E3(Electronic Entertainment Expo)最終日。
昨日、一昨日より少し遅めに会場に入って取材のお手伝い。
 
今回が4回目の取材という橘ディレクターいわく「毎年必ず直前に展示をキャンセルする会社があってブースが歯抜けになっているもんなんだけど、今年はそれがないねぇ」。
3日間丸々かけて取材しても回りきれないほど広い会場が展示で埋め尽くされているということは、それだけデジタルエンタテイメント業界の元気の良さを示しているのだろう。
昼過ぎにE3の取材をすべて終え、Cosmo Gamesというサンタモニカのゲームショップへ。
実は、今日、ここでプレステ2の「鉄拳タッグトーナメント」大会が開催されているのだ。
 
まだプレステ2が発売されていないアメリカでこれをプレイできる数少ないチャンスということで、集まったゲームファンは50人以上!
画面を見つめる目も真剣だ。
というのも、優勝賞品がなんとプレステ2だから!
みんな、なんとか頑張って優勝したいのだ。
集まったファンにインタビューすると、「10月に発売されたら絶対買いたい」口を揃えて答える。
 

実は、このショップでは貴重な輸入版を$699.99で販売しているが、さすがに子供の小遣いじゃ手が出ないよなぁ。
「日本とは特別なルートを持っている」と店長が豪語するだけあって、店内には様々な最新日本語ソフトが並んでいる。
なんと先月発売になったばかりのドリキャス用「サンバDEアミーゴ」も専用コントローラー付きで展示されていた。
トーナメントの順番待ちの子供が何人か挑戦するも、操作に慣れていないこともあってなかなかいいスコアが出ない。
そして、それを見ていた橘ディレクターの目がキラリと光った!

ラテンのリズムに合わせ、腰使いも軽やかにマラカスをシェイクする橘さん。
あまりのスーパーテクニックぶりにギャラリーが集まり、ハイスコア更新と同時に拍手が巻き起こる。
さすが、日本を代表するゲームディレクターだぜ!(笑)
あまりに楽しそうなので、僕も初挑戦!

スコアはイマイチだけど、こりゃ、慣れてきたら楽しいに違いない。
E3会場で“プレイ”したギターフリークスも欲しくなっちゃったんだけど、これもいいなぁ。
それにしても30過ぎの男が2人もノリノリになってるのを見てアメリカの子供たちはどう思ったんだろう(笑)。
そうこうしているうちにトーナメントも終了。
賞品が優勝者に授与された。

嬉しいだろうなぁ。
夜は渡辺浩弐さん、カプコンの稲船プロデューサー、田中さん、ファミ通.comの是枝編集長と我らが「トゥナイト2」チームの総勢10人でコリアタウンへ。
コーディネーターのちなみさんおすすめの韓国風焼肉だ。
料理がおいしかったのは言うまでもなかったのだが、僕にとってはゲーム業界の裏話が聞けたのが楽しかった。
特にマルチメディアとエンタテイメントについて深い洞察を持つ渡辺さんの話は僕の脳みそをいたく刺激する。
たった数時間話しただけで授業5〜6回分の情報量とインスピレーションを受けた気分。
あんなこともできる、こんなこともやりたいと想像力がふくらんでいくのだ。
今、僕の頭の中に新しい企画の種がいくつも混乱したまま渦を巻いている。
この刺激を忘れないうちにじっくり思考を巡らせて種を発芽させたいと思う。
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