「Los Angeles留学日記」

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2月14日(月)
Strategies for the Online Entertainment Gold Rushの授業へ。

まずは、クラスメイトが持ち寄った(実は、これが毎週宿題になっている)デジタル関連のニュースについてのディスカッションから。
僕が興味を持ったのは「ニューヨークでインターネットに特化した法律事務所がオープンした」というトピック。
これだけインターネットが普及すると様々な法律問題が発生しているのだろう。
新しいメディアの特質に造詣の深い弁護士でなければ解決できないケースが増えているに違いない。

続いて「広帯域インターネットを使う50の理由」と題されたハンドアウトが配られる。
どうやらEureka Broadbandという会社の広告記事らしい。

「ブリタニカ百科事典の項目を10秒以内で表示するため」
「リアルタイムで映画を見るため」
「上司に見つかる前にオンラインショッピングを終えるため」
「コロンビア大学の会計学の授業をライヴで受講するため」
「T3(広帯域回線の名称)はスペルが簡単だから」
「Size does matter(大きさがものを言う=映画「ゴジラ」の有名なコピー)だから」

〜などなど、真面目なものからジョークまで読んでいるだけで面白い。
というわけで、今日のテーマは「テレビの未来」。
ゲストスピーカーのTerrence Cole氏(双方向テレビ会社IntertainerのSenior Vice President)がPVR(Personal Video Recorder)と名付けられたオン・デマンド配信システムから広告のカスタマイズ、テレビショッピングまで双方向テレビの現状を説明する。

後半はさらにAcademy of Television Art & ScienceのPresident、Jim Chabin氏が加わってのディスカッション。
その中で僕が最も印象に残ったのは彼のこんな一言だった。

「Don't focus on technology. Focus on the user. Because human nature never changes」
(技術に注力するな。ユーザーに焦点を合わせろ。人間の本質は変わらないのだから)

そういえば、ずいぶん前にあるテレビディレクターとこんな話をしたことがある。
「人間が心を動かされる物語っていうのはもう出尽くしちゃったんじゃないかなぁ。極端に言えばギリシア神話と聖書とシェイクスピアが全部描いてしまったんじゃないだろうか?」

もちろん、時代によって背景や登場人物は違うし、メディアによって表現形態は変わる。
だが、人間の根元的な欲求や葛藤、それにカタルシスは大して変わっていないんじゃないか、というのが僕らの仮説だった。

今、インターネットという新しいメディアが登場し、技術の可能性が様々に取りざたされているけれど、すべてのエンタテイメントは最終的に人間の本質に基づいた物語に収束する。
Chabin氏が言わんとしたのはそんなことじゃないかと思う。

しかし、もしそうだとしても、新しいメディアだからこそよく伝えられる物語があるに違いない。
もうしばらくそれを模索したいと僕は思うのだ。

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