で、「反論〜ネットワークにおける言論の自由と責任」（ニフティ訴訟を考える会編／光芒社）読了。
これは、ネットワーク上で起きた初の名誉毀損訴訟とされる「ニフティ訴訟」の第一審で敗訴した被告側からの反論の書。
コミュニケーションの場は「運営者がすべての責任を背負い、発言者は自らの発言の適・不適の判断も責任者に委ねるべき」か「発言に関する一切の責任をそれぞれの発言者が担い合い、結果的に運営者の権力と責任を逓減し得るべき」かという論争に後者の立場から問題提起している。

双方向性、プライバシーや匿名性、情報伝達スピードや範囲の広さなど、既存メディアとは明らかに質の異なるネットワークの場にはどんなルールがふさわしいのか、大いに考えさせられた。
良書だと思う。

夕方、篠原さんとダウンタウンから東に車で20分ほど走ったRowland Heightsへ。
「むちゃくちゃ辛くて旨い鍋食べませんか？」といけしたさんが誘って下さったのだ。

フリーウェイを降りると、漢字の看板が並ぶ一帯に出た。
こんなところにもチャイニーズ系の町があるとは知らなかったぞ。
待ち合わせのショッピングモールもほぼ100％中華系の店が入っている。

そして、いけしたさんおすすめのレストランがここ「台北呉記」。

なんでも、台湾人の友だちとよく食べに来るのだという。

英語があまり通じないウェイターに注文して５分後、出てきたのがこれ！

その名も「麻辣火鍋」！
２つに仕切られた鍋の片方は透明だが、もう片方は真っ赤っか！
香辛料が効いたスープに魚肉の練り物や野菜、肉を入れて食べるのだが、これが辛いのなんの。
あっという間に体中から汗が噴き出してくる。
ただの唐辛子ではなく、なんだか不思議な香辛料が入っていて、クセになる感じ。
もう、箸が止まらない（笑）。

苦しくなるまで鍋をつついた後は近くの茶店でタピオカティー。
お互いの近況報告をしながら楽しい一夜を過ごしたのだった。