ep向け蓄積型双方向コンテンツのプレゼンのため、企画構成案を持って某家電メーカーへ。
会議室に入り紹介された制作会社プロデューサーの顔を見てびっくり。
なんと5年以上前に日テレの報道特番で何度もご一緒させてもらったSさんがそこにいたのだ。
お互いの仕事ぶりを知っているだけに話は早く、内容の詰めもトントン拍子で進む。
とりあえず企画は通ったようで、出版社側のスタッフと今後の展開を確認する。
いつも通りレギュラー番組の原稿を書き、週末はTディレクターから話のあったデジタル系エンタテイメント情報番組の企画書書き。
その合間に新作映画の出資者探しのためL.A.から一時帰国しているPlanet Kidsの伊藤秀隆くんと新宿の「鼎泰豊」(ディンタイホン)で小籠包ディナー。
相変わらず精力的で刺激を受ける。
アパートの前を流れる目黒川沿いの桜が咲いていた。
日本で桜を見るのは数年ぶりのこと。
妙に嬉しくなるのはやっぱり日本人のDNAゆえか(笑)。
やっと企画書の第一稿を書き上げて、渋谷のUplink Factoryで森達也監督「A」を見る。
オウム真理教の荒木浩広報部長を中心に教団の内部に密着したドキュメンタリー。
かつて番組で何度も取材し特番にかかわった頃から、オウム信者は決して自分から遠く離れた存在ではないとどこかで感じていた。
オウムの後もサッチーなり宗男なり、あるいはビンラディンなり、メディアは常にヒールを生み出してきたけれど、世の中がバッシング一色になればなるほど、ひねくれ者の僕は逆の視点もあっていいじゃないかと思ってしまう。
その点でこの「A」は明らかにこれまでのオウムに関する一般的な報道と異なる視点を提示している。
あらゆるメディア報道に完璧な中立や絶対の真実はあり得ない。
僕らにできるのは異なる立場からの報道を見比べて、自分の頭で考えることだけだ。
来週から封切られる続編の「A2」もぜひ見に行こうと思う。
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