いつもならすっかり週末気分でのんびりしてしまうところだけど、今日は今学期唯一のウィークエンドクラスの日。
眠たい目をこすりながらUCLAのキャンパスに向かう。
今日の授業はTranslating Convergence into Job Opportunities: A Primer for Entertainment Professionals。
エンタテイメント産業とITビジネスの融合が始まりつつある中でエンタテイメントのプロフェッショナルたちがどう対応していくべきなのかというのがテーマだ。
ITビジネス・アナリストのFran Pomerantz氏をコーディネーターに、NBC.comの元Vice President、Lisa Crane氏やParamount Digital EntertainmentのPresident、Leonard Washington氏など8人のゲストスピーカーが招待され、自らの経験を語っていくというスタイルで講義は始められた。
まず最初にPomerantz氏が生徒たちの現在の職業を尋ねる。
それによると、テレビ関連が6割、映画関連が3割、その他音楽や広告関連が1割という比率。
「 for Entertainment Professionals」とタイトルにうたっているとはいえ、いわゆるギョーカイ人が100人以上も集まるとはすごい。
それだけ時代のニーズがあるということなんだろう。
ちなみに「1日2時間以上インターネットに接続している人?」という質問には75%くらいが挙手していた。
少し寝不足だったせいで集中力が今ひとつ。
英語が耳に入ってきてはいるのだけれど、なかなか頭の中でコトバが意味を成してくれない。
どうにか聞き取ってメモできたのは…
「金融、販売、教育に続くインターネットの有効な使い道はエンタテイメントだ」
「双方向性を持つインターネットはユーザーをコンテンツに巻き込んでいくメディアであり、それゆえにユーザーの感情に訴えることが容易である」
「誰もが自己表現できるのがインターネットの特徴だが、誰もが集客力のあるコンテンツを創り出せるとは限らない。Storytelling(話を面白く伝える)のテクニックが必要なのは他のメディアと同じであり、エンタテイメント業界でノウハウを積んでいるあなた方は比較的優位なポジションにいると考えられる」
「テクノロジーについてはエンジニアに任せ、できるだけ忘れよ。それよりもあなた方が熟考すべきはブランディングとUser Experienceである。快適で便利で楽しくなければユーザーはクリック1つで他のサイトに逃げていくだろう」
後半はインキュベーター(直訳すれば孵化場=ベンチャービジネスの支援システム)を使った起業方法やビジネスプランの構築方法など具体的な話になったのだけれど、集中力の途切れた僕の頭を素通りしていく。
やっぱり寝不足はいかんな(笑)。
それにしてもL.A.のギョーカイ人たちの目が真剣なこと、真剣なこと。
もしかしたら数年のうちにこの中から大ブレイクする人もいるんだろうなぁ。
いつもWestwoodキャンパスに来るのは夜なので、日中のキャンパスがまぶしい。
土曜日のどことなくのんびりした雰囲気が嬉しくて、キャンパス内をブラブラ歩き回り、ついデジカメのシャッターを何回も切ってしまった。
いい感じでしょ?
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