午前7時半起床。
今日はウィーンへ出発する日。
3日間すっかりお兄ちゃん気分を味あわせてもらったYutoくん、Eriちゃん、Nozomiちゃんともお別れだ。
近い将来、世界的なアイスホッケー選手になったら独占インタビューに来る約束をして固い握手。
出会いと別れは旅の宿命とはいえ、やはりしんみりした気分になってしまう。
プラハ滞在中、大変お世話になったNaokoさんからいろいろ聞いているうちに娘のNozomiちゃんのビザを申請するために国外のチェコ大使館に行く必要があるという話を聞く。
一番近いのはドイツのドレスデンかオーストリアのウィーンだが、日本からのスポーツ留学は前例がなく、お役所仕事や言葉のすれ違いでトラブルの可能性もあるという。
ウィーンなら僕もちょうど行くところだし、英語通訳くらいなら力になれるかもしれません、とお手伝いを申し出た。
3日間も泊めていただいたせめてもの恩返しにそのくらいはさせていただかなくては罰が当たる。
ということで朝一番に公証人役場で書類をそろえたNaokoさんと一緒にプラハ・ホレショビッツェ駅へ。
列車での移動中、日本語の話し相手がいるというのは僕にとってもありがたいこと。
チェコでの生活について話を聞いていると4時間半はあっという間だ。
午後3時5分、列車はほぼ定刻通りウィーン南駅に到着した。
実は、プラハに続いてウィーンでもこの旅日記を読んでいる方から宿泊場所の提供をしてくださるというありがたいメールをいただいていた。
そのメールの差出人Minako Suzuki Kluengerさんが駅まで迎えに来て下さった。
またもやはじめましてなのに初めての気がしない不思議なご対面。
Naokoさんの事情を聞いたMinakoさんは「よろしかったらうちに泊まっていらっしゃらない?」とさらり。
う〜む、なんて素晴らしい人なんだ。
トラムを乗り継いでMinakoさんの家へ。
僕は、現在兵役中で家を空けている息子さんの部屋を使わせていただけるという。
さらに、ケーブルの常時接続インターネットも「好きなだけ使って下さいね」。
そりゃ、ぜいたく過ぎまっせ!
一休みした後、3人でウィーンの街へ。
ウィーンの街は清潔で空間に余裕があるなぁというのが第一印象。
これは明日以降の街歩きが楽しみだ。
プラハでは「Bar」の看板をよく見かけたが、ウィーンで目立つのは当然「Cafe」。
アルコールがダメな分カフェ好きの僕としてはこれは興味津々。
「どこかオススメのカフェ、ありますか?」という僕の質問にMinakoさんは「あそこは昔、作家や芸術家が出入りしていた老舗らしいですよ。入ってみます?」と一軒のカフェを指さす。
外見も内装もいかにも年季の入っている感じ。
あえていうならば神保町の裏路地あたりにあるクラシック喫茶という雰囲気だろうか。
コーヒーと一緒にコップの水が出てくるのがウィーン風だ。
この雰囲気はいい。
ウィーンでは街歩きと同時にカフェ巡りをしようと決意してしまった。
「今日はごちそうさせて下さいね」とMinakoさんが連れていって下さったのは日本料理店。
ぜいたくにも天ぷらと刺身を堪能させていただいたのだった。
というわけで、「Los Angeles留学日記」ミニオフ会 in ウィーン。
すげぇ、国際的じゃん(笑)。
<今日の支出>(1K<コルナ>=約3円)
プラハ〜ウィーン列車チケット 674K
列車予約料 60K
マルボロ5箱 227.50K
おみやげ用チェコの養命酒(?) 212.50K
昼食(パン&ジュース) 48K
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