ピクリとも動けない状態は脱したものの、ギックリ腰の症状は一進一退。
とりあえず原稿を書くくらいはなんとかなるのだけれど、調子が悪いときは部屋でできるだけおとなしくしているしかない。
そんなわけでいくつかの打ち合わせを勘弁してもらって、久しぶりにまとめて本を読んでみたりする。
「引き裂かれる世界」(サミュエル・P. ハンチントン・著/山本 暎子・訳/ダイヤモンド社)
今回のイラク戦争でちょっとしたキーワードにもなった「文明の衝突」(集英社)の著者による続編。
日本向けに先行書き下ろしされたということで日本に関する著述も前作よりちょっとだけ多い。
サブタイトル通り「The Big Picture(俯瞰図)」として現実を見る1つの視点にはなるかな、という感じ。
「日本人は宗教と戦争をどう考えるか」(橋爪 大三郎、島田 裕巳・著/朝日新聞社)
有名な社会学者と宗教学者が「宗教とはなにか」「宗教は戦争の原因になるのか」「9.11はテロか殉教か」を真っ向から語り合った討論集。
たまたま(?)現代世界の支配文明になり「グローバルスタンダード」とか言って普遍性を主張しているキリスト教西欧文明は単に世界の「一部」であり「特殊」でしかないというのは、よく分かる。
問題は「彼ら」がそれを理解していないところにあるんじゃないかというのは、留学中に何度も経験したことだ。
「タイムトラベルの哲学」(青山 拓央・著/講談社)
哲学者が書いた時間論。
「哲学的にタイムトラベルは説明できるのか」という問題をていねいに分かりやすく、さらにちょっとだけ面白くまとめてある。
分かりやすいとはいえ要所は何度かくり返して読まないと理解できず、普段この種の頭を使っていないのが自覚される。
こういうのってCGとかバリバリ使ってテレビで説明したらずっと面白くて理解しやすいのになぁ、なんて考えてしまうところがマジメな僕(笑)。
「The Street Fighters」(テレビ朝日系)のウェブサイトで始まったCDの試験販売は予想を上回る大反響。
深夜番組とはいえ全国24局ネットのパワーは、独立系ウェブビジネスをやっている人には垂涎ものだろう。
テレビ屋がそれに気づいていないのは幸か不幸か。
同じ「The Street Fighters」(テレビ朝日系)で応援してきた沖縄のストリート出身アーティスト「HY」のアルバム「Street Story」がバカ売れらしい。
近所のTSUTAYAでは店内の一番目立つ場所にディスプレイされているし、来週号の「オリコン」でも初登場で上位(もしかしたら1位かも!)にランクインするとか。
彼らのパワーをもらって番組の視聴率も急上昇といきたいところだ。
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