またもやバスのモーニングコーヒーで起床。
チリに入ってからのバスには必ず軽食やランチのサービスが付いていて快適だ。
午前8時過ぎ、小雨のパラつくオソルノのバスターミナルに到着。
 
アルゼンチンへの国境越えはここからバスを乗り換えるのだ。
Bus Norte社のバリローチェ行きは午前10時半に出発。
酪農地帯と湖沿いの美しい景色をバスは走っていく。
天気が悪いのが本当に惜しまれる景色だ。
正午、チリのイミグレに到着。
  
パスポートを見せるとイミグレのおじさんは「ニッポン!」と叫んでスタンプを押してくれた。
国境を越えたとたんに周囲は雪景色に変わり、1時間ほど走ってアルゼンチンのイミグレに到着。
  
軽い荷物検査はあったものの、問題なし。
今回の旅のスタンプコレクションもこれで13個目。
おそらくこれが最後の入国となるだろう。
バリローチェに向かうにつれ、天気も回復。
雪山と湖の絶景だ。

午後4時、バリローチェに到着。
さっそくターミナルでリオガジェゴス行きのバスを探す。
うまく接続するバスが見つからなかったら今夜はこの町に1泊できる…と思っていたのだが、幸か不幸か、今夜11時30分発Andes Mar社の便が見つかってしまった。
乗り換えも含めてなんと36時間の長距離便。
昨夜と合わせて3連続の夜行バスだ。
しびれちゃうなぁ(笑)。
出発まで6時間。
タクシーでセントロへ向かい、市内散策。
  
バリローチェの町は湖を望むリゾート地。
「南米のスイス」と呼ばれているだけあって、こぎれいなホテルや土産物屋が建ち並ぶ。
あぁ、この町にもゆっくりしたいよなぁ。
急にお腹がすいてきて、目についたレストランへ。
アルゼンチンといえば肉料理、ということでステーキを注文する。

36時間のバスを乗り切るには体力が必要だ、と自分に言い訳をしてフレンチフライとトマトスープまでオーダーしてしまった。
なんだか久しぶりに食べ物らしい食べ物を食べたような気がするぞ。
さすが地元産のステーキはおいしかった。
僕の乗る23時45分発Neuquen行きはターミナルの最終バスらしく、待合室にほとんど人がいなくなる。
建物の外は寒く、窓ガラスは白く曇っている。
「こんなところで僕はなにをしているんだろう…」
今回の旅の間、何度もよぎった疑問がまたもや僕の頭を通り過ぎていく…。
<今日の支出>
トイレ 100チリペソ×2
タクシー代 US$3.65
ステーキ他夕食 US$15.40
インターネットカフェ US$4
タクシー代 US$3.75
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