「Los Angeles留学日記」

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1月7日(金)
時差ボケか、朝の5時に目が覚めてしまった。
無理にでも寝ようと思ったのだけれど、まったく眠れず、ベッドの中で本を読み始める。
というわけで、「社長失格〜ぼくの会社がつぶれた理由」(板倉雄一郎/日経BP社)読了。

これはかつてHot Cafeというインターネット広告システムのベンチャー企業「ハイパーネット」を立ち上げたものの、37億円の負債を抱えて会社を倒産させてしまった著者自身による回顧録。
日本でも再びインターネット関連のベンチャーが注目され、僕自身も新しいインターネットのプロジェクトを立ち上げようと考えているだけに内容がとてもリアルに感じられた。

そして、思ったのは「やっぱり僕に企業の経営は無理だなぁ」ということ。
新しくて魅力的なコンテンツのアイデアを出す自信はあるけれど、それをきちんとしたビジネスとして運営するのはまた別の才能だ。
さらに、それをシステムとして構築する技術力が僕にはない。
もちろん、ビジネスやテクノロジーについても勉強しているつもりだけれど、これについては僕よりずっと優れた実力を持っている人がいるはずだ。
餅は餅屋。
僕の仕事はやっぱりコンテンツ作りが中心になるんだろうと思う。

ところで、どこかで面白い話を聞いたことがある。
それは、アメリカでは一度ベンチャーの経営に失敗した人が新しい事業を立ち上げるのが比較的簡単だという話。
つまり、「こいつはかつて痛い目に遭っているから同じ失敗を繰り返さないだろう」というわけで資金が集まりやすいというのだ。

なるほど、それは一理あるなぁ、と思っていたら、偶然にもインターネットでこんな記事を見つけた。

おおっ、「社長復活」だ。
日本でも敗者復活が可能なら、それはいいことだと思う。

夕方、近くのスターバックスでテレビ朝日「I'm」のL.A.班ディレクターと打ち合わせ。
東京とのチームプレイがなかなか思うように進まず苦労している様子。
毎日顔を合わせていたって意思の疎通がうまくいかない番組はいくらでもあるんだもん、しょうがないよなぁ。
僕に手伝えることがあればぜひ協力したいと思う。


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