「出会い系」、法律で規制されるらしいですね。
正式名称「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」。
まったくバカな法律作るなぁ、と思いつつ、僕が考えたのは「出会えない系」。
名前がいいでしょ?(笑)
見知らぬ誰かと会えるから面白いんで、「出会えない」んだったら誰もやらねーよ! というご指摘はごもっとも。
厳密に言うとこの企画は、相手に希望する数多くの条件が互いに一致する何百万人に1人の運命の人以外とは「出会えない」というサービスなのです。
普通の出会い系サイトはいかに多くの人と出会えるかが売りですが、この「出会えない系」では、あなたと条件が合わない人とは絶対に出会えないのが売り。
逆に言えば、ここで出会えた相手とはお互いに相性が合う確率がメチャクチャ高いというわけです。
例えば、あなたは交際相手にどんな条件を求めますか?
身長、体重、年令、職業、収入、星座、血液型、住んでいる場所?
そんなのは序の口ですね。
好きなアーティスト、好きな映画、好きな本、好きなクルマ、好きな食べ物、好きなブランド?
こういう趣味がピタッと一致する相手と会ってみたくありませんか?
さらに、座右の銘、行ってみたい国、足のサイズ?
ここまで一致する相手はもう他人じゃありませんよね?
さらに、「ベッカムって好き?キライ?」とか「民主党と自由党の合併、賛成?反対?」なんていう時事アンケートもどんどん条件として追加して、相性(?)の精度を高くしていきます。
しかし、いつまでたっても条件を満たす人が現れないんじゃつまらない。
そこで、自分の条件を自由に変えて、適合する人数が何人いるかだけは分かるようにする。
つまり、結果的に自分がどの条件で高望みし過ぎているかが分かり、日々の恋愛シーンを反省できてしまったりするわけです(笑)。
メディアを持たない個人(個人だけじゃないけど)のコミュニケーションコストを劇的に下げるのがインターネットの本質。
ニュースに取り上げられる「不適切な出会い」の何十倍も生まれているはずの素晴らしい出会いを促進することも考えた方がいいと思うんですけどねぇ。
ご意見、ご感想はメールか「イン的エン屋掲示板」へどうぞ。
|