに必ず書かれているはずの具体的な単語。
これはちょっと得した気分だ。
というわけで、とにもかくにも今学期の授業はすべて終了。
最後のクラスはちょっと拍子抜けだったけれど、「Fundamentals of New Media for the Entertainment Professional」の授業にはほぼ満足している。
最先端ビジネスの現場で働くゲストスピーカーたちの講義は興味深かったし、なにより、同じエンタテイメント業界に身を置くクラスメイトたちがどんなことに興味を持ち、各自のキャリアを新しいメディアにどう生かしていこうと考えているのかが分かったのは収穫だ。
日本でもごく近い将来、エンタテイメント業界が激動の波に見舞われるだろう。
そのときにここで身につけた知識が役に立ってくれるはずだ。
もちろん、僕はここで立ち止まるわけにはいかない。
来学期はさらに一歩進んだクラスでマルチメディアをもっともっと勉強したい。
それに英語も(笑)。
さあ、明日から3週間、日本に一時帰国。
主目的はビザステイタスの更新だけれど、テレビ・ラジオ業界の人たちと会って意見交換をするのが楽しみだ。
東京オフもあるし。
日記の更新が不定期になってしまうかもしれませんが、できるだけ頑張りますのでよろしくお願いします。
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