「Los Angeles留学日記」

TOP

留学総合掲示板
総合掲示板過去ログ1
10 11 12
13 14 15 16 17 18 19 20
今日はこれが英語で言えなかった1
  掲示板
L.A.いい店やれる店
掲示板
チャット
書籍版のご紹介
イン的エン屋掲示板

筆者Profile  最新版
学校選び編
TOEFL対策編
出願編
合格〜渡米準備編

渡米〜生活準備編1
コミカレESL編1
98年夏休み編1
大学院98年秋1
10 11
98-99年冬休み編1
大学院99年春1
10 11
99年夏休み1  
アメリカ大陸横断ドライブ1 
10
再び99年夏休み編1
語学学校99年秋1 
1999年12月 
2000年1月 2月 3月 4月
5月 6月 7月 8月
中南米縦断バスの旅
2000年9月 10月 11月 12月
2001年1月 2月 3月
世界一周の旅
2001年9月 10月 11月 12月
2004年〜最新

留学生リンク1  
アメリカ大学リンク
Los Angeles生活便利リンク
スライドショー

CD-ROM付き書籍出版への道1
 
更新履歴1

メール

Civilian casualties update
Amazon.co.jp アソシエイト


6月6日(火)
いつものようにLife and Language in the U.S.: Conversation and Idiomsの授業へ。

今日の発見は「アメリカでは道路工事などが夏に多い」ということ。
そういえば最近、幹線道路が工事渋滞していることが多い。
日本では予算を使い果たすために年度末の2〜3月に工事が集中するけれど、アメリカでは今が年度末なのだろうか?
素朴な疑問をTerry先生にぶつけてみた。

その答は…
「ごめんなさい。会計年度がいつから始まっていつ終わるかは分からないわ。もしかしたらちょうど今が年度末なのかもしれない。でも、もうひとつ考えられるのは、4月から新会計年度が始まって、今はお金が潤沢にある時期なのかもしれない、ということね」

なるほど、あるお金はとりあえず使っちゃおう、という考え方もアメリカっぽいかもしれないな。
さすが、貯蓄率が低いお国柄だ(笑)。
弁当の好きなおかずは最後まで取っておいてゆっくり食べる僕には、やっぱり農耕民族の血が流れているらしい(笑)。

帰宅して読書。
で、「ティッピング・ポイント」(マルコム・グラッドウェル・著/高橋啓・訳/飛鳥新社)読了。

「ティッピング・ポイント」とは「あるアイデアや流行、社会的行動が敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間」のこと。
それまで知られていなかった本が一躍ベストセラーになったり、ニューヨーク市で突然犯罪率が低下したりといった「急激で大きな変化」を引き起こす「小さな原因」を明らかにしようというのが著者の狙いだ。

著者はある現象がティッピング・ポイントに至る指針として3つの原則を挙げている。

「1.少数者の原則」
ある現象が爆発的に広がるにあたって決定的な役割をはたす人々。

「2.粘りの要素」
記憶に残り行動を促す感染力の強いメッセージ。

「3.背景の力」
感染が起こる時と場所の条件と状態。

中でも僕が興味をそそられたのは「1.少数者の原則」の部分。
著者によれば、ある現象が爆発的に広がるにあたって決定的な役割をはたす人々は次の3つに分類されるという。

「媒介者(コネクター)」
友人や知人を作る並はずれたコツを知り、口コミの輪を大きく広げる能力を持つ人。
いわば、人脈の専門家。

「通人(メイヴン)」
どうすればトクできるかという情報を積極的に集め、それを他人に教えたがっている人。
いわば、情報の専門家。

「セールスマン」
他人の行動を変える強い影響力を持っている人。
いわば、説得の専門家。

これまで様々な流行やヒット商品、社会現象を生み出すのにマスメディアのはたす役割が大きかったのはマスメディアがこれらの要素を兼ね備えていたからだ。
しかし、個人も同じ土俵で情報発信ができるインターネットの普及は真の意味での口コミを大きく加速させるに違いない。

製品を売り出そうとしているメーカーも、選挙に当選したいと思っている政治家も、世の中を変えたいと思っている革命家も、インターネット上の「媒介者(コネクター)」「通人(メイヴン)」「セールスマン」を味方につけることが必須の条件になるのではないだろうか?
メディアに載せないことで都合の悪い情報を隠し通そうとすることはますます難しくなるだろう。

今、進行中のインターネットプロジェクトでは、そんな潮流に火をつけたいと思っている。

これ、日記才人(にっきさいと)の登録ボタンです。いつもその1票に励まされてます。

Previous  Next