ガイドブック片手に中南米縦断バス旅行の計画を練る。
日本から買ってきたガイドブックはおなじみ「地球の歩き方」。
情報が細かく具体的である分間違いもあり、「迷い方」と揶揄されることもあるのは知っているけれど、基本的には頼りになる。
というより、書店を見る限り中南米に関してのガイドブックはこれしか見つからなかったのだ。
それにしても中南米を網羅しようと思うと6冊も持ち歩かなければいけないのは大変だ。
僕の計画はL.A.からメキシコに入り、国際長距離バスを乗り継いで中米から南米へ。
さらにペルー、チリ、アルゼンチンと渡って南米最南端の町ウシュアイアへたどり着こうというもの。
去年夏のアメリカ大陸横断のときもそうだったが、陸路を行くことによって飛行機では分からない大陸の大きさを実感したいのだ。
正直なところ、中南米の歴史や文化についての知識はあまりない。
観光地としてもナスカの地上絵やマヤ、インカの遺跡は見てみないなぁ、くらいのもの。
安宿を泊まり歩きながら他のバックパッカーと情報交換し、気が向いたところに足を運んでみよう、という、実にいいかげんな旅なのだ。
入国に際してビザが必要な国はブラジルくらいで、その他の国はツーリストカードを記入すれば大丈夫らしい。
ま、今回はブラジルまで足を延ばす余裕はないだろうから、問題なかろう。
さらに「地球の歩き方」を読んでいると、「隣接諸国から陸路でコロンビアに入国する場合、黄熱病予防接種の証明書が必要」という記述を発見。
パナマからバスで南米に入ろうとすればこれは避けられない。
う〜む、L.A.で受けておいた方がいいかな、と思いつつ、さらに調べてみると、どうやらパナマとコロンビアを結ぶ地域はジャングルで、バスは走っていないらしい。
歩くこともできなくはないが、4日間も現地のガイドを雇って移動しなければならず、空路の方が安上がり。
たいていのバックパッカーもパナマ−コロンビア間は飛行機を利用するようなのだ。
それなら仕方あるまい。
現地で情報収集するとして、基本的には僕も空路で南米入りする方向で考えよう。
今回の旅で一番の心配は治安。
これまでにも東南アジアやインドを一人旅したことはあるが、中南米は初めてだから不安は大きい。
ということで、一応最新情報を確認しておこうと外務省のウェブサイトで国・地域別海外安全情報[中南米]をチェックしてみた。
なんじゃ、こりゃ!?
まるで中南米は犯罪の巣窟じゃないか。
そりゃ、外務省としては最大限の注意を喚起しなければいけないんだろうけれど、それにしてもこわすぎる。
と、思って我がLos Angelesの安全情報もチェックしてみた。
観光名所(ユニバーサル・スタジオ、ディズニーランド等)やダウンタウン(特にバスターミナル周辺)が犯罪の多発地帯となっており、様々な事件が発生しています。夜の外出は出来るだけ控えた方が賢明です。
ハリウッド地区のショッピング街であるMelrose Avenueにおいて、日本人観光客が路上に駐車し(この地区には駐車場が少ない)、ショッピングをしている間に車の窓やトランクを開けられ、旅券、貴重品、現金を盗まれるケースが頻発しています。日本人旅行者はその数も多く、貴重品を持ち歩くことから特に狙われやすいようです。また、犯人の多くがピストルやナイフを持ち歩いている危険な若者グループであるため、危害を加えられる可能性も十分にあります。万一犯人と遭遇した場合は、抵抗しないことが肝要です。
な〜んだ、L.A.も犯罪の巣窟じゃないか(笑)。
なんて笑ってる場合じゃない。
ま、最大限の注意を払うしかないよな。
ここ数日、会話集でスペイン語の勉強をしているのだけれど、付け焼き刃の感は否めず、バスのチケットでさえ買えるかどうか心許ない。
ま、あとは出たとこ勝負。
う〜む、こんなんで大丈夫なんだろうか?
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