昨夜なんとかRYUGAKUSA7月号の原稿を書き上げて金村さんにメールで送る。
アメリカ在住のみなさま、見かけたらぜひチェックしてみてくださいね。
朝9時、まだ熟睡中の僕の耳元で電話の呼び出し音が鳴る。
寝ぼけ眼で受話器を取ると、「メイアイスピークトゥヒロフミスズキ?」と見事な片仮名イングリッシュ。
誰かと思えば放送作家の先輩でテレショップ会社「東京テレビランド」の社長、佐々木敏郎さんだ。
なんでも仕事でL.A.に滞在しており、今夜の食事をごちそうしてくれるという。
おおっ、スポンサー様の登場だ(笑)。
なにをごちそうしてもらおうかな?
詳しくは夜の更新でご報告しますね。
というわけで、本日2度目の更新。
夕方、ダウンタウンのホテルで敏郎さんと待ち合わせ。
今回はL.A.のショッピングモールを視察しに来ているということで商社の方と広告代理店の方が一緒だった。
食事までの時間を利用してビバリーヒルズのショッピングセンターBeverly Centerへご案内。
「半分はお土産ショッピングだから」といいつつ、そこはテレショップ会社の社長。
店頭のディスプレイをチェックしては「こういうのL.A.ではウケてるの?」と僕に質問を投げかけてくる。
物欲とは縁遠い生活をしている僕にそんなことを聞かれてもなぁ…(笑)。
「なんでもごちそうしてやるから食いたいもの言ってみろ」という太っ腹の敏郎さんに僕は迷うことなく「寿司食いたいっす」とリクエスト。
L.A.いい店掲示板で教えてもらったリトルトーキョーの鮨元へ3人をお連れして、苦しくなるほど寿司を食べさせてもらったのだった。
食事の後、ホテルの部屋におじゃまして2人で話し込む。
テレビショッピングの発展型としてインターネットへの本格進出を考えている敏郎さんは、当然e-Commerceにも関心を持っているのだ。
先学期の授業で習ったばかりのオンラインマーケティングの話をすると「そりゃ、面白そうだな」と聞いてくれるので、僕も調子に乗ってありったけの知識をぶつける。
僕にとっては逆にビジネスの現場で今どんなことが課題になってるのかを聞くことができて刺激的だった。
気がついたら深夜の2時半。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
東京での再会を約束して帰途についたのだった。
帰り道、フリーウェイを走る車の中で僕は小さな虚しさを感じている自分に気づいた。
日本での仕事を辞め留学してから2年。
確かに新しい知識はいくらか身についただろう。
だが、それは僕の頭の中にあるだけで具体的になんの役に立っているわけでもない。
持てる知識と経験と情熱をすべて実務に注ぎ込んでいる敏郎さんと話していると、そんな自分の“軽さ”を思い知らされてしまうのだ。
もちろん、まだまだ勉強したいことはたくさんある。
だが、その一方で、充電したエネルギーをぶつける対象を求めている自分がいる。
そろそろ出口を模索する時期なのかもしれないな。
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