昼頃起き出してきて引き続きRYUGAKUSAの原稿。
とりあえず第一稿の形は整ったものの、なんとなく納得がいかない感じ。
一晩寝かせてまた明日再検討しようと思う。
1週間後に迫った一時帰国に向けて定期購読している新聞の一時配送停止を電話で依頼。
ホントはその他の雑誌も停止したいところだけど、英語で交渉するのがめんどくさく、ついそのままにしてしまう。
日本に持っていくノートパソコンの設定もしなきゃいけないが、これがまた手間がかかる。
インターネットのサーバ上にすべての設定を保存してどの端末からアクセスしても同じ設定で使えるようにしてくれるサービスはないのかなぁ。
The Industry Standard(6月5日号)のリーディング。
「From Print Page To Web Page」(65ページ)という記事が、雑誌や新聞など紙媒体の広告をウェブサイトにつなげる新ビジネスを紹介している。
取り上げられているのはDigimarc、DigitalConvergence、GoCodeといった企業。
広告紙面に埋め込まれたデジタル透かしやバーコードを特別なスキャナで読みとることで広告主のウェブサイトに誘導するというのがその手法だ。
普通に考えたらわざわざそんなめんどくさいことはしないと思うけれど、ものすごい特典がついていたらやってみようと思うかな。
むしろこの仕掛けが有効なのは紙媒体よりテレビじゃないだろうか。
テレビCM(あるいは番組の中で紹介される情報、アイテム、人物、商品など)をクリックすると詳細情報にアクセスできるという仕組みは当然考えられているだろう。
画面がある優位性という意味ではテレビゲームやビデオ、DVDも。
画面を見ながらクリックできる場所を必死で探している自分を想像すると笑えるけれど。
全米の大学が行ったビジネスプランコンテストの優勝者を紹介する「Battle of the B-Plans」(201ページ)という記事ではDartmouth CollegeのMBA学生たちのMovieshares.comという企画が印象に残った。
これはごく普通の人が最低$100から映画製作に出資できるというシステム。
インターネット上でシナリオを読んで「これは面白い!」と思った作品に誰もが出資者として参加できるのだ。
監督や俳優、脚本家が自分を売り込む機能も持っているという。
発想としてはインディーズっぽいけれど、映画ファンが「育てる喜び」まで共有できるというのは面白い。
通常ルートでは採算が見込めずボツになるであろう企画から小ヒットでも出てきたら映画業界にとっての刺激となるだろう。
製造業では消費者のオーダーに合わせてラインを動かす受注生産が増えてきているけれど、この動きがエンタテイメント業界にも波及するのか?
「本当のクリエイターっていうのはユーザーのニーズを超越したところでまったく新しいものを作るのさ」という声も当然出てくるだろうけれど、それも最終的にユーザーに評価されなければ主張し続けるのは難しいだろう。
そんなこととは関係なく「欲しいものを作ってよ」というユーザーの声はインターネットというメディアを通じてますます大きくなるのは確実だと思う。
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