「トゥナイト2」でお世話になった橘寛基ディレクターと代官山にある石川次郎さんの事務所へ。
某大手プロバイダで展開される(たぶん、近日発表)石川次郎プロデュース・ブロードバンド・コンテンツのアイデアを求められる。
書籍版「Los Angeles留学日記」の帯に推薦文を書いて下さった次郎さんは、いわば恩人。
こんな形でマルチメディア留学の恩を返せるのなら僕にとっても願ったり叶ったりだ。
橘さんとブレストして、とりあえず企画メモをまとめることに。
かねてから温めていた企画に加え、別件で橘さんと画策中の新番組も連動させられたらかなり面白いことができそうな気がするのだけれど…。
「The Street Fighters」(テレビ朝日系)収録のため、渋谷のCafe Nescafeへ。
この番組ではインターネットやケータイも駆使しつつ全国のストリートアーティストを応援しているのだけれど、実際にライブを見ていると彼らのパフォーマンスやMCトークのエンタテイメント性が高いことに気づかされる。
おそらく、ライブハウスと違い通りすがりの人々の足を止めて聴いてもらわなきゃならないストリートのシビアさが彼らの話術を磨くのだろう。
映画と違い、リモコンひとつで他のチャンネルに変えられてしまうテレビとどこか共通する部分があるかもしれない。
オフ会で知り合ったソフトバンク・テクノロジーのSさんとお会いしてブロードバンド電話BBフォンについて意見を求められる。
音声電話を完全にインターネット・プロトコルに乗せてしまうBBフォンは通話料が全国一律3分7.5円。
それだけでもインパクトが大きいのに、アメリカ本土への通話料金も3分7.5円!
さらに加入者同士ならどれだけ話しても通話料はタダという、NTTキラーな電話サービスだ。
格安のYahoo!BBがADSL業界に衝撃を与え一気に価格競争が起こったように、このBBフォンも電話業界に革命を起こすに違いない。
その料金設定だけで十分じゃないかと思うのだが、Sさんは「なにかエンタテイメントとからめて面白いことできませんかねぇ」というのだ。
そんな話を聞いているうちに1つ思い出したことがある。
かつて発明された当初、ラジオは1対1の通信的用途が想定されていて、電話は逆に1対多の現在でいう放送的用途が想定されていたという逸話だ。
加入者同士はいくら繋ぎっ放しでも通話料はタダというのなら、もしかするとこのBBフォンはラジオ的メディアとして使えたりもするんじゃないだろうか?
新しい技術がメディアを変えるという好例だが、ここに旧来のラジオ番組を乗せたってつまらない。
新しいメディアには新しいコンテンツ。
もうちょっと頭をひねってみようと思う。
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